【富士山マガジンサービス(3138)】クロス取引コスト試算【12月】
この記事の結論
- 富士山マガジンサービスの12月株主優待は、100株保有で雑誌定期購読の10%割引券+2,000円分割引クーポン、500株保有でデジタルギフト25,000円相当(6か月以上の継続保有で35,000円相当)が受け取れます
- クロス取引コストの目安(100株): 貸株料約59円(一般信用・5日保有・SBI証券短期年率3.90%の場合)
- 必要資金(100株): 約143,260円(現物買い110,200円+信用売り保証金30%・2026-07-03終値ベース)
- 権利確定月は12月末の年1回。継続保有の判定には6月末・12月末の2回連続の株主名簿記載が使われます
- 継続保有条件: あり(500株のデジタルギフト増額分のみ・6か月以上)
デジタルギフトを狙う場合は500株(約71.6万円相当の資金)が必要ですが、100株からでも定期購読を利用する方向けの割引券が受け取れます。以下でコストと注意点を整理します。
富士山マガジンサービスの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3138 |
| 上場市場 | 東証スタンダード |
| 権利確定月 | 12月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 売買単位 | 100株 |
| 優待内容(100株) | 雑誌定期購読10%割引券・2,000円分割引クーポン 等 |
| 優待内容(500株) | デジタルギフト25,000円相当(継続6か月以上で35,000円相当) |
| 配当(会社予想) | 1株16円(2026年12月期・Yahoo!ファイナンス確認) |
| 必要資金(100株) | 約143,260円(現物買い110,200円+信用売り保証金30%) |
本記事の優待内容・株数・権利月は、当初96ut.com掲載の暫定データを起点に、Yahoo!ファイナンスの株主優待情報で確認・修正しています。最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
富士山マガジンサービスは雑誌の定期購読を取り扱うオンライン書店「Fujisan.co.jp」を運営する企業です。株主優待は保有株数によって内容が大きく分かれます。
保有株数別の優待内容(全ティア)
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 雑誌定期購読10%割引券・2,000円分割引クーポン 等 | 割引券(金額不定・利用額により変動) |
| 500株以上(6か月未満) | デジタルギフト | 25,000円相当 |
| 500株以上(6か月以上継続) | デジタルギフト | 35,000円相当 |
デジタルギフトはAmazonギフトカード・PayPayマネーライト・QUOカードPay・dポイント・図書カード等、20種類以上から選べる汎用性の高い内容です。一方で100株保有時は定期購読向けの割引券が中心のため、定期購読を利用する方に向いた優待といえます。
なお、100株保有時には教育事業(入学金割引・個別授業チケット等)に関する割引特典が案内される場合もありますが、対象サービスを利用する方に限られる条件付きの特典です。金額相当が大きく見えても実際に使える範囲は限られるため、割引券は利用予定がある方のみ価値がある点に注意してください。
継続保有条件と純粋なクロスの注意点
500株のデジタルギフトが35,000円相当に増額されるのは「6月末日・12月末日の株主名簿に、同一株主番号で2回以上連続して500株以上の保有が記載または記録されていること」が条件です。優待そのものは12月末の年1回付与ですが、継続判定には6月末の名簿も参照されます。
ここで注意したいのが、クロス取引(つなぎ売り)は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数が一時的にゼロになる点です。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、純粋なクロスの繰り返しだけでは継続保有のカウントが積み上がりません。
増額分(35,000円相当)を狙う場合は、SBI証券のS株や楽天証券のかぶミニ等で端株(1株)または現物株を常時保有して株主番号を維持し、各基準日には不足分を単元単位でクロスする方法が考えられます。端株での継続記録カウントの可否は条件文言により異なるため、実施前に株式事務代行会社への確認を強くおすすめします。100株の割引券のみを狙う場合は継続保有条件は関係しません。
クロス取引のコスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)と手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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100株でクロスする場合の目安コストは、SBI証券の一般信用(短期)年率3.90%・5日保有で、110,200円×3.90%÷365×5日=約59円です。500株でデジタルギフトを狙う場合は551,000円が現物買いの元手となり、同条件の貸株料は約294円になります。優待価値(500株で25,000円相当以上)に対してクロスコストは小さく収まる水準です。
※株価は2026-07-03の終値(1,102円)を使用しています(2026-07-05は休場日のため直近営業日の終値)。株価変動により実際のコストは異なります。
富士山マガジンサービスは会社予想で1株16円(2026年12月期・Yahoo!ファイナンス確認)の配当を実施しています。権利確定日に現物買い・信用売りの両方を保有していれば、現物側で配当を受け取り、信用売り側で同額の配当落調整金を支払うため、両者は原則相殺されます(源泉徴収タイミングの差等を除く)。配当落調整金がクロスコストに全額上乗せされるわけではありません。
2026年12月の権利確定スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月30日(水) | 権利確定日(記録日・大納会) |
12月末権利は年末最終営業日(大納会)が絡むため、権利付最終日が例年より早まる傾向があります。2026年は12月31日が休場のため、実質的な記録日は12月30日です。
一般信用在庫の取りやすさ
12月末は年末の優待銘柄が集中し、人気銘柄の一般信用在庫は早めに枯渇する傾向があります。500株単位で確保する場合はとくに、権利付最終日の数営業日前から在庫を確認しておくと安心です。以下は各証券会社の一般的な傾向です。
- SBI証券: 在庫数が最多。19:00頃の在庫補充直後が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合の追加コスト)です。一般信用なら原則ゼロのため、必ず一般信用であることを確認してください。
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で配当落調整金として相殺されます。所得税の還付タイミングにずれが生じる点に注意してください。
- 約定不成立: 寄り付き前の注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(とくに小型銘柄)。
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫には限りがあり、権利付最終日直前には枯渇することがあります。500株単位の確保はとくに早めの行動が必要です。
- 最低取引株数・NISA不可: デジタルギフトは500株以上が条件です。またクロス取引(信用取引)はNISA非対応のため、特定口座または一般口座で実行してください。
まとめ
- 富士山マガジンサービスの12月優待は、100株で定期購読向けの割引券、500株でデジタルギフト25,000円相当(継続6か月以上で35,000円相当)
- 100株のクロスコストは貸株料約59円、必要資金は約143,260円(2026-07-03終値ベース)が目安
- デジタルギフト狙いは500株の資金と、増額を目指す場合は継続保有の維持が前提
- まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券などで一般信用の在庫状況をチェックしてみてください
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【出典・参考】
– 富士山マガジンサービス 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3138.T/incentive
– 富士山マガジンサービス 株価・配当(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3138.T
– 本記事の情報は2026-07-05時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・公式IRでご確認ください。
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

