【長府製作所(5946)】クロス取引コスト試算【12月権利】

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【長府製作所(5946)】クロス取引コスト試算【12月権利】

目次

この記事の結論

  • 長府製作所の12月株主優待はオリジナルQUOカード(100株保有で2,000円相当)
  • ただし本銘柄の優待は1年以上の継続保有株主のみが対象で、単発のクロス取引では原則として受け取れません(詳細は後述)
  • クロス取引コストの目安: 約63円(100株・一般信用短期3日間利用の場合)
  • 必要資金(100株): 約255,710円(現物買い196,700円+信用売り保証金30%・2026年7月10日終値1,967円ベース)
  • 在庫の傾向: 明確な公開データはなし(優待自体が長期保有前提のため、短期クロス需要は限定的とみられる)
  • 継続保有条件: あり(12月末日および6月末日の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載=実質1年以上保有)

長府製作所の株主優待内容

項目 内容
証券コード 5946
権利確定月 12月末(優待の割当は年1回・12月のみ)
最低必要株数 100株
優待内容 オリジナルQUOカード
優待金額(最低単元) 2,000円相当
必要資金(100株) 約255,710円(現物買い196,700円+信用売り保証金30%)
保有株数 優待内容 金額相当
100株以上 QUOカード 2,000円分
500株以上 QUOカード 3,000円分
1,000株以上 QUOカード 5,000円分

※上記はすべて「1年以上保有(12月末日および6月末日の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)」の株主が対象です。1年未満保有の場合は優待の対象外です(出典: 長府製作所「株主優待制度の変更に関するお知らせ」2018年11月1日付)。

注意: 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データに基づいています。公式IRページで必ず最新情報をご確認ください。

長府製作所は山口県下関市に本社を置く住宅設備機器メーカーで、石油給湯器では国内トップクラスのシェアを持つとされています。2025年12月期の製品別売上高は給湯機器215億39百万円(構成比46%)・空調機器186億85百万円(同40%)・エンジニアリング26億32百万円(同6%)・ソーラー機器他25億98百万円(同6%)・システム機器10億47百万円(同2%)で、給湯・空調の2部門で売上の約86%を占める構造です(出典: 同社2025年12月期決算短信、2026年2月13日開示)。

2025年12月期の実績は売上高465億円・営業利益17億円・純利益約22億円で、2026年12月期の会社予想は売上高480億円・営業利益24億円・純利益38億円と、増収に加えて営業利益で40%超の改善を見込んでいます(出典: 同社2025年12月期決算短信、2026年2月13日開示)。優待自体は1年以上保有が条件のため、クロス取引での短期的な取得ニーズよりも、長期保有者向けの株主還元策としての性格が強い銘柄といえます。

クロス取引コスト試算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

※株価は2026-07-10の終値(1,967円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。

目安として、SBI証券・楽天証券の一般信用(短期・年率3.90%)で3日間保有した場合、貸株料は「1,967円×100株×3.90%÷365×3日=約63円」となります。ただし後述のとおり、単発のクロス取引だけでは本銘柄の優待条件を満たせない点に注意してください。

長府製作所は2026年12月期も年間46円(第2四半期23円・期末23円)の配当を予想しており、配当利回りは会社予想ベースで2.34%(2026年7月10日時点、株価1,967円ベース)です(出典: Yahoo!ファイナンス配当情報)。権利確定日に現物買い・信用売りの両方を保有していれば、現物側で配当を受け取り信用売り側で同額の配当落調整金を支払うため、両者は原則相殺され、クロス取引の実質コストには(源泉徴収タイミング差等を除き)大きな影響を与えません。

権利日スケジュール(2026年12月権利)

日付 イベント
2026年12月28日(月) 権利付き最終日
2026年12月29日(火) 権利落ち日
2026年12月31日(木) 権利確定日(基準日)

継続保有条件の注意点(本銘柄のクロス取引における最重要ポイント)

長府製作所の株主優待は「12月末日および6月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続3回以上記載された株主」が対象です。優待そのものは12月のみ年1回配布されますが、継続保有の判定は6月末日・12月末日の両方で行われる点に注意してください。

なぜ単発のクロス取引では優待をもらえないのか

はじめてこの銘柄を取引する株主が、12月の権利付最終日だけ現物買い+一般信用売りでクロスし、権利落ち後に現渡しで0株に戻す、という一般的なクロス取引の手順を1回行っただけでは、「連続3回以上記載」の実績がないため、優待の対象にはなりません。

優待を受け取るには、あらかじめ6月・12月の基準日をまたいで同一株主番号での保有実績を積み上げておく必要があります。

継続保有を積み上げる方法

  • 現物100株を通年で保有し続ける: 最も堅実な方法です。約196,700円(2026年7月10日終値ベース)の資金が長期間拘束されますが、値動きのリスクを受け入れる代わりに、配当(年46円/100株なら年間4,600円)も受け取れます
  • 6月・12月の両方の基準日に100株をクロスする: 理論上は基準日ごとの「記載」実績を積み上げられますが、権利落ち後に現渡しで0株に戻ると、証券会社・株式事務代行会社の扱いによっては株主番号がリセットされ、「連続記載」の実績が途切れる可能性があります

公式IRの文言は、最終回(12月末)の基準日についてのみ「1単元(100株)以上かつ保有期間1年以上」を明記しており、6月末など中間の基準日でも同様に100株以上の保有が必要かどうかは明記されていません。そのため、他の銘柄でよく使われる「端株(1株未満)を常時保有して株主番号だけを維持し、基準日直前に100株へ引き上げる」という手法が本銘柄でも機能するかどうかは、記事執筆時点では判断できません。この戦略を検討する場合は、証券会社または長府製作所の株式事務代行会社に、中間の基準日における必要株数の扱いを事前に確認してください。

継続保有によるカウント方法や、クロス取引後の株主番号の扱いについては、証券会社または長府製作所の株式事務代行会社への確認を強く推奨します。

また、継続保有の実績を積み上げている期間中に証券口座を変更すると、株主名簿上の株主番号が変わり、「連続3回以上記載」の実績が途切れる可能性があります。現物株を保有する証券口座は、6月・12月の基準日をまたいで同じ口座を使い続けてください。

在庫の取りやすさ・実行手順・注意点

一般信用在庫の取りやすさ

本銘柄は継続保有が前提の優待制度であるため、短期クロスのみを目的とした一般信用在庫の需要は他の人気優待銘柄と比べて限定的とみられます。ただし在庫の実際の状況は日々変動するため、以下は証券会社の制度に関する一般的な傾向です。

各証券会社の傾向(一般論):

  • SBI証券: 在庫数が最多。早朝(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
  • SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
  • 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
  • GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%

※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。

クロス取引の実行手順

  1. 権利付最終日の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保
  2. 同じ日に現物買い同数を発注(同時約定を心がける)
  3. 権利付最終日の引け後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備
  4. 権利落ち日(または翌営業日)に現渡し決済を実行
  5. ※本銘柄は上記手順だけでは優待の継続保有条件を満たせない点に注意(前述のセクション参照)

注意点・リスク

  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合に発生する追加コスト)。一般信用なら原則ゼロですが、一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるため必ず一般信用であることを確認してください
  • 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください
  • 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
  • 在庫切れ: 一般信用の売り在庫は証券会社ごとに限りがあり、権利付最終日が近づくと確保できなくなることがあります
  • 最低取引株数: 本銘柄は100株単位でのみ取引可能です
  • 継続保有条件: 前述の通り、単発のクロス取引だけでは優待を受け取れない可能性が高い銘柄です。NISA口座は使えない点(クロス取引はNISA非対応。特定口座または一般口座で実行)にも注意してください

まとめ

  • 長府製作所の12月優待(QUOカード2,000円相当)は、1年以上の継続保有株主のみが対象
  • クロス取引そのもののコストは約63円(100株・一般信用短期3日間の目安)と低廉ですが、単発のクロスだけでは優待条件を満たせません
  • 優待取得を狙う場合は、通年での現物保有や継続的な基準日クロスなど、事前の資金計画が必要です
  • 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください

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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。


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【出典・参考】
– 長府製作所公式サイト IR情報: https://www.chofu.co.jp/ir/
– Yahoo!ファイナンス 長府製作所株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/5946.T
– Yahoo!ファイナンス 長府製作所株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/5946.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 長府製作所配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/5946.T/dividend
– 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データを出発点とし、Yahoo!ファイナンスで確認した一次情報に基づいて作成しています。公式IRページで必ず最新情報をご確認ください。
– 本記事の情報は2026年7月12日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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