【イサム塗料(4624)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】
この記事の結論
- イサム塗料(4624)の3月株主優待は QUOカード2,000円相当(100株以上保有の株主が対象)
- クロス取引コストの目安: 貸株料は数十円〜122円程度(100株・短期保有の場合)+配当落調整金の実質コスト約508円
- 必要資金(100株): 約493,350円(現物買い379,500円+信用売り保証金30%・2026/08/14終値ベース)
- 一般信用の取り扱いは証券会社によって異なり、三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券は取扱いがない、またはない可能性が高いため事前確認が特に必要
- 継続保有条件: なし(公式IRで「毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主」が対象と確認済み。保有期間による優待額のアップグレードはありません)
イサム塗料は自動車補修用塗料を主力とするメーカーで、優待はQUOカードのみとシンプルです。以下、コスト試算と注意点をまとめます。
イサム塗料の株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4624 |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | QUOカード |
| 優待金額(最低単元) | 2,000円相当 |
| 必要資金(100株) | 約493,350円(現物買い379,500円+信用売り保証金30%) |
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | QUOカード | 2,000円相当 |
イサム塗料公式IR「株主優待制度」ページによると、「毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された当社株式1単元(100株)以上を保有されている株主様を対象とします」とあり、保有株式数1単元(100株)以上でQUOカード2,000円相当が贈呈される単一ティアの制度です。保有株数を増やしても優待額が段階的に増える仕組みや、保有期間による優待額のアップグレード(継続保有条件)は公式に規定されていません。贈呈時期は「毎年6月上旬に発送させていただく予定です」と案内されています。有効期限は公式ページに明記がないため、優待到着時の案内状で必ず確認してください。
イサム塗料は自動車補修用塗料に強みを持つメーカーで、連結売上高の99%を塗料事業が占めています(2026年3月期)。環境対応の水性塗料や機能性塗料に注力し、東南アジアへの技術供与も行っている点が特徴です。2026年3月期の実績は売上高8,403百万円・営業利益915百万円・純利益755百万円で、2027年3月期の会社予想は売上高9,090百万円(前期比約8.2%増)・営業利益1,060百万円(同約15.8%増)と増収増益を見込んでいます(出典: Yahoo!ファイナンス業績情報)。優待そのものはQUOカード2,000円相当と規模が大きくないため、優待目的のクロス取引ではコストを抑えられるかどうかが取得の可否を左右します。
なお、当サイト調査データ(2026年7月14日時点)では、三菱UFJ eスマート証券はイサム塗料の一般信用取扱いがないことが確認されており、SMBC日興証券も一般信用売建可能銘柄リストに掲載がなく取扱いがない可能性が高い状況です。一般信用の可否は証券会社ごとに異なり、変更されることもあるため、実際にクロス取引を行う前には必ず各証券会社の取扱銘柄・在庫状況を確認してください。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月14日の終値(3,795円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
各証券会社の貸株料(参考・3日保有の場合)
| 証券会社 | 種別・年率 | 100株・3日保有の目安コスト | イサム塗料での取扱い |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 短期一般信用 3.90% | 約122円 | 要確認 |
| 楽天証券 | 短期一般信用 3.90% | 約122円 | 要確認 |
| GMOクリック証券 | 短期一般信用 3.85% | 約120円 | 要確認 |
| GMOクリック証券 | 無期限一般信用 0.80% | 約25円 | 要確認 |
| 松井証券 | 無期限一般信用 2.00% | 約62円 | 要確認 |
| SMBC日興証券 | 一般信用(売方)1.90% | 約59円 | 取扱いなしの可能性が高い |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 一般信用 1.10% | 約34円 | 取扱いなし(確認済み) |
※上記のコストは各社の一般的な貸株料率をもとにした参考値であり、イサム塗料が実際に取扱対象・在庫ありとなっているかとは別の試算です。当サイト調査データ(2026年7月14日時点)では、三菱UFJ eスマート証券はイサム塗料の一般信用取扱いがないことが確認されており、SMBC日興証券も一般信用売建可能銘柄リストに掲載がなく取扱いがない可能性が高い状況です。この2社のコストは参考値に過ぎず、実際にはクロス取引ができない可能性が高い点にご注意ください。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても取扱対象・在庫の有無は変動するため、事前確認が必須です。一般信用での取り扱いがない場合は、逆日歩が発生し得る制度信用でのクロスとなる可能性がある点にも留意してください。
イサム塗料は2027年3月期の会社予想で年間配当50.00円(3月末・9月末に各25.00円)を継続する方針です。3月末の権利確定日は優待の権利確定日と同一のため、配当落調整金についても確認が必要です。
⚠️ 配当落調整金は「原則相殺」ではありません。 一般信用取引の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で支払います。一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額になるため、両者は相殺されず「配当金 × 20.315%」が実質コストとして発生します。
100株保有の場合、3月末の1株配当25.00円(会社予想)で試算すると、税引前配当は2,500円、現物側の税引後受取額は約1,992円(2,500円×(1-0.20315))、差額の約508円が実質コストとして発生します。貸株料(SBI証券短期一般信用の場合で約122円)と合わせると、必要資金約493,350円に対し実質コストは合計で約630円(508円+122円)になる見込みです。優待金額2,000円と比較しながら、実施の可否を判断してください。
なお、特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、この差額は年間の他の譲渡益・配当所得と損益通算され、口座内の利益状況によっては証券会社が自動的に損益通算・還付処理を行います。損失が通算しきれず残る場合は、確定申告で最大3年間の繰越控除が可能です(出典: 国税庁、各証券会社FAQ)。
権利日スケジュール(2027年3月権利)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2027年3月29日(月) | 権利付き最終日 |
| 2027年3月30日(火) | 権利落ち日 |
| 2027年3月31日(水) | 権利確定日(記録日) |
権利付き最終日までに現物買いと信用売りを同数建て、権利落ち日以降に現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)で決済するのが基本的な流れです。上記の日付は取引所の年間営業日カレンダーに基づく算出値であり、目安ではありません。実行前には各証券会社の権利確定スケジュール表示でも念のためご確認ください。
注意点・リスク
- 一般信用の取り扱い: 三菱UFJ eスマート証券は本銘柄について一般信用の取扱いがないことが確認されています(確認日2026-07-14)。SMBC日興証券についても、同社公式の一般信用売建可能銘柄リストに4624の掲載が確認できず、取扱いがない可能性が高いです。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても取扱の有無・在庫は変動するため、実際にクロス取引を行う前には必ず各社のサイトで確認してください
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引を利用する場合は発生しませんが、一般信用の在庫がなく制度信用でクロスする場合は逆日歩発生のリスクがあります
- 配当落調整金: 上記のとおり、配当金×20.315%相当(100株で約508円)が実質コストとして発生します。相殺されると考えないでください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。イサム塗料は出来高が少ない日もあるため注意が必要です
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株(1単元)以上の保有が必要です。端数株では対象になりません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- イサム塗料の3月優待はQUOカード2,000円相当で、貸株料は数十円〜122円程度と小さめですが、配当落調整金の実質コスト約508円が発生し、合計の実質コストは約630円になる見込みです
- 三菱UFJ eスマート証券は取扱いがないことが確認されており、SMBC日興証券も取扱いがない可能性が高いため、この2社以外での在庫確保を検討してください
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券など、取扱いのある証券会社で一般信用の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
【出典・参考】
– イサム塗料 株主優待制度(公式IR): https://www.isamu.co.jp/ir-document/stock-info/stock-benefits/
– イサム塗料株主優待情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4624.T/incentive
– イサム塗料株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4624.T
– イサム塗料配当情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4624.T/dividend
– イサム塗料企業情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4624.T/profile
– イサム塗料業績情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4624.T/performance
– 本記事の情報は2026年8月17日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

