【ミヨシ油脂(4404)】クロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- ミヨシ油脂の12月株主優待は クオカード1,000円相当(100株保有の場合)
- クロス取引コストの目安: 約100円(100株・SBI証券短期一般信用〔年率3.90%〕を利用した場合の5日分試算)
- 必要資金(100株): 約243,360円(現物買い187,200円+信用売り保証金30%・2026年7月10日終値ベース)
- 在庫の傾向: 東証スタンダード上場の小型株のため、権利付き最終日が近づくと在庫が薄くなりやすい
- 継続保有条件: あり(300株以上・500株以上を3年以上継続保有した場合、クオカードが3,000円・5,000円に増額。2025年11月25日発表)
注意: 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データに基づいています。公式IRページで必ず最新情報をご確認ください。
ミヨシ油脂(4404)の株主優待内容
ミヨシ油脂株式会社は2025年11月25日、株主優待制度の拡充を発表しました。従来は100株以上保有で一律クオカード1,000円分のみでしたが、新たに300株以上・500株以上の区分が新設され、3年以上の継続保有でクオカードが3,000円分・5,000円分に増額される制度になっています(2025年12月末基準日から適用、クロス取引で狙う2026年12月権利にも適用されます)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4404 |
| 銘柄名 | ミヨシ油脂株式会社 |
| 権利確定月 | 12月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | クオカード |
| 優待金額(最低単元) | 1,000円相当 |
| 必要資金(100株) | 約243,360円(現物買い187,200円+信用売り保証金30%) |
| 保有株数 | 保有期間 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|---|
| 100株以上 | 期間不問 | クオカード | 1,000円 |
| 300株以上 | 3年未満 | クオカード | 1,000円 |
| 300株以上 | 3年以上 | クオカード | 3,000円 |
| 500株以上 | 3年未満 | クオカード | 1,000円 |
| 500株以上 | 3年以上 | クオカード | 5,000円 |
「3年以上継続保有」の判定は、12月末日・6月末日の株主名簿に同一株主番号で所定の株式数(300株または500株)以上の保有が連続7回以上記載されることが条件とされています(年2回の基準日で判定され、7回連続=3年半程度の継続保有に相当)。単純に「12月だけクロスして毎回現渡しする」運用では、6月末の基準日で株数がゼロになり記載が途切れるため、この増額区分は満たせません。詳しい戦略は後述の「継続保有特典を狙う戦略」でまとめています(出典: ミヨシ油脂 株主優待制度の変更に関するお知らせ 2025年11月25日付、ダイヤモンド・ザイ記事等の二次情報で内容を確認。正確な条件文言は公式IR・株式事務代行会社に必ずご確認ください)。
クロス取引で通常想定する100株保有・単発取得であれば、上記の増額区分は関係なく、100株以上でクオカード1,000円相当を毎年安定的に取得できます。以下のコスト試算は、この100株・単発取得のケースを基準にしています。
ミヨシ油脂は1937年設立、1949年5月に東京証券取引所へ上場した老舗の油脂メーカーです。事業構成は食品事業(マーガリン・ショートニングなど)が売上構成比の約71%を占め、油化事業(工業用油脂・各種脂肪酸)が約28%を占めます(2025年12月期実績、Yahoo!ファイナンス企業情報より)。BtoB向けの油脂原料メーカーであり、一般消費者の店頭で目にする機会が少ない銘柄のため、優待狙いの個人投資家の認知度はそれほど高くない部類に入ると考えられます。優待利回り自体は必要資金に対して小さいものの、配当利回りが後述のとおり3%台後半と比較的高めであるため、配当と優待の両方を目的にクロス取引の在庫を確保する投資家が一定数存在すると推測されます。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-07-10の終値(1,872円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
権利日スケジュール
12月権利確定銘柄は、年末の取引所休場(12月31日〜1月3日)の影響で、権利付き最終日・権利落ち日が月末より数日前倒しになる点に注意が必要です。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付き最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月30日(水) | 大納会(年内最終立会日)・記録基準日 |
12月31日は取引所が休場のため立会がなく、実質的な記録基準は年内最終立会日である12月30日(大納会)です。権利付き最終日(12月28日)までに現物買いと一般信用売りを同数建て、権利落ち日(12月29日)以降に現渡しで決済するのが基本的な流れです。年末は証券会社のシステムメンテナンスや大納会特有の値動きもあるため、余裕を持ったスケジュールで在庫を確保することをおすすめします。
各証券会社の一般信用貸株料(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。短期一般信用貸株料 年率3.90%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。短期一般信用貸株料 年率3.90%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、一般信用貸株料 年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。短期一般信用貸株料 年率3.85%、無期限一般信用貸株料 年率0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
ミヨシ油脂の2026年12月期の会社予想配当は1株70.00円、株価1,872円(2026年7月10日終値)に対する配当利回りは3.74%です(Yahoo!ファイナンス確認)。権利確定日に現物買い・信用売りの両方を保有していれば、現物側で配当を受け取り信用売り側で同額の配当落調整金を支払うため、両者は原則相殺され、クロス取引の実質コストには(源泉徴収タイミング差等を除き)大きな影響を与えません。
継続保有特典(300株・500株区分)を狙う戦略
ミヨシ油脂の300株・500株区分(3年以上継続保有でクオカード3,000円・5,000円)を目指す場合の戦略を解説します。
⚠️ 純粋な「12月だけクロス」では継続記録が積み上がりません
前述の通り、300株・500株区分の増額は、12月末日・6月末日の株主名簿に同一株主番号で所定の株式数(300株または500株)以上の保有が連続7回以上記載されることが条件とされています(二次情報で確認。正確な文言は公式IR・株式事務代行会社でご確認ください)。クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済して0株に戻すため、12月だけクロスして毎回0株に戻す運用では、間にある6月末の基準日で株数がゼロになり、連続記録が途切れます。
継続記録を積み上げるには、基準日(12月末・6月末)の間も株を保有し続けて株主番号を維持し、両方の基準日で所定株数をクロスで確保する必要があります。
端株(1株)常時保有 + 12月末・6月末に300株(または500株)をクロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで1株を現物購入・持ち続ける(株主番号の維持が目的)。1株購入コストは株価1,872円(2026年7月10日終値)ベースで約1,872円(一時費用。以後は保有し続けるだけで追加コストは発生しません)
- 12月末・6月末それぞれの権利付き最終日:300株(または500株)をクロス(現物買い+一般信用売り)→ 合計301株(または501株)
- 権利落ち後:現渡しでクロス分を決済。1株は持ち続ける
- これを7回連続(約3年半)繰り返すと、300株(または500株)区分の増額(3,000円・5,000円)が適用される見込みです
| 項目 | 300株区分 | 500株区分 |
|---|---|---|
| 端株1株の購入コスト(一時費用) | 約1,872円 | 約1,872円 |
| 1回あたりのクロスコスト(SBI短期5日・年率3.90%) | 約300円 | 約500円 |
| 年間クロス回数 | 2回(12月・6月) | 2回(12月・6月) |
| 年間クロスコスト目安 | 約600円 | 約1,000円 |
| 到達時の優待額 | クオカード3,000円 | クオカード5,000円 |
※6月末の基準日には優待の支給はありませんが、300株・500株区分の継続記録を維持するためにクロスが必要です。6月末の権利付き最終日・権利落ち日は12月とは別に取引所カレンダーで確認してください。
⚠️ 端株(1株)保有のみで「同一株主番号」としての継続記載が認められるかは、株式事務代行会社の実務運用によって異なる可能性があります。実施前に必ず株式事務代行会社(ミヨシ油脂のIR情報ページに記載)へ確認することを推奨します。
共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされる可能性があります。端株・クロスの現物買いは同じ口座で継続してください。
- 300株・500株の一般信用売りは、12月・6月とも通常の権利付き最終日の在庫確保と同じ手順で行います。
- 端株戦略の可否・カウント方法は株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合に発生する追加コスト)で、一般信用なら原則ゼロです。一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるので、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: ミヨシ油脂は配当を実施しているため、権利確定日をまたぐと配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。時価総額・出来高が大きくない銘柄のため、特に注意が必要です
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫は証券会社ごとに限りがあり、権利付き最終日が近づくほど品薄になりやすい傾向があります
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株以上の保有が必要です。端数株では優待の対象外となります
まとめ
- ミヨシ油脂の12月優待はクオカード1,000円相当を、実質コスト約100円程度(100株・SBI証券短期一般信用〔年率3.90%〕・5日分試算)で取得できる見込みです
- 必要資金は100株で約24万円と、比較的小資金で挑戦しやすい銘柄です
- 2025年11月25日発表の優待拡充により、300株・500株を3年以上継続保有すると優待額が3,000円・5,000円に増額されます。狙う場合は12月末・6月末の両基準日でのクロスが必要になる点に注意してください
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券などの在庫状況をチェックしてみてください
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【出典・参考】
– ミヨシ油脂公式サイト 株主・投資家情報: https://www.miyoshi-yushi.co.jp/ir/
– Yahoo!ファイナンス ミヨシ油脂株主優待ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4404.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス ミヨシ油脂 企業情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4404.T/profile
– 本記事の情報は2026年7月11日時点のものです。株主優待制度の詳細(継続保有条件を含む)は必ず公式IR・株式事務代行会社でご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

