【マーケットエンタープライズ(3135)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- マーケットエンタープライズ(3135)の株主優待は500株以上を継続保有した株主を対象に、25,000円相当のデジタルギフトが贈呈されます
- 適時開示PDF原文によると「2025年12月末日および2026年6月末日を基準日とする株主優待はこれまでと同様に実施し、2026年12月末日を基準日とする株主優待より内容の変更を適用いたします」とされており、2025年12月権利確定日までに500株以上を保有し、その後1年以上継続保有していることが条件です。2026年8月時点で新たに500株を取得してクロス取引を行っても、2026年12月権利でこの優待を受け取ることはできません
- なお2025年12月割当・2026年6月割当は保有期間を問わず対象とされており、今回の長期保有条件は2026年12月基準日から新たに適用されるものです
- 必要資金(500株): 約759,850円(現物買い584,500円+信用売り保証金30%・2026年8月21日終値ベース)
- 在庫の傾向: 継続保有条件が複雑なため、一般的な人気優待銘柄ほど在庫競争が激しくない可能性があります
- 継続保有条件: あり(2025年12月権利確定日までに同一の株主番号で500株以上を保有し、その後1年以上継続保有。クロス取引の現渡しで一時的に0株になると株主番号が途切れる可能性がある点に注意。2026年12月基準日から適用開始のため、2026年8月時点で新規に保有を始めても今回の12月権利には間に合いません)
マーケットエンタープライズの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3135 |
| 権利確定月 | 6月末・12月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 500株 |
| 優待内容 | デジタルギフト(Amazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayマネーライト、dポイント、au PAYギフトカードなど複数の選択肢から任意に交換可能) |
| 優待金額(500株・継続保有条件達成時) | 25,000円相当 |
| 必要資金(500株) | 約759,850円(現物買い584,500円+信用売り保証金30%) |
保有株数・継続保有期間による優待の区分は以下の通りです。
| 保有株数 | 継続保有条件 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|---|
| 500株以上 | 2025年12月権利確定日までに500株以上を保有しており、その後1年以上継続保有(2025年8月14日付適時開示「株主優待制度の変更に関するお知らせ」の定義:毎年12月31日および6月30日の株主名簿において、同一の株主番号で500株以上を3回連続で記録または記載されていること。2025年12月末・2026年6月末・2026年12月末の3回の基準日が対象) | デジタルギフト(複数選択肢から交換) | 25,000円相当 |
2025年8月14日付適時開示「株主優待制度の変更に関するお知らせ」のPDF原文によると、「2025年12月末日および2026年6月末日を基準日とする株主優待はこれまでと同様に実施し、2026年12月末日を基準日とする株主優待より内容の変更を適用いたします」とされています。また「500株以上・1年以上継続保有」については、「毎年12月31日および6月30日の株主名簿において、同一の株主番号で500株以上を3回連続で記録または記載されていることを指します」と定義されています。つまり2025年12月権利確定日までに500株以上を保有し、その後1年以上継続保有していることが条件です。なお2025年12月割当・2026年6月割当については保有期間を問わない経過措置が取られていたため、この長期保有条件は2026年12月基準日から新たに適用されるものです。
この条件により、2026年8月時点で新たに500株を取得してクロス取引を行っても、2026年12月権利でこの優待を受け取ることはできません。2025年12月の権利確定日時点ですでに500株以上を保有し、その後継続して保有している株主のみが対象です。この点は本記事末尾の出典リンク(マーケットエンタープライズ 2025年8月14日付適時開示「株主優待制度の変更に関するお知らせ」)でも改めてご確認ください。
マーケットエンタープライズは、ネット完結型のリユース事業(不用品の一括査定・買取サービスなど)を主力に、メディア事業、モバイル通信事業を展開する企業です。2026年8月14日発表の2026年6月期決算では、親会社株主に帰属する当期純損失76百万円(7,600万円)を計上しており、直近は赤字決算となっています(出典: Yahoo!ファイナンス業績ページ、2026年8月確認)。優待の金額自体は25,000円相当と個人投資家向け優待の中では比較的高水準ですが、500株(約58万円相当)の保有に加えて3回連続の継続保有記録が必要という条件の複雑さから、単純な短期クロス目的での一般信用需要は、条件がシンプルな優待銘柄と比べてそれほど過熱しない可能性があると考えられます。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月21日の終値(1,169円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
2026年12月権利の日程
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付き最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月31日(木) | 権利確定日(基準日)※取引所は12/31〜1/3が休場のため、実質的な年内最終営業日は12月30日(水)です |
500株を一般信用(短期)でクロスした場合の貸株料の目安は、SBI証券・楽天証券(年率3.90%)で3日保有なら約187円、GMOクリック証券(短期・年率3.85%)で約185円です。これに加えて現物買い・信用売りそれぞれの売買手数料がかかります(証券会社により無料〜数百円)。
マーケットエンタープライズは配当を実施していないため(2017年6月期以降、会社予想を含め継続して1株あたり0円)、配当落調整金は発生しません(出典: Yahoo!ファイナンス配当情報ページ、2026年8月確認)。
端株戦略で継続保有コストを最小化する方法
⚠️ この記事の対象である2026年12月権利について、2026年8月時点でこれから500株を取得しても対象にはなりません。 公式IRの条件は「2025年12月権利確定日までに500株以上を保有されており・その後1年以上継続保有いただいている」ことであり、今から新規に保有を始めても間に合いません。以下で紹介する端株戦略は、2026年12月より後の将来の基準日(2027年12月以降)で継続保有条件を満たすことを目指す場合の考え方です。
この銘柄の継続保有条件は「2025年12月権利確定日までに500株以上を保有し、その後1年以上継続保有していること」であり、株数不問の条件ではありません。各基準日(6月末・12月末)において実際に500株以上を保有している必要があるため、端株1株だけを保有し続けても条件そのものは満たせません。
そこで有効なのが、端株1株を「株主番号の維持」のためだけに常時保有し、各基準日をまたぐタイミングで500株(5単元)をクロス取引して合計501株にする方法です。
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し、常時保有し続ける(株主番号を途切れさせないことが目的)
- 権利付最終日までに500株をクロス(現物買い500株+一般信用売り500株)→ 合計501株保有となり、基準日時点で「500株以上」の条件を満たす
- 権利落ち後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)で500株分を決済。端株1株はそのまま保有を継続する
- これを6月末・12月末の基準日ごとに繰り返し、3回連続(実質1年以上)で500株以上の記録を積み上げる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 端株1株購入(一時費用) | 約1,169円 |
| 500株クロス 貸株料(5日想定)/回・SBI証券 | 約312円 |
| 年2回(6月・12月)合計 | 約624円 |
この方法であれば、権利月以外は端株1株分の資金拘束だけで済み、5単元クロスは権利月の前後のみに限定できるためコストを最小化できます。
⚠️ 端株1株保有だけでは「500株以上」という数値条件そのものは満たせません。あくまで各基準日に500株クロスを実施して501株にそろえることが前提であり、端株はその間の株主番号の連続性を維持するための手段です。株主番号の継続可否や端株保有中の取り扱いについては、事前に株式事務代行会社(信託銀行等)への確認を強く推奨します。
⚠️ また、継続保有のカウント中に証券口座を変更すると株主番号がリセットされる可能性があります。端株1株の保有および各基準日の500株クロスは、同一の証券口座を継続して使用してください。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
一般信用在庫の取りやすさ
継続保有条件が複雑な銘柄のため、優待利回りだけを見て短期的に殺到する一般的な人気優待銘柄と比べると、在庫の消化スピードは比較的緩やかな傾向にあると考えられます。とはいえ在庫状況は日々変動するため、権利付最終日が近づいたら各証券会社のサイトで直前に確認することをおすすめします。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してください
- 配当落調整金: マーケットエンタープライズは配当を実施していないため、配当落調整金は発生しません
- 継続保有条件を満たせないと優待を受け取れない: 公式IRの条件は「2025年12月権利確定日までに500株以上を保有されており・その後1年以上継続保有いただいている」ことです。2025年8月14日付適時開示「株主優待制度の変更に関するお知らせ」に記載の正式な定義は「毎年12月31日および6月30日の株主名簿において、同一の株主番号で500株以上を3回連続で記録または記載されていること」であり、クロス取引で現渡しして一時的に0株になると株主番号が途切れ、条件を満たせなくなる可能性があります。2026年8月時点で新たに500株を取得しても、2026年12月権利ではこの優待を受け取れません。この点に最も注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座か一般口座で実行してください
- 最低取引株数: 優待を受け取るための最低必要株数は500株です。売買単位(100株)だけでは優待の対象になりません
まとめ
- マーケットエンタープライズの2026年12月優待(500株・継続保有条件達成時25,000円相当)は、2025年12月の権利確定日までに500株以上を保有し継続保有している株主のみが対象です。2026年8月時点でこれから500株を取得しても、2026年12月権利では受け取れません
- 端株1株を常時保有しつつ権利月に500株クロスを繰り返す方法は、2026年12月より後の将来の基準日(2027年12月以降)で継続保有条件の達成を目指す場合の考え方です
- 実行前に必ず株式事務代行会社に端株保有中の株主番号の扱いを確認してください
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
【出典・参考】
– マーケットエンタープライズ公式IR 株主優待情報: https://www.marketenterprise.co.jp/ir/stockbond/stockbond_03.html
– マーケットエンタープライズ 適時開示「株主優待制度の変更に関するお知らせ」(2025年8月14日付・PDF): https://www.marketenterprise.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3135_20250813541005_P01_.pdf
– マーケットエンタープライズ株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3135.T
– マーケットエンタープライズ株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3135.T/incentive
– マーケットエンタープライズ配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3135.T/dividend
– マーケットエンタープライズ業績情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3135.T/performance
– 本記事の情報は2026年8月22日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

