【かんなん丸(7585)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年6月権利】
結論:100株クロスなら数百円コストで飲食券2,000円相当を獲得可能
居酒屋「庄や」「日本海庄や」などのフランチャイジーとして関東圏で店舗展開するかんなん丸(証券コード:7585)は、毎年6月末と12月末の年2回、株主優待を実施しています。100株保有で自社飲食店舗で使える飲食券2,000円相当、またはどこでも使えるジェフグルメカード500円相当から選択できる仕組みです。
「優待は欲しいけれど株価変動リスクは取りたくない」という方には、クロス取引(つなぎ売り)を活用することで、わずかな手数料コストのみで優待を獲得する方法があります。本記事では、2026年6月権利確定に向けて、最新の株価をベースに各証券会社のクロス取引コストを試算し、最も低コストで権利取りできる方法を解説します。
居酒屋系の優待は「実質的に食費の足しになる」点で人気が高く、特に首都圏在住で「庄や」系列店を利用する機会がある方には実用価値の高い優待銘柄です。
かんなん丸(7585)の株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 7585 |
| 銘柄名 | かんなん丸 |
| 権利確定月 | 6月・12月(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容(100株) | ①自社飲食店舗で使える飲食券 2,000円相当 ②ジェフグルメカード 500円相当(いずれか1点選択) |
| 優待内容(300株) | ①飲食券 5,000円相当 ②ジェフグルメカード 1,500円相当 |
| 優待内容(500株) | ①飲食券 8,000円相当 ②ジェフグルメカード 2,500円相当 |
| 優待内容(1,000株) | ①飲食券 15,000円相当 ②ジェフグルメカード 4,000円相当 |
| 長期保有特典 | なし(要公式IR確認) |
飲食券の利用可能店舗
かんなん丸は「庄や」「日本海庄や」「やるき茶屋」「とりあえず吾平」など、大庄グループ系列の居酒屋を関東圏中心に運営しています。発行される飲食券は、これらかんなん丸が直接運営する店舗で利用可能です。店舗を利用する習慣がない方は、汎用性の高いジェフグルメカードを選択するのが無難でしょう。
ジェフグルメカードは全国の加盟店(ガスト、ジョナサン、吉野家、モスバーガー、ロイヤルホストなど)で500円単位で利用でき、お釣りも出るため実質現金に近い使い勝手があります。
クロス取引コスト試算
クロス取引(つなぎ売り)は、現物買いと信用売りを同時に行うことで、株価変動リスクを相殺しつつ株主優待の権利だけを取得する手法です。以下、最新の株価をもとに主要証券会社のコストを試算します。
■ 必要資金(売買資金の目安)
■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-05-28の終値(417円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
コスト試算のポイント
100株のクロス取引にかかる主なコストは以下の3要素です。
- 現物買い手数料:多くのネット証券で1注文10万円以下なら無料または数十円
- 信用売り手数料:同様に無料または低額
- 貸株料(信用売りの金利):年率1.10〜1.15%(一般信用)が一般的、保有日数分が日割り計算
417円×100株=41,700円という低位株のため、貸株料も日割りで数円〜十数円程度に収まります。早めに在庫を確保しても、トータルで100円前後のコストで2,000円相当の飲食券(またはジェフグルメカード500円)が取得できる計算です。
なお、コスト計算の詳細な考え方については クロス取引のコスト計算方法 もあわせてご参照ください。
2026年6月権利確定日スケジュール
2026年6月の権利確定に向けた重要日程は以下の通りです。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年6月24日(水) | 権利付最終日(この日の大引けまでに約定が必要) |
| 2026年6月25日(木) | 権利落ち日(信用売りを返済可能) |
| 2026年6月26日(金) | – |
| 2026年6月30日(火) | 権利確定日(株主名簿基準日) |
※実際の権利付最終日・権利落ち日は証券取引所のカレンダーで再確認してください。Yahoo!ファイナンス掲載情報では権利付き最終日は2026年6月26日(金)との表記もあるため、各証券会社の発表を必ず確認してください。
クロス取引の実行タイミング
一般信用売りを利用する場合、人気銘柄は権利付最終日の1〜2週間前に在庫が枯渇することがあります。かんなん丸は超人気銘柄ではないものの、6月権利確定日の1週間前を目安に在庫状況を確認し、早めに約定させるのがおすすめです。貸株料は日割りなので、早く建てるほどコストは増えますが、低位株のため負担は限定的です。
実行手順の詳細は SBI証券のクロス取引完全ガイド で解説しています。
クロス取引の注意点
1. 一般信用と制度信用の使い分け
クロス取引では「一般信用売り」を使うのが原則です。制度信用売りは逆日歩(追加コスト)が発生する可能性があり、特に権利確定日をまたぐと予測不能な高額コストが発生するリスクがあります。かんなん丸のような小型株は逆日歩のリスクが相対的に高いため、必ず一般信用売りを利用してください。
2. 一般信用売りの在庫状況
SBI証券・楽天証券・auカブコム証券・GMOクリック証券などが一般信用売り(短期・無期限)を提供していますが、銘柄ごとに在庫数は限られます。かんなん丸の発行済株式数は比較的少なく、6月の権利確定が近づくと在庫がなくなる可能性があるため、複数の証券会社の口座を準備しておくと安心です。
3. 配当金相当額の支払い
信用売りを建てている間に配当落ちが発生すると、売り建て玉に対して配当金相当額を支払う必要があります(現物の配当金で相殺されますが、税制上の差額が発生)。かんなん丸の配当金額については公式IRで最新情報を確認してください。
4. 優待権利の確定条件
優待を受け取るには、権利付最終日の大引け時点で100株以上を保有している必要があります。クロス取引なら現物買い注文の約定後に権利付最終日を迎えれば条件を満たします。
クロス取引の基礎については クロス取引の基本 をご覧ください。
まとめ:低位株かつ実用性のある優待で初心者にもおすすめ
かんなん丸(7585)は、1単元4万円台という少額投資で取得でき、年2回(6月・12月)の権利確定で飲食券またはジェフグルメカードが選択できる、初心者にも扱いやすい優待銘柄です。
クロス取引を活用すれば、株価変動リスクを取らずに数十円〜数百円程度のコストで2,000円相当の優待を獲得できます。利回り換算では年5%以上に相当する高効率な投資となり、特に「庄や」系列を利用する機会がある首都圏在住者にとっては実質価値の高い優待です。
ただし、一般信用売りの在庫は早期に枯渇する可能性があるため、権利付最終日の1〜2週間前には在庫を確認し、早めに約定させることを推奨します。また、優待内容や権利確定日は変更される可能性があるため、必ず公式IRおよび証券会社の発表をご確認ください。
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注意: 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データに基づいています。公式IRページで必ず最新情報をご確認ください。
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
免責事項:本記事は株主優待のクロス取引に関する情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買や投資判断を推奨するものではありません。記載内容は執筆時点の情報に基づいており、優待内容・権利確定日・株価・各証券会社の手数料体系は予告なく変更される場合があります。実際の投資判断は、必ず公式IR情報・証券会社の最新情報をご確認のうえ、ご自身の責任において行ってください。本記事の情報を利用したことによる損害について、筆者および運営者は一切の責任を負いません。

