【共同印刷(7914)】クロス取引コスト試算【2026年9月権利】
この記事の結論
- 共同印刷の9月株主優待は QUOカード(200株以上の継続保有で500円相当)
- 売買単位は100株ですが、優待の対象は200株以上から。100株では優待を受け取れません
- クロス取引コストの目安: 約170円(200株・SBI証券短期一般信用5日の貸株料ベース) ※貸株料とは、信用取引で株を売る際に証券会社へ支払う「株を借りるための手数料」のことです
- 必要資金(200株): 約407,420円(現物買い313,400円+信用売り保証金30%・2026-06-26終値ベース)
- 継続保有条件: あり。3月末・9月末の両基準日で同一株主番号・200株以上の連続記載が必要
導入として要点を整理すると、共同印刷の優待は「年2回・QUOカード」ですが、純粋なクロス取引を1回行うだけでは継続保有条件を満たせない点に注意が必要です。詳しくは後半の戦略セクションで解説します。
共同印刷の株主優待内容
共同印刷(証券コード7914・東証プライム)は、3月末と9月末の年2回を基準日とするQUOカード優待を実施しています。保有株数が多いほどQUOカードの金額が上がる段階的な仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 7914 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 売買単位 | 100株 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待対象の最低株数 | 200株 |
| 優待内容 | QUOカード(段階的)/3月末のみカレンダー |
| 優待金額(200株) | 500円相当 |
| 必要資金(200株) | 約407,420円(現物買い313,400円+信用売り保証金30%) |
保有株数ごとのQUOカード金額は以下の通りです。いずれも6か月以上の継続保有が条件となります。
| 保有株数 | QUOカード | カレンダー(3月末のみ) |
|---|---|---|
| 200株以上 | 500円相当 | 希望者に送付 |
| 400株以上 | 1,000円相当 | 希望者に送付 |
| 1,000株以上 | 3,000円相当 | 希望者に送付 |
QUOカードは全国の加盟店で使える金券で、換金性・実用性ともに高い優待です。9月末基準日はQUOカードのみで、自社グループカレンダーは3月末基準日に200株以上を保有し希望を申し出た株主へ送付されます(出典: 共同印刷公式IR 株主優待情報ページ)。
なお100株保有では優待の対象外となるため、優待取得を目的とする場合は200株(2単元)以上をそろえる必要があります。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料・手数料の合計コストを自動で計算できます。権利付最終日・権利落ち日も自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-06-26の終値(1,567円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。早朝の更新時は前営業日終値が反映されます。
200株でクロス取引を行う場合の貸株料の目安は、SBI証券の短期一般信用(年率3.90%)を5日間利用したケースで約170円です(1,567円×200株×3.90%÷365×5日=約167円)。現物買い・信用売りの売買手数料は無料の証券会社が多く、合計コストは数百円程度に収まります。優待金額500円相当に対して十分に低コストでの取得が見込めます。
権利確定スケジュールの目安は次の通りです。確定した営業日はクロス取引の計算ツールにも表示されます。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年9月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年9月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年9月30日(水) | 権利確定日(基準日) |
配当落調整金については、共同印刷が配当を実施しているため別途発生します。2027年3月期の1株配当は会社予想80円(Yahoo!ファイナンス確認・年2回)で、信用売り側では配当金とほぼ同額が配当落調整金として相殺されます。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
継続保有特典(6か月以上の連続保有)を狙う戦略
共同印刷のQUOカード優待は、各基準日(3月31日・9月30日)の株主名簿に同一株主番号で200株以上の保有記録が2回以上連続していることが条件です。つまり、最低でも半年間(2基準日)にわたって継続保有する必要があります。
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡し(現物株と信用売り建玉を相殺して決済する方法。手数料を抑えられます)で全株を決済するため、保有株数がいったんゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、次の基準日に新しい株主番号が発番されると「連続して記載」の条件が途切れてしまいます。
継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する工夫が必要です。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に200株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで1株を現物購入し、持ち続ける(株主番号の維持が目的)
- 各基準日の権利付最終日に200株をクロス(現物買い200株+一般信用売り200株)→ 合計201株で200株以上の条件を満たす
- 権利落ち後に現渡しで200株を決済。1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約1,567円 |
| 200株クロス 貸株料(5日)/回 | 約167円 |
| 年2回(3月末・9月末)合計 | 約334円 |
端株1株での継続記録カウント可否は条件文言によります。共同印刷の条件は「200株以上での記録が2回連続」のため、端株1株が株主番号の維持に有効かどうかは、実施前に株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
戦略B:現物100株常時保有 + 各基準日に100株クロス
- 100株を現物購入し、持ち続ける(株主番号の維持。配当も受け取れる)
- 各基準日の権利付最終日に100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 合計200株
- 権利落ち後に現渡しで100株を決済。100株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約156,700円 |
| 100株クロス 貸株料(5日)/回 | 約84円 |
| 年2回合計 | 約168円 |
100株を継続保有することで配当も受け取れますが、約156,700円が長期間拘束されます。常時200株以上が記録される安定度は戦略Bのほうが高く、継続条件の安定度を重視する方に向いています。
戦略比較
| 戦略A(1株+200株クロス) | 戦略B(100株現物+100株クロス) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約1,567円(1株) | 約156,700円(100株) |
| クロスコスト/回 | 約167円 | 約84円 |
| 資金拘束 | 極小 | 約156,700円 |
| 継続保有の安定度 | △〜◎(要確認) | ◎ |
資金拘束を最小化するなら戦略A、継続条件の安定度を重視するなら戦略Bが有力です。いずれの場合も、継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされるため、常時保有する現物株の口座は固定してください。端株の継続カウント可否は共同印刷の株式事務代行会社への問い合わせで確認できます。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生します(一般信用なら原則ゼロ)。必ず一般信用の在庫で売り建てていることを確認してください
- 配当落調整金: 共同印刷は配当を実施しているため、配当金とほぼ同額が信用売り側で配当落調整金として差し引かれます。税の還付タイミングのずれにも注意が必要です
- 約定不成立: 寄り付き前の注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。同時約定を心がけてください
- 在庫切れ: 一般信用の売り在庫は数量限定です。権利付最終日が近づくと早期に枯渇する傾向があるため、早めの確保が安心です
- 最低取引株数とNISA: 優待対象は200株以上で、100株では優待を受け取れません。またクロス取引(信用取引)はNISA非対応のため、特定口座または一般口座で実行します
まとめ
- 共同印刷の9月優待はQUOカード(200株以上で500円相当)で、クロスコストは約170円が目安です
- ただし優待には6か月以上の継続保有条件があり、純粋なクロスを1回行うだけでは条件を満たせません
- 端株または現物100株を常時保有して株主番号を維持しつつ、各基準日にクロスする戦略が現実的です
- まずは SBI証券・楽天証券などで一般信用の在庫状況をチェックしてみてください
関連記事
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 共同印刷公式IR 株主優待情報ページ: https://www.kyodoprinting.co.jp/ir_info/shareholder-benefits.html
– Yahoo!ファイナンス 共同印刷 株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/7914.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 共同印刷 株価・配当: https://finance.yahoo.co.jp/quote/7914.T
– 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データを起点に、公式IR・Yahoo!ファイナンスで確認した情報をもとに作成しています。情報は2026年6月27日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

