【日本マクドナルドホールディングス(2702)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- 日本マクドナルドホールディングス(2702)の12月株主優待は、100株以上を継続保有する株主に「優待食事券」(バーガー類・サイドメニュー・ドリンクのお引換券がそれぞれ6枚ずつ、計18枚で1冊)が贈られる制度です
- 重要な注意点: この優待は同一株主番号で6月末・12月末の株主名簿に3回以上連続して100株以上の保有が記録されて初めて対象になります。単発のクロス取引だけでは受け取れません
- 単元クロス(100株・3日程度)の実質コストは約245円(SBI証券・一般信用短期を利用した場合の目安)
- 必要資金(100株): 約991,900円(現物買い763,000円+信用売り保証金30%・2026/07/17終値ベース)
- 継続保有条件を満たすための実務的な対策として、端株(1株)を常時保有する戦略を後半で解説します
日本マクドナルドホールディングス(2702)の株主優待内容と継続保有条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 2702 |
| 権利確定月 | 6月末・12月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 優待食事券(バーガー類・サイドメニュー・ドリンクのお引換券がそれぞれ6枚ずつ、計18枚で1冊) |
| 優待の対象者 | 継続して1年以上(3回以上連続記録)保有する株主のみ |
| 必要資金(100株) | 約991,900円(現物買い763,000円+信用売り保証金30%) |
保有株数・継続期間による優待冊数の違い(公式IR確認済み)
| 保有株数 | 継続保有条件 | 優待冊数 |
|---|---|---|
| 100株以上300株未満 | 同一株主番号で3回以上連続記録 | 1冊 |
| 300株以上500株未満 | 同一株主番号で3回以上連続記録 | 3冊 |
| 500株以上 | 同一株主番号で3回以上連続記録 | 5冊 |
| いずれの株数でも | 継続記録が3回未満(初回〜2回目まで) | 優待なし |
「3回以上連続して記載」とは、6月末・12月末の株主名簿に同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が記録されていることを指します。最短でも1年以上(6月・12月・翌6月、または12月・6月・翌12月の3回分)の継続保有が必要になる計算です。株主番号は相続・婚姻・転居・証券会社の変更などで変わる場合があり、その場合は記録がリセットされる点にも注意が必要です。
日本マクドナルドHDは2025年12月期(第55期)の連結売上高が416,602百万円、営業利益53,257百万円と、いずれも過去5年で最高水準を更新しています(出典: 同社IR財務指標サマリー)。直営店・フランチャイズ店合わせて全国に3,000店舗規模を展開する国内最大級のハンバーガーチェーンであり、優待食事券は全国どの店舗でも使える汎用性の高さから、一般信用売りの在庫が権利月ごとに早期に埋まりやすい人気銘柄の一つです。ただし前述の継続保有条件があるため、優待目当てで新規にクロスだけを行っても即座には受け取れない点が、他の優待クロス銘柄と大きく異なります。
クロス取引のコスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-07-17の終値(7,630円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
100株を3日程度クロスする場合の目安(一般信用・短期)は以下の通りです。
| 証券会社 | 種別 | 年率 | 3日分の目安コスト |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 一般信用(短期) | 3.90% | 約245円 |
| 楽天証券 | 一般信用(短期) | 3.90% | 約245円 |
| GMOクリック証券 | 一般信用(短期) | 3.85% | 約241円 |
| SMBC日興証券 | 一般信用(売方) | 1.90% | 約119円 |
日本マクドナルドHDは2026年12月期の配当を1株64円(会社予想)としています。配当を実施している銘柄のため、権利確定日に現物買い・信用売りの両方を保有していれば、現物側で配当を受け取り信用売り側で同額の配当落調整金を支払う形になり、両者は原則相殺されるためクロス取引の実質コストへの影響は限定的です。
権利確定スケジュール(2026年12月権利)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付き最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月31日(木) | 権利確定日(基準日) |
2026年12月31日は年末休場のため、東証の年内最終営業日(大納会)は12月30日(水)となります。権利付き最終日・権利落ち日はこの休場を考慮して2営業日前倒しになる点にご注意ください。優待食事券の発送は例年、12月末権利確定分は翌年3月末頃です。継続保有条件を満たしている株主に限り、この時期に優待食事券が届きます。
端株戦略で継続保有コストを最小化する方法
前述の通り、日本マクドナルドHDの優待は「同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が記録」されて初めて対象になります。クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため保有株数がいったんゼロに戻り、証券会社によっては口座を解約しない限り株主番号自体は維持されますが、保有株数がゼロの期間があると「継続して100株以上を保有していた」という記録の連続性に疑義が生じるリスクがあります。この不確実性を避けるための現実的な対策が、端株(1株)の常時保有です。
手順:
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し、常時保有し続ける(同一株主番号を維持することが目的)
- 各基準日(6月末・12月末)の権利付き最終日に100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 端株1株と合わせて合計101株保有となり、「100株以上」の条件を満たす
- 権利落ち日以降、現渡しで100株分を決済。端株の1株はそのまま持ち続ける
⚠️ 端株1株単独では「100株以上」の条件を満たさないため、必ず単元クロス(100株)と組み合わせて101株を記録させる必要があります。「99株クロス」のような単元未満のクロスは実務上できません。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 端株1株購入(一時費用) | 約7,630円 |
| 100株クロス 貸株料(3日)/回 | 約245円(SBI証券・短期一般信用の場合) |
| 年2回(6月・12月)クロスの合計 | 約490円/年 |
| 継続記録3回(1年以上)に必要な累計コスト | 端株購入約7,630円+クロス3回分約735円 |
端株での継続記録カウントの可否は、証券会社の口座管理方式や株式事務代行会社(みずほ信託銀行)の運用によって扱いが異なる可能性があります。実施前に証券会社または株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
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注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料。一般信用取引なら原則ゼロですが、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄のため、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 人気銘柄のため、権利付き最終日が近づくと一般信用売りの在庫がなくなる傾向があります
- 最低取引株数: 優待の対象となる最低株数は100株です。単元未満(端株のみ)では優待自体の対象になりません
まとめ
- 日本マクドナルドHD(2702)の12月優待食事券は、単発のクロス取引では受け取れず、同一株主番号で3回以上連続した100株以上の保有記録が必要です
- 100株クロスの実質コストは約245円(SBI証券・短期一般信用の目安)と小さいものの、継続保有条件の達成には端株1株の常時保有など計画的な準備が必要です
- 継続保有を目指す場合は、まずSBI証券・楽天証券などの端株対応口座の状況を確認してみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 日本マクドナルドホールディングス公式IR 株主優待ページ: https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/individual/shareholder_benefits/
– 日本マクドナルドホールディングス公式IR 財務指標サマリー: https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/summary/
– Yahoo!ファイナンス 日本マクドナルドホールディングス株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2702.T
– Yahoo!ファイナンス 日本マクドナルドホールディングス株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2702.T/incentive
– 本記事の情報は2026年7月18日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

