【第一屋製パン(2215)】クロス取引コスト試算【12月権利】
第一屋製パン(2215)は、2025年に株主優待制度を再導入した製パン大手です。この記事では、2026年12月権利確定分の株主優待をクロス取引(つなぎ売り)で取得する場合のコストや必要資金、在庫確保のポイントを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
この記事の結論
- 第一屋製パンの12月株主優待は 子会社スリースター製菓が製造する焼き菓子(クッキー・レーズンサンド)の詰め合わせ(100株保有)
- クロス取引コストの目安: 約19円(100株・SBI証券の短期一般信用・3日保有の貸株料ベース)
- 必要資金(100株): 約78,000円(現物買い60,000円+信用売り保証金30%・2026-07-02終値ベース)
- 優待金額は公式に非公表のため、コストに対する優待利回りは事前に算出できない点に注意
- 継続保有条件: なし(100株を1回のクロスで取得可能)
優待の額面が公表されていないため「利回り重視」で選ぶ銘柄ではありませんが、必要資金が10万円未満と少額で、クロスコストも数十円程度に収まる取り組みやすい銘柄です。
第一屋製パンの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 2215 |
| 権利確定月 | 12月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 子会社スリースター製菓製造の焼き菓子詰め合わせ(クッキー・レーズンサンド) |
| 優待金額(最低単元) | 非公表(要確認) |
| 継続保有条件 | なし |
| 必要資金(100株) | 約78,000円(現物買い60,000円+信用売り保証金30%) |
第一屋製パンは「第一パン」ブランドで知られる製パン会社で、株主優待は同社グループの菓子製造子会社であるスリースター製菓が手がける焼き菓子の詰め合わせです。2025年12月権利分ではクッキーとレーズンサンドが贈呈対象となりました。
優待の対象は100株以上を保有する株主で、保有株数によって内容が変わる段階的なティア制度は設けられていません。つまり、100株保有でも1,000株保有でも贈呈される優待は同一内容の焼き菓子詰め合わせ1セットとなります。長期保有によるアップグレードもないため、クロス取引でシンプルに取得しやすい設計です。
なお、優待品の額面(金額相当)は公式に公表されていません。食品系の優待は現物のため金額換算がしにくく、Yahoo!ファイナンスや各優待情報サイトでも「-」と表示されています。金額を基準にコスト対効果を判断するのではなく、「少額のコストで自社グループの焼き菓子が受け取れる」という位置づけで検討するのが実態に合っています。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-07-02の終値(600円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
参考までに、SBI証券の短期一般信用(貸株料年率3.90%)で100株を3日間クロスした場合の貸株料は、600円 × 100株 × 3.90% ÷ 365 × 3日 = 約19円です。売買手数料は各社の「株主優待クロス」向け無料枠や現物買付無料枠を使えばゼロに抑えられるケースが多く、コストの中心は貸株料となります。
配当落調整金については、第一屋製パンが配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
一般信用の在庫と権利日スケジュール
第一屋製パンは必要資金が10万円未満と少額で取り組みやすいため、権利日が近づくと一般信用の売り在庫が動きやすい傾向があります。優待の焼き菓子が話題になった時期には人気が高まる可能性があるので、早めの在庫確保が安心です。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。無期限一般信用の貸株料年率0.80%
- SMBC日興証券: 一般信用(売方)が使える選択肢。貸株料年率1.90%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
権利日スケジュール(2026年12月)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月30日(水) | 権利確定日(記録日) |
12月末は年末で取引所の営業日が限られるため、権利付最終日は例年より前倒しになります。年末の慌ただしい時期と重なるので、在庫確保・発注のスケジュールは余裕を持って組んでおくと安心です。クロス取引の基本的な流れは以下の通りです。
- 権利付最終日の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保する
- 同じ日に現物買い同数(100株)を発注する(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備をする
- 権利落ち日(または翌営業日)に現渡し決済を実行する
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生します(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄があるので、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄では、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意が必要です
- 約定不成立: 寄り付き前の注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に出来高の少ない小型銘柄で起こりやすい)
- 在庫切れ: 一般信用の売り在庫は数量に限りがあり、権利日直前には枯渇することがあります。早めの確保を心がけてください
- 最低取引株数: 優待取得には100株のクロスが必要です。単元未満(端株)では優待条件を満たしません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- 第一屋製パンの12月株主優待は、子会社スリースター製菓製造の焼き菓子詰め合わせ(100株保有)
- 必要資金は約78,000円(100株)、クロスコストは短期一般信用で約19円が目安
- 優待金額は非公表のため、利回りよりも「少額で自社グループの焼き菓子が受け取れる」点を重視して検討するのがおすすめ
- 継続保有条件はなく、1回のクロスで取得できるシンプルな銘柄
- 興味があれば、まずは SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・GMOクリック証券・SMBC日興証券 の在庫状況をチェックしてみてください
関連記事
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 第一屋製パン 株主優待情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2215.T/incentive
– 第一屋製パン 株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2215.T
– 本記事の情報は2026年7月3日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

