【ケンコーマヨネーズ(2915)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】
この記事の結論
- ケンコーマヨネーズの3月株主優待は100株保有で自社製品1,000円相当、1,000株以上保有では2,500円相当の詰め合わせ(3種類から選択)が受け取れます
- クロス取引コストの目安: 一般信用(短期、SBI証券・楽天証券、年率3.9%)を利用した場合、100株・3日保有で貸株料は約65円。これとは別に、配当落調整金による実質コスト(後述)が約711円発生する見込みで、両者を合わせた実質コストは優待金額1,000円に対して約7〜8割を占める水準になります
- 必要資金(100株): 約264,290円(現物買い203,300円+信用売り保証金30%・2026年8月7日終値2,033円ベース)
- 在庫の傾向: 100株クロスであればSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券など主要ネット証券で一般信用の取扱いが確認されています(SMBC日興証券は売建単位が1,000株のため100株クロスには利用できない可能性があります。詳細は後述)。人気度を示す需要ランク(公開データ)は現時点で不明です。権利付最終日直前は在庫が薄くなりやすい一般的な傾向を踏まえ、早めの手当てを推奨します
- 継続保有条件: なし(保有株数のみで優待内容が決まります)
ケンコーマヨネーズの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 2915 |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 自社製品(レストランの味(マヨネーズ500g)・コールスロードレッシング・クリーミー金ごまドレッシングの詰め合わせ) |
| 優待金額(最低単元) | 1,000円相当 |
| 必要資金(100株) | 約264,290円(現物買い203,300円+信用売り保証金30%) |
保有株数別の優待ティアは以下の通りです。
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上1,000株未満 | 自社製品詰め合わせ | 1,000円相当(税抜) |
| 1,000株以上 | 自社製品詰め合わせ(【1】〜【3】のいずれかを選択) | 2,500円相当(税抜) |
(出典:ケンコーマヨネーズ公式 株主優待ページ https://www.kenkomayo.co.jp/ir/kabushiki/yuutai 、2026年8月確認)
※公式ページでは1,000株以上のティアにのみ「【1】・【2】・【3】からいずれかお選びください」という選択制の記載があります。100株以上1,000株未満のティアについては選択制を明示する記載が確認できなかったため、詰め合わせ内容が固定か選択制かは公式サイトで最新の表記をご確認ください。
ケンコーマヨネーズはマヨネーズ・ドレッシング類(売上構成比31%)、タマゴ加工品(同24%)、サラダ・総菜類(同23%)、フレッシュサラダ・和惣菜等(同20%)の4分野を中心に構成される業務用中心の食品メーカーです(残り約2%はその他事業。出典:Yahoo!ファイナンス 企業情報ページの連結事業データ)。2026年3月期の実績は売上高923億54百万円・純利益29億26百万円、2027年3月期は売上高970億円・純利益28億40百万円を会社側が予想しており、増収ながら利益はやや減益の見通しです(出典:Yahoo!ファイナンス 業績ページ)。優待は自社製品の詰め合わせという性質上、換金性は高くありませんが、家庭用マヨネーズやドレッシングを使う世帯であれば実用性のある内容といえます。
1,000株以上保有すると3種類のセットから選べる点が優待の特徴です。ただし1,000株保有には現物のみで約203万円(2,033円×1,000株)、クロス取引で在庫を確保する場合は信用売り保証金30%を加えて約264万円の資金が必要になるため、クロス取引で優待のみを狙う場合は100株単位が現実的な選択肢になります。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月7日の終値(2,033円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
ケンコーマヨネーズの2027年3月期会社予想配当は年間70.00円(中間35.00円・期末35.00円)です(出典:Yahoo!ファイナンス配当情報、2026年8月確認)。3月末の権利確定は期末配当(35.00円)に対応します。
権利日スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2027年3月29日(月) | 権利付最終日 |
| 2027年3月30日(火) | 権利落ち日 |
| 2027年3月31日(水) | 権利確定日(記録日) |
配当落調整金の実質コスト
配当落調整金は「原則相殺」ではありません。一般信用取引の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で支払う一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額になります。両者は相殺されず、差額が実質コストとして発生します。
100株の場合の内訳は次の通りです。
- 税引前配当(期末35.00円×100株): 3,500円
- 現物側の税引後受取額(3,500円×(1-0.20315)): 約2,789円
- 差額(実質コスト): 約711円
貸株料(SBI証券・楽天証券の短期一般信用、年率3.9%、100株・3日保有で約65円)と合わせると、実質コストの合計は優待金額1,000円に対して約7〜8割を占める水準になります。優待自体の目的が「自社製品を実際に使いたい」という場合を除き、コスト効率を重視するなら他の権利確定月・他銘柄と比較検討することをおすすめします。
なお、特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、証券会社が年間の他の譲渡益・配当所得と自動的に損益通算し、口座内の利益状況によっては還付が生じる場合があります。損失が通算しきれず残る場合は確定申告で最大3年間の繰越控除が可能です。
一般信用在庫の取りやすさ
ケンコーマヨネーズは知名度の高い大型優待銘柄と比べると認知度がやや低い銘柄です。100株クロスであればSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券での一般信用の取扱い自体は確認されています(SMBC日興証券は売建単位が1,000株のため、本記事が主題とする100株クロスには利用できない可能性があります。詳細は後述の各社比較をご確認ください)。人気度を示す需要ランク(公開データ)は現時点で確認できません。優待金額が1,000円相当と小さいことから、需要が集中しにくい銘柄である可能性がありますが、権利付最終日が近づくにつれ在庫が薄くなる傾向は他の優待銘柄と同様に想定しておくべきです。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%(別途プレミアム料が発生する銘柄区分に指定されている可能性があるため、最新の適用料率は同社サイトの信用取引銘柄情報でご確認ください)
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%。ただしケンコーマヨネーズは同社の一般信用売建可能銘柄一覧上、売建単位が1,000株とされており、100株単位でのクロスには利用できない可能性があります。利用前に同社サイトで最新の取扱い単位をご確認ください
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日(2027年3月29日)までに、一般信用売りの在庫を確保
- 同じ日に現物買い100株を発注(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備
- 権利落ち日(3月30日)または翌営業日に現渡し決済を実行
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合に発生する追加コスト)。一般信用なら原則ゼロですが、一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるので、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 上記の通り、期末配当35.00円(100株で3,500円)に対し、一般信用では源泉徴収なしで満額を負担するため、現物側の税引後受取額との差額約711円が実質コストとして発生します
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。ケンコーマヨネーズは出来高がそれほど大きくないため注意が必要です
- 在庫切れ: 主要ネット証券での一般信用の取扱い自体はありますが、需要ランク(人気度)は不明な銘柄のため、権利付最終日が近づくにつれ在庫がなくなる可能性を見込み、早めに手当てすることを推奨します
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株以上の保有が必要です。単元未満株では優待は付与されません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- ケンコーマヨネーズの3月優待は100株保有で1,000円相当の自社製品。貸株料と配当落調整金の実質コストを合わせると、優待金額の大半を占める水準になる点に注意が必要です
- 在庫の需要ランクは公開データがなく不明なため、権利付最終日が近づく前の早めの在庫確保をおすすめします
- 興味があれば、まずはSBI証券や楽天証券の在庫状況をチェックしてみてください
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【出典・参考】
– ケンコーマヨネーズ公式 株主優待ページ: https://www.kenkomayo.co.jp/ir/kabushiki/yuutai
– Yahoo!ファイナンス ケンコーマヨネーズ(2915) 株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2915.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス ケンコーマヨネーズ(2915) 配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2915.T/dividend
– Yahoo!ファイナンス ケンコーマヨネーズ(2915) 株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2915.T
– 本記事の情報は2026年8月9日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

