【Sun Asterisk(4053)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- Sun Asteriskの12月株主優待は、600株以上の保有で株主優待ポイント5,000ポイント(1年未満保有の場合)が付与される制度です
- クロス取引コストの目安: 約1,300円(600株の場合・一般信用SBI証券短期3日想定+配当落調整金の実質コスト込み)
- 必要資金(600株): 約364,260円(現物買い280,200円+信用売り保証金30%[84,060円]、2026年8月21日終値467円ベース)
- 在庫の傾向: 東証プライム上場銘柄で、権利月直前は一般信用売りの需要が高まりやすい傾向
- 継続保有条件: あり(公式条件は「2025年12月末及び2026年12月末現在の自社株主名簿に継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること、以降、毎年12月末現在の株主名簿に、継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること」。2025年12月末の基準日は本記事執筆時点(2026年8月22日)で既に経過しているため、これから取得を始める場合、2026年12月権利の「1年以上保有」ティアは対象外です)
Sun Asteriskの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4053 |
| 権利確定月 | 12月末 |
| 最低必要株数 | 600株 |
| 優待内容 | 株主優待ポイント(「Sun Asteriskプレミアム優待倶楽部」経由で5,000種類以上の商品と交換、または共通株主優待コイン「WILLsCoin」への交換が可能) |
| 優待金額(最低単元・1年未満保有) | 5,000円相当(5,000ポイント) |
| 必要資金(600株) | 約364,260円(現物買い280,200円+信用売り保証金30%) |
保有株数・保有期間別の全ティア(Yahoo!ファイナンス 株主優待情報より確認)
| 保有株数 | 1年未満保有 | 1年以上保有 |
|---|---|---|
| 600株以上 | 5,000ポイント | 6,000ポイント |
| 900株以上 | 10,000ポイント | 12,000ポイント |
| 1,000株以上 | 15,000ポイント | 18,000ポイント |
| 2,000株以上 | 40,000ポイント | 45,000ポイント |
| 3,000株以上 | 80,000ポイント | 85,000ポイント |
| 4,000株以上 | 80,000ポイント | 120,000ポイント |
※ポイントは1ポイント=1円相当として、提携先の商品との交換に利用できます。有効期限や交換方法の詳細は運営元の優待ポイントサービスの規約に従うため、実際の利用前に必ず公式案内をご確認ください。
本制度の継続保有条件は、公式に「2025年12月末及び2026年12月末現在の自社株主名簿に継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること、以降、毎年12月末現在の株主名簿に、継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること」と定められています(Yahoo!ファイナンス 株主優待情報より確認)。2025年12月末の基準日は本記事執筆時点(2026年8月22日)で既に経過しているため、これから株式を取得する場合、2026年12月権利における「1年以上保有」ティア(6,000ポイント等)の対象にはなりません。上表の「1年以上保有」列は制度の全体像を示すものであり、今回の権利では基本的に「1年未満保有」列の金額が対象になる点にご注意ください。
さらに、株主番号が変更された場合、保有していたポイントは失効となり繰越はできません。繰越が認められるのは同一株主番号で連続2回以上株主名簿に記載され、かつ600株以上継続保有している場合のみで、繰越できるのは最大2回分です(同上出典)。クロス取引は現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)によって一時的に保有株数がゼロになる取引のため、株主番号の継続性に影響が出ないか留意が必要です。
Sun Asteriskはベトナムを中心とした開発体制を強みに、企業の新規事業開発をデジタル技術とビジネス設計の両面から継続的に支援する会社です。連結事業の構成(2025年12月時点)はクリエイティブ&エンジニアリングが76%、タレントプラットフォームが14%、インキュベーション他が10%となっており、単なる受託開発ではなく事業共創型のビジネスモデルを主軸に据えています。
同社は2026年12月期において、上場来初めてとなる配当(1株あたり10.00円、会社予想)を実施する見込みです。過去6年間は無配が続いていたため、今回の配当開始はクロス取引を行う投資家にとって「配当落調整金の実質コスト」という新しい論点が加わることを意味します。詳細は後述の「クロス取引コスト試算」で解説します。
株主優待ポイント制度自体は600株という比較的まとまった株数から対象になる点が特徴で、最低売買単位(100株)だけを保有していても優待の対象にはなりません。クロス取引で優待だけを狙う場合は、600株単位でのポジション確保が前提になります。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月21日の終値(467円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
貸株料の目安(SBI証券・短期一般信用、3営業日保有の場合)
467円 × 600株 × 3.90% ÷ 365日 × 3日 = 約90円
配当落調整金の実質コスト(2026年12月期・会社予想1株10.00円の場合)
Sun Asteriskは2026年12月期に1株あたり10.00円の配当を予想しています(Yahoo!ファイナンス確認)。配当落調整金は「原則相殺」ではありません。一般信用取引では、信用売り側が支払う配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を負担する一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額になります。
- 税引前配当(600株×10.00円): 6,000円
- 現物側の税引後受取額(6,000円×(1-0.20315)): 約4,781円
- 差額(実質コスト): 約1,219円
したがって、貸株料(約90円)と配当落調整金の実質コスト(約1,219円)を合わせると、クロス取引の実質コストは合計約1,300円となり、最低ティアの優待金額5,000円相当に対して無視できない比率(約26%)を占めます。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり)であれば、証券会社が年間の損益を自動的に通算するため、口座内の利益状況によっては還付が生じる場合があります。損失が通算しきれず残る場合は確定申告で最大3年間繰り越すことができます。
権利確定スケジュールと在庫の取りやすさ
2026年12月31日(木)は年末年始の取引所休場にあたるため、12月の実質的な最終営業日は12月30日(水)になります。これに伴い、権利付き最終日・権利落ち日は以下のようになります。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付き最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月30日(水) | 大納会(年内最終売買日) |
公式IRの基準日は「12月末」ですが、2026年12月31日は東京証券取引所の休場日にあたるため、実際の年内最終売買日は12月30日(大納会)です。この12月30日の取引終了時点の株主名簿に基づいて12月末の基準日判定が行われるため、権利付き最終日・権利落ち日は上表の通り12月30日から逆算した日付になります。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。年末の権利集中期は他銘柄と在庫が競合しやすいため、早めの在庫確保をおすすめします。
継続保有特典(1年以上保有ティア)を狙う場合の注意点
Sun Asteriskの継続保有条件は「2025年12月末及び2026年12月末現在の自社株主名簿に継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること、以降、毎年12月末現在の株主名簿に、継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること」であり、株数を問わない条件ではなく、600株以上の継続保有が明記されています。
純粋なクロス取引のみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数が一時的にゼロになります。本銘柄の継続保有条件は基準日ごとに「600株以上を同一株主番号で保有していること」を求めているため、ゼロになる期間があると継続保有の記録が途切れる可能性があります。
端株(1株)常時保有による株主番号維持は機能しないと考えられます
他の銘柄で紹介されている「端株1株を常時保有して株主番号だけを維持し、各基準日に不足分を単元クロスする」という戦略は、継続保有条件が「株数を問わない(保有の有無のみで判定される)」場合に有効な方法です。本銘柄の公式条件は「600株以上保有」を明記しているため、端株1株のみの保有では株数条件を満たさず、この戦略は機能しないと考えられます。この点は「注意点・リスク」の「1年以上保有ティアは今回の権利では対象外」の項目と合わせてご確認ください。
現実的な選択肢
1年以上保有ティア(600株区分であれば6,000ポイント)を確実に狙う場合、現時点で確認できる公式条件に沿う方法は、600株を売却せずに基準日をまたいで保有し続けることだと考えられます。この場合はクロス取引による取得コストの圧縮効果が働かず、保有期間中の株価変動リスクを負うことになります。
クロス取引でコストを抑えながら優待を毎年受け取りたい場合は、1年未満保有ティアの優待を継続的に取得する運用と割り切るのが妥当と考えられます。1年以上ティアとの優待差額(600株区分の場合は1,000ポイント相当)と、600株を通期保有することによる資金拘束・株価変動リスクを比較したうえで判断してください。
継続保有カウントの正確な取り扱い(基準日間の一時的なゼロ株が実際にどう扱われるか等)は、公式に明記された内容以上の詳細が確認できなかったため、株式事務代行会社への確認を推奨します。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してください
- 配当落調整金: 上記の通り、2026年12月期は上場来初の配当が予想されており、税引前配当と現物側税引後受取額の差額(約1,219円)が実質コストとして発生します
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 権利付き最終日に近づくほど一般信用売りの在庫が枯渇しやすくなります。余裕をもった在庫確保を心がけてください
- 最低取引株数: 優待対象は600株以上のため、最低売買単位(100株)だけでは優待の対象になりません。クロス取引を行う際は600株単位でのポジションを組む必要があります
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
- 1年以上保有ティアは今回の権利では対象外: 公式の継続保有条件は「2025年12月末及び2026年12月末現在の自社株主名簿に継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること、以降、毎年12月末現在の株主名簿に、継続して600株以上保有かつ同一株主番号で記載されること」です。2025年12月末の基準日は本記事執筆時点(2026年8月22日)で既に経過しているため、これから株式を取得する場合、2026年12月権利で「1年以上保有」ティア(6,000ポイント等)の対象にはなりません。また、この条件は基準日時点で単に株式を保有していることではなく、毎年12月末に継続して600株以上を同一株主番号で保有していることを求めているため、端株(1株)のみの常時保有では600株の継続保有要件を満たせません。上位ティアを目指す場合は600株以上の継続保有が必要になります
- ポイントの失効・繰越規定: 株主番号が変更された場合、保有していたポイントは失効となり繰越はできません。繰越が認められるのは同一株主番号で連続2回以上株主名簿に記載され、かつ600株以上継続保有している場合のみで、繰越できるのは最大2回分です。クロス取引は現渡しにより一時的に保有株数がゼロになるため、株主番号の継続性に影響が出ないか留意してください
まとめ
- Sun Asteriskの12月優待は実質コスト約1,300円で取得可能(600株・一般信用短期利用の場合)
- 2026年12月期に上場来初の配当が予想されているため、配当落調整金の実質コストを必ず織り込んで試算すること
- 優待対象は600株以上のため、最低売買単位だけでは対象外になる点に注意
- 興味があれば、まずはSBI証券や楽天証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– Yahoo!ファイナンス Sun Asterisk(4053) 株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4053.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス Sun Asterisk(4053) 配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4053.T/dividend
– Yahoo!ファイナンス Sun Asterisk(4053) 企業情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4053.T/profile
– 株式会社Sun Asterisk 公式IRページ: https://sun-asterisk.com/ir/
– 会社公式サイトの株主優待専用ページは確認できませんでした。上記の株主優待情報はYahoo!ファイナンス掲載情報に基づきます
– 本記事の情報は2026年8月22日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

