【インターアクション(7725)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年11月権利】
この記事の結論
- インターアクション(7725)の11月株主優待は QUOカード(1,000株以上を2年以上継続保有で年間2,000円分、5,000株以上で10,000円分)
- 優待には「1,000株以上」かつ「2年以上の継続保有」という条件があり、単純なクロス取引だけでは取得できない点に注意
- 売買単位は100株だが、優待の最低取得株数は1,000株。必要資金(1,000株)は約252万円(現物買い約194万円+信用売り保証金30%・2026-07-03終値ベース)
- 1単元(100株)あたりのクロス取引コスト目安: 約104円(一般信用・貸株料5日分)
- 継続保有条件があるため、単純なクロスの繰り返しでは取得できず、1,000株の現物保有、または端株を常時保有して番号を維持する戦略(端株での継続カウント可否は要確認)を検討する必要がある
導入としてまず押さえておきたいのは、この銘柄が「気軽な100株クロスで優待がもらえる銘柄ではない」という点です。QUOカードを受け取るには1,000株を2年以上持ち続ける必要があり、資金と時間の両面で計画が求められます。以下で優待内容・コスト・継続保有の戦略を順に整理します。
インターアクションの株主優待内容
インターアクション(東証プライム・7725)はカメラモジュール検査用光源装置などを手がける精密機器メーカーです。株主優待はQUOカードで、保有株数と継続保有期間に応じて金額が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 7725 |
| 権利確定月 | 11月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待取得の最低株数 | 1,000株 |
| 優待内容 | QUOカード |
| 継続保有条件 | 2年以上の継続保有が必要 |
| 優待金額(最低取得単元・1,000株) | 2,000円相当 |
| 必要資金(1,000株) | 約2,520,700円(現物買い1,939,000円+信用売り保証金30%) |
優待の全ティア(保有株数別・いずれも2年以上継続保有が条件)
| 保有株数 | 継続保有 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|---|
| 100株以上・1,000株未満 | ― | 優待なし | 0円 |
| 1,000株以上 | 2年以上 | QUOカード | 2,000円 |
| 5,000株以上 | 2年以上 | QUOカード | 10,000円 |
ここで重要なのは、100株や500株では優待の対象にならないという点です。公式IR(株主還元ページ)では、対象を「毎年11月末日(中間期末)現在の株主名簿に記載された株主様のうち、10単元(1,000株)以上50単元未満を2年以上保有している株主様(1名義ごと)」と定めており、5,000株以上は10,000円分としています(出典: インターアクション公式IR 株主還元ページ)。QUOカードを受け取れるのは1,000株以上を2年以上継続して保有した株主に限られます。数値・条件は変更される可能性があるため、必ず公式IRおよびTDnet開示で最新情報をご確認ください。
なお、公式の文言は「1,000株以上を2年以上保有」であり、素直に読めば1,000株そのものを2年間継続して保有することが条件と解釈できます。この場合、後述する端株1株だけを常時保有する戦略Aでは条件を満たせない可能性があります。中間基準日の有無や継続保有の判定方法(同一株主番号での連続記載か、各基準日に1,000株以上が必要か)は公式ページに明記されていないため、実施前に必ず株式事務代行会社へ確認してください。
QUOカードはコンビニや書店など全国の加盟店で使える汎用性の高い金券で、換金性・使い勝手ともに良好です。ただし2,000円分の優待に対して1,000株(約194万円)の資金を投じる形になるため、優待利回りだけを目的にする投資対象とは言いにくい点は理解しておきましょう。
クロス取引コスト試算
優待取得に必要な1,000株でのクロス取引コストを、証券会社別に確認できます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-07-03の終値(1,939円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
権利確定日スケジュール(2026年11月)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年11月26日(木) | 権利付最終日 |
| 2026年11月27日(金) | 権利落ち日 |
| 2026年11月30日(月) | 権利確定日(記録日) |
株数別のコスト・必要資金の目安(SBI証券 短期一般信用・貸株料年率3.90%・5日分で試算)
| 保有株数 | 現物買い概算 | 必要資金(×1.3) | 貸株料(5日) |
|---|---|---|---|
| 100株 | 約193,900円 | 約252,070円 | 約104円 |
| 1,000株 | 約1,939,000円 | 約2,520,700円 | 約1,036円 |
| 5,000株 | 約9,695,000円 | 約12,603,500円 | 約5,179円 |
貸株料は「株価×株数×年率3.90%÷365×5日」で計算しています。たとえば1,000株なら 1,939円×1,000株×3.90%÷365×5=約1,036円です。ただし、これはあくまで単発のクロスにかかる貸株料であり、この優待は2年以上の継続保有が条件であるため、権利付最終日にクロスして現渡しで決済するだけでは優待を取得できません。次のセクションで継続保有を前提とした戦略を解説します。
配当落調整金については、配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
継続保有条件(2年以上)を満たす戦略
インターアクションの優待(1,000株以上・2年以上継続保有でQUOカード2,000円分)を狙う場合の戦略を解説します。
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数が一時的にゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。
継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。毎年クロスして現渡しを繰り返すだけでは、いつまでたっても「2年以上継続保有」の条件を満たせません。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に1,000株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し持ち続ける(株主番号の維持が目的)
- 各年11月の権利付最終日:1,000株をクロス(現物買い1,000株+一般信用売り1,000株)→ 合計1,001株で「1,000株以上」の条件を満たす
- 権利落ち後:現渡しで1,000株を決済。1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約1,939円 |
| 1,000株クロス 貸株料(5日)/回 | 約1,036円 |
| 年1回(11月)合計 | 約1,036円 |
⚠️ 端株(1株)での継続記録カウント可否は、優待条件の文言によります。「同一株主番号で連続記載(株数不問)」であれば有効ですが、「各基準日に1,000株以上での記録」が条件の場合は無効になる可能性があります。実施前に株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
戦略B:現物1,000株を常時保有
- 1,000株を現物で購入し、2年以上持ち続ける(株主番号維持・配当も受け取れる)
- 追加のクロスは不要。継続保有カウントが安定して積み上がる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1,000株購入(継続保有・資金拘束) | 約1,939,000円 |
| クロス貸株料 | 0円 |
約194万円が長期間拘束されますが、継続保有の安定度は最も高く、配当も受け取れます。資金に余裕があり、企業そのものを長期保有したい場合はこちらが堅実です。
戦略比較
| 戦略A(1株+1,000株クロス) | 戦略B(1,000株現物) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約1,939円(1株) | 約1,939,000円(1,000株) |
| クロスコスト/回 | 約1,036円 | 0円 |
| 資金拘束 | 極小 | 約1,939,000円 |
| 継続保有の安定度 | △〜◎(要確認) | ◎ |
推奨: 資金拘束を最小化したいなら戦略A(ただし端株カウント可否の事前確認が必須)。継続保有の安定度を最優先するなら戦略Bです。
共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください。
- クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください。
- 端株カウントの可否は、インターアクションの株式事務代行会社(IR情報ページに記載)への問い合わせで確認できます。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生します(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄があるため、必ず一般信用であることを確認してください。
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください。
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。1,000株単位のクロスは在庫や約定に影響が出やすい点に注意してください。
- 在庫切れ: 1,000株分の一般信用売り在庫を確保する必要があるため、権利付最終日の直前は在庫が枯渇しやすくなります。早めの手当てが重要です。
- 最低取引株数と継続保有: 売買単位は100株ですが、優待取得には1,000株が必要で、さらに2年以上の継続保有が条件です。NISA口座は信用取引に非対応のため、クロス取引は特定口座または一般口座で行ってください。
まとめ
- インターアクション(7725)の11月株主優待は、1,000株以上を2年以上継続保有でQUOカード2,000円分、5,000株以上で10,000円分
- 単純なクロス取引だけでは取得できず、1,000株を2年以上現物で継続保有するか、端株などで株主番号を維持する継続保有戦略が必要(端株での継続カウントが認められるかは公式文言上は不確実なため、株式事務代行会社への事前確認が前提)
- 必要資金(1,000株)は約252万円と大きく、資金計画を立てたうえで検討したい銘柄
- まずは各証券会社の在庫状況と、端株カウントの可否(株式事務代行会社への確認)をチェックしてみてください
関連記事
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– インターアクション 公式IR 株主還元ページ: https://www.inter-action.co.jp/ir/stock/benefit/
– インターアクション 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7725.T/incentive
– インターアクション 株価(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7725.T
– 本記事の情報は2026年7月3日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

