【北海道コカ・コーラボトリング(2573)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- 北海道コカ・コーラボトリングの12月株主優待は、100株保有で「Coke ON®ドリンクチケット5枚(25本分・4,500円相当)」「自社商品1ケース(4,224円相当)」「自社商品詰め合わせ22本入り(3,300円相当)」から選択(出典: 公式サイト株主優待ページ)
- クロス取引コストの目安: 約128円(100株を、SBI証券・楽天証券の一般信用(短期、年率3.9%)で3日程度利用できた場合を前提とした貸株料試算。ただし2573がSBI証券・楽天証券の一般信用売建の対象銘柄かどうかは本記事執筆時点で公式に確認できていません。三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券については、公式の取扱銘柄リストに2573が含まれていないことを確認済みです)
- 必要資金(100株): 約518,700円(現物買い399,000円+信用売り保証金30%・2026/08/20終値3,990円ベース)
- 配当落調整金の実質コスト: 期末配当(1株15円想定)を受け取る場合、税率差により約305円が別途発生
- 在庫の傾向: 三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券では2573の一般信用取扱いが確認できず、SBI証券・楽天証券についても取扱いの有無自体が本記事執筆時点で公式に確認できていません(詳細は下記「一般信用在庫の取りやすさ」参照)
- 継続保有条件: なし(公式サイトで確認済み。優待は保有株数のみで判定され、保有年数による優待額の増額制度は設けられていません)
北海道コカ・コーラボトリングの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 2573 |
| 権利確定月 | 6月・12月(年2回、各月末日基準) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | Coke ON®ドリンクチケット/自社商品/自社商品詰め合わせのいずれかを選択 |
| 優待金額(最低単元・最大) | 4,500円相当(Coke ON®ドリンクチケット5枚〈25本分〉を選択した場合) |
| 必要資金(100株) | 約518,700円(現物買い399,000円+信用売り保証金30%) |
保有株数別の優待内容(全ティア・出典: 公式サイト株主優待ページ)
| 保有株数 | Aコース:Coke ON®ドリンクチケット | Bコース:お好きな自社商品 | Cコース:自社商品詰め合わせ |
|---|---|---|---|
| 100株以上999株以下 | 5枚(25本分)4,500円相当 | 1ケース 4,224円相当 | 22本入り 3,300円相当 |
| 1,000株以上 | 6枚(30本分)5,400円相当 | 2ケース 8,448円相当 | 28本入り 4,170円相当 |
3コースはいずれか1つを選択する仕組みで、重複での受け取りはできません。申込期間は12月権利確定分が翌年4月上旬から約1.5ヶ月、6月権利確定分が同年9月上旬から約1.5ヶ月に設定されており、期限内に申込を行わないと優待を受け取れない点に注意が必要です(出典: 公式サイト株主優待ページ)。なお、公式サイトの対象株主の定義は「毎年6月30日及び12月31日現在の100株以上ご所有の個人株主」であり、法人名義の株主は対象に含まれていません。Coke ON®ドリンクチケットの利用には専用アプリのインストールが必要で、チケットごとの利用期限は到着後の案内に明記されるため、受け取り後は早めに手続きすることをおすすめします。
北海道コカ・コーラボトリングは、コカ・コーラシステムの中で北海道エリアを独占的な販売地域とするボトラー企業です。2026年12月期第2四半期(中間期)決算では売上高約285億円(前年同期比3.3%増)を確保した一方、原材料・エネルギーコストの影響で営業利益は約7億円(前年同期比33.4%減)と減益となりました(出典: Yahoo!ファイナンス 決算情報ページ、2026年8月6日開示分)。東京証券取引所スタンダード市場と札幌証券取引所に重複上場する地方色の強い銘柄で、値がさ株ではないものの日々の出来高は数千株程度と厚くはなく、一般信用の売り在庫も潤沢とは言えない傾向があります。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-08-20の終値(3,990円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
北海道コカ・コーラボトリングの配当は2026年12月期会社予想で中間配当15.00円・期末配当15.00円、年間合計30.00円です(出典: Yahoo!ファイナンス配当ページ、2026-08-20確認)。12月末の権利確定日は期末配当(1株15.00円)の基準日にも該当します。
⚠️ 配当落調整金は「原則相殺」ではありません。一般信用取引の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額を信用売り側で負担します。一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額です。100株保有の場合で試算すると、税引前配当は1,500円(15円×100株)、現物側の税引後受取額は約1,195円(1,500円×(1-0.20315))となり、差額の約305円が実質コストとして発生します。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、証券会社が年間の他の取引と自動的に損益通算し、口座内で利益が出ていれば還付されます。損失が残る場合は確定申告で最大3年間繰り越すことができます。
一般信用在庫の取りやすさ
北海道コカ・コーラボトリングは東証スタンダード上場で出来高が少なめの銘柄です。三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券では2573が一般信用の取扱銘柄リストに含まれていないことを公式に確認済みです。SBI証券・楽天証券については、2573が一般信用売建の対象銘柄かどうか本記事執筆時点で公式に確認できていません。一般信用取引を検討する場合は、事前に各証券会社の取扱銘柄をご確認ください。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 2573は同社の一般信用(長期)取扱銘柄に含まれていません(2026-07-14確認)。取扱状況は変更される可能性があるため、最新の取扱銘柄一覧をご確認ください
- SMBC日興証券: 2573は同社の一般信用売建可能銘柄リスト(2026-07-31版)に含まれていません。取扱状況は変更される可能性があるため、最新の取扱銘柄一覧をご確認ください
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保
- 同じ日に現物買い同数を発注(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備
- 権利落ち日(または翌営業日)に現渡し決済を実行
権利日スケジュール(2026年12月権利)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月31日(木) | 権利確定日(記録日) |
端株戦略と上位ティア(1,000株)を目指す際の考え方
北海道コカ・コーラボトリングの優待は、公式サイトで確認した限り保有年数による増額制度は設けられていません。100株以上999株以下と1,000株以上の2区分のみで、いずれも「各基準日(6月30日・12月31日)時点の保有株数」だけで判定されます。
このため、コメダホールディングス等でみられるような「端株1株を常時保有して株主番号の連続記録を積み上げ、数年かけて優待をアップグレードする」戦略は、この銘柄には当てはまりません。基準日に必要な株数を保有していれば、前回までの保有状況にかかわらずその区分の優待を受け取れます。
- 100株ティア(4,500円相当)を狙う場合:各基準日に100株をクロス取引すれば足ります。継続保有は不要です
- 1,000株ティア(5,400円相当)を狙う場合:各基準日に1,000株をクロス取引すれば足ります。ただし必要資金は約519万円(3,990円×1,000株×1.3)となり、貸株料コストも10倍になるため、100株ティアとの優待額の差(900円)に対してコスト効率は大きく低下します
| 到達ティア | 優待額/回(Aコース基準) | 必要な継続保有 | 端株1株の保有コスト |
|---|---|---|---|
| 100株ティア | 4,500円相当 | 不要(基準日に100株保有していれば可) | ―(端株保有は不要) |
| 1,000株ティア | 5,400円相当 | 不要(基準日に1,000株保有していれば可) | ―(端株保有は不要) |
優待区分の判定条件が今後変更される可能性もあるため、実施前に株式事務代行会社または公式サイトの株主優待担当窓口への確認を推奨します。端株(1株未満・1株単位)を活用した継続保有戦略そのものについては、端株戦略とは?継続保有条件のある銘柄でクロス取引する裏技を解説で仕組みを解説していますが、北海道コカ・コーラボトリングには上記の通り継続保有による優待増額制度自体が存在しないため、この銘柄では端株を使った継続保有戦略は不要です。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してください
- 配当落調整金: 上記の通り、一般信用では源泉徴収なしで配当金と同額を負担するため、税率差分(100株の場合約305円)が実質コストとして発生します
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。出来高が少なめの銘柄のため特に注意が必要です
- 在庫切れ: 東証スタンダード上場で出来高が限られる銘柄のため、一般信用の売り在庫が権利付最終日前に不足する可能性があります
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株以上の保有が必要です。単元未満の保有では優待の対象になりません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- 北海道コカ・コーラボトリングの12月優待は、一般信用の在庫を確保できた場合、実質コスト約433円(クロスコスト約128円+配当落調整金の税率差約305円)で4,500円相当の優待を取得できる計算です(100株・2026/08/20終値ベース)。ただし2573の一般信用取扱いはSBI証券・楽天証券を含め公式に確認できていないため、取引前に必ず各証券会社の取扱銘柄をご確認ください
- 保有年数による優待増額制度はなく、基準日の保有株数のみで優待区分が決まります
- 出来高が限られる銘柄で、三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券では取扱いがないことが確認されています。SBI証券・楽天証券についても取扱いの有無を事前に確認したうえで取引してください
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券で2573の一般信用売建が可能かどうかを確認してみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 北海道コカ・コーラボトリング公式サイト 株主優待ページ: https://www.hokkaido.ccbc.co.jp/ir/stock-information/
– Yahoo!ファイナンス 株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2573.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2573.T/dividend
– Yahoo!ファイナンス 株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2573.T
– Yahoo!ファイナンス 決算情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2573.T/financials
– 本記事の情報は2026年8月20日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

