【城南進学研究社(4720)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】

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【城南進学研究社(4720)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】

目次

この記事の結論

  • 城南進学研究社の3月株主優待はQUOカード(100株以上保有で1,000円相当)ですが、すべてのティアで「継続保有1年以上(同一株主番号で連続3回以上の基準日記録)」が条件になっています
  • 権利付き最終日の前後だけで売買を終える単発のクロス取引では、この継続保有条件を満たせないため、優待そのものを受け取ることができません
  • 必要資金(100株): 約31,720円(現物買い24,400円+信用売り保証金30%・2026年8月17日終値244円ベース)
  • クロス取引自体の短期コストは約8〜13円程度(SBI証券短期一般信用・年率3.9%・保有3〜5日、株価244円×100株ベース)とごく小さいものの、本サイトが確認できる一般信用取扱い銘柄リストでは4720の掲載が確認できておらず、一般信用でのクロス取引自体が実行できない可能性があります。加えて、仮に一般信用取引が可能であっても、継続保有1年以上の条件を満たさない単発のクロス取引では優待そのものを受け取れません
  • 継続保有条件: あり(同一株主番号で連続3回以上、各基準日で100株以上)

城南進学研究社の株主優待内容

項目 内容
証券コード 4720
権利確定月 3月末(年1回)
最低必要株数 100株
優待内容 QUOカード(継続保有1年以上が条件)
優待金額(最低単元) 1,000円相当
必要資金(100株) 約31,720円(現物買い24,400円+信用売り保証金30%)

株主優待の内容は保有株数によって以下の3段階に分かれています。ただし、いずれのティアも「継続保有1年以上」が付帯条件であり、保有株数だけを満たしても継続保有の条件を満たさなければ優待は受け取れません。

保有株数 継続保有期間 優待金額相当
100株以上 1年以上 1,000円分(QUOカード)
500株以上 1年以上 2,000円分(QUOカード)
1,000株以上 1年以上 5,000円分(QUOカード)

なお、株主優待そのものが贈呈されるのは3月末を基準日とする年1回のみです(9月末は優待の権利確定月ではありません)。一方、継続保有の判定に用いられる株主名簿の記録は年2回(3月末・9月末)作成されており、城南進学研究社公式IR「株主優待制度」ページによれば継続保有の判定基準は「毎年3月31日および9月30日を基準日とする株主名簿に、優待基準日から遡って同一の株主番号で、連続して3回以上、100株以上の保有が記録されていること」とされています。この基準日は年2回設定されているため、3回連続の記録には少なくとも1年以上、株を保有し続ける必要があります。

城南進学研究社は川崎市川崎区を本社とする教育関連企業です。個別指導塾「コベッツ」や映像授業「河合塾マナビス」に加え、「りんご塾」「城南ルミナ保育園」などの幼児教育・保育園事業も手がけています。2026年3月期の連結事業構成は、児童教育が33%、映像授業が31%、個別指導が20%、スポーツが7%、デジタル教材・ソリューションが6%となっており、実際には幼児教育・保育園事業を含む児童教育セグメントが最大の売上構成比を占め、映像授業がこれに次ぐ規模です。従業員数は連結394人、平均年齢39.6歳という中堅の教育サービス企業です。株価水準が244円(2026年8月17日終値)と低位にあることから、必要資金自体は小さく済む銘柄ですが、前述の通り優待の取得条件が「保有株数」だけでなく「継続保有期間」にも設定されている点が、この銘柄特有の注意点です。

クロス取引コストの試算

以下のツールで、証券会社・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付き最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

※株価は2026年8月17日の終値(244円)を使用しています。株価変動により実際のコストは異なります。

ただし、前述の通りこの試算はあくまで「単発でクロス取引を行った場合の売買コスト」を示すものです。継続保有1年以上の条件を満たさない限り、このコストを負担しても株主優待そのものは受け取れません。

城南進学研究社は2027年3月期の配当予想を1株5.00円(期末配当のみ・中間配当なし)としています。100株保有の場合、税引前配当は500円、源泉徴収後(約20.315%控除後)の現物側受取額は約398円です。一般信用取引では配当落調整金を源泉徴収なしで満額(500円)負担するため、差額の約102円が実質コストとして発生します。優待を受け取らずに配当だけを狙ったクロス取引を検討する場合も、この差額分は必ずコストに織り込んでください。

なお、本サイトが確認できる一般信用取扱い銘柄リストでは、4720は複数の証券会社でいずれも取扱い対象として掲載が確認できていません。そのため一般信用でのクロス取引自体が実行できない、または一部証券会社に限定される可能性があります。実際に取引を検討する際は、各証券会社のサイトで4720の一般信用売りの取扱い有無・在庫状況を必ず事前に確認してください。

各証券会社の一般的な貸株料水準(参考)

以下は各証券会社の一般信用貸株料の一般的な水準です。4720自体の取扱い有無は上記の通り確認できていないため、取引の前に必ず各社サイトで個別銘柄の取扱い状況を確認してください。

  • SBI証券: 一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 楽天証券: 一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 三菱UFJ eスマート証券: 一般信用貸株料年率1.10%
  • SMBC日興証券: 一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
  • 松井証券: 一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
  • GMOクリック証券: 一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%

※上記は各証券会社の一般的な貸株料水準であり、4720の取扱い・在庫があることを示すものではありません。

権利日スケジュール

日付 イベント
2027年3月29日(月) 権利付き最終日
2027年3月30日(火) 権利落ち日
2027年3月31日(水) 権利確定日(記録日)

権利確定日は3月末(3月31日)です。継続保有条件の判定には、この基準日を含めて過去の基準日(前年9月末・前年3月末)まで遡り、同一株主番号で3回連続の記録が必要です。単発の権利取得だけを狙う場合と、継続保有特典を狙う場合とでは、準備を始めるタイミングが大きく異なります。

注意点・リスク

  • 継続保有が必須: 城南進学研究社の優待は全ティアで継続保有1年以上(連続3回以上の基準日記録)が条件です。権利付き最終日前後だけのクロス取引では優待を受け取れません
  • 株主番号が変わると継続カウントがリセットされる: 継続保有の判定は「同一の株主番号」で連続3回以上の記録があることが条件です。保有株をいったん全て売却してから買い直したり、証券口座を変更したりすると株主番号が変わり、それまで積み上げた継続保有の記録がリセットされる可能性があります。クロス取引で毎回現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)・売却を繰り返すだけでは、この条件を満たすことはできません
  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しませんが、必ず一般信用で取引していることを確認してください
  • 配当落調整金: 一般信用の配当落調整金は源泉徴収なしで満額を負担するため、現物側の税引後受取額との差額(約102円・100株の場合)が実質コストとして発生します
  • 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。特に売買代金の小さい銘柄では注意が必要です
  • 一般信用の取扱いが確認できていない: 本サイトが確認できる一般信用取扱い銘柄リストでは4720の掲載が確認できておらず、一般信用でのクロス取引自体が実行できない可能性があります。最低取引株数は100株ですが、取引前に各証券会社で取扱い有無を必ず確認してください
  • NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座か一般口座で実行してください

継続保有特典(QUOカード贈呈)を狙う戦略

城南進学研究社の株主優待は、100株以上を保有していても、継続保有条件(同一株主番号で連続3回以上、各基準日で100株以上)を満たさなければ受け取れません。ここでは継続保有条件を満たすための戦略を整理します。

⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません

権利付き最終日にクロス取引を行い、権利落ち後に現渡しで決済すると、保有株数は一時的にゼロに戻ります。ゼロになった期間があると、それまで積み上げた継続保有の記録が途切れ、次に買い直した際には新しい株主番号が発番される可能性があります。城南進学研究社の継続保有条件は「同一株主番号」での連続記録を求めているため、毎回現渡しで0株に戻すクロスを繰り返しても、この条件を満たすことはできません。

端株(1株)での株主番号維持は使えません

本サイトの他の銘柄記事では、端株(1株)を常時保有して株主番号だけを維持し、各基準日に不足分をクロスで補う戦略(端株戦略)を紹介しているケースがあります。しかし城南進学研究社の継続保有条件は「連続して3回以上、100株以上の保有が記録されていること」であり、株数を問わない条件ではありません。加えて最低優待株数(100株)と最低売買単位(100株)が同一のため、端株を組み合わせて割安に条件を満たす余地自体がありません。この銘柄では端株戦略は成立しないと判断し、この記事では推奨しません。

現実的な戦略:100株を売却せず継続保有する

条件を満たす方法は、最低ティアの100株を各基準日をまたいで売却せずに保有し続けることです。

  1. 100株を現物で購入する(約24,400円・2026年8月17日終値244円ベース)
  2. 各基準日(3月末・9月末)をまたいで売却せず、同一の証券口座で保有を継続する
  3. 連続する基準日で3回以上(目安として1年以上)100株以上の保有が続けば、継続保有条件を満たします
項目 内容
必要資金(100株・現物) 約24,400円(2026年8月17日終値244円ベース)
保有継続に必要な期間 連続する基準日で3回以上(目安1年以上)
追加のクロス取引コスト 発生しません(クロスを使わず現物保有のみで条件を満たすため)

最低ティア(100株・QUOカード1,000円相当)を狙う場合、クロス取引によるコスト削減の余地はなく、100株を現物で保有し続けることが最も分かりやすい方法です。500株・1,000株の上位ティアを目指す場合は、端株口座を使って同一口座内で少しずつ買い増していく方法もありますが、その場合も一度保有した株数を基準日をまたいで減らさないことが前提になります。

注意事項

  • 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされる可能性があります。同じ口座で保有を継続してください
  • 継続保有の正確なカウント方法(基準日の定義・株主番号の判定基準)は、城南進学研究社のIR情報ページに記載の株式事務代行会社に確認することを推奨します

まとめ

  • 城南進学研究社(4720)の3月株主優待はQUOカード1,000円相当(100株以上)ですが、継続保有1年以上が全ティア共通の条件です
  • 単発のクロス取引では継続保有条件を満たせないため、優待を目的とした短期売買には向きません
  • 継続保有を前提に長期で株式を保有する投資家にとっては、必要資金が小さく(約31,720円)取り組みやすい銘柄です
  • 本サイトが確認できる一般信用取扱い銘柄リストでは4720の掲載が確認できておらず、一般信用でのクロス取引自体が実行できない可能性がある銘柄です。取引を検討する場合は、各証券会社で取扱い有無を必ず事前に確認してください

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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。


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【出典・参考】
– 城南進学研究社公式IR 株主優待制度: https://www.johnan.co.jp/ir/stock_holder_benefits.html
– Yahoo!ファイナンス 城南進学研究社(4720)株式情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4720.T
– Yahoo!ファイナンス 城南進学研究社(4720)株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4720.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 城南進学研究社(4720)配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4720.T/dividend
– 本記事の情報は2026年8月18日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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