【ファースト住建(8917)】クロス取引コスト試算【10月権利】
本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データおよびYahoo!ファイナンスをもとに作成しています。最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
この記事の結論
- ファースト住建の10月株主優待は、100株で QUOカードPay 500円分(4月末・10月末の年2回)。ただし受け取りには継続保有1年以上の条件があります
- 300株以上保有で「揖保乃糸 食べくらべセット」(こちらも継続保有1年以上が条件)
- クロス取引コストの目安: 約60円〜(SBI証券・一般信用5日・100株の場合)
- 必要資金(100株): 約140,400円(現物買い108,000円+信用売り保証金30%・2026-06-26終値ベース)
- ⚠️ 純粋なクロス取引(毎回現渡しで0株に戻す)だけでは継続保有1年以上の条件を満たせず、優待を受け取れません。端株や現物を常時保有して株主番号を維持する戦略が必要です
- 継続保有条件: あり(1年以上・同一株主番号で年2回基準日に3回以上連続記載)
ファースト住建は兵庫県尼崎市に本社を置く戸建分譲住宅の会社で、優待は地元・兵庫の名産「揖保乃糸」をからめた内容が特徴です。ただし優待設計が「継続保有1年以上」を前提としているため、単発のクロス取引とは相性に注意が必要な銘柄です。
ファースト住建の株主優待内容
まず優待の全体像を押さえておきましょう。100株でも300株でも、いずれも継続保有1年以上が受け取りの前提になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 8917 |
| 権利確定月 | 4月末・10月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | QUOカードPay 500円分(100株以上)/揖保乃糸 食べくらべセット(300株以上) |
| 継続保有条件 | 1年以上(同一株主番号で年2回基準日に3回以上連続記載) |
| 優待金額(最低単元) | 500円相当 |
| 必要資金(100株) | 約140,400円(現物買い108,000円+信用売り保証金30%) |
保有株数ごとの優待は次のとおりです。300株以上の「揖保乃糸 食べくらべセット」は上級品・夢双・縒つむぎを詰め合わせた内容で、金額は公表されていません。
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | QUOカードPay | 500円 |
| 300株以上 | 揖保乃糸 食べくらべセット(上級品・夢双・縒つむぎ) | 金額非公表 |
QUOカードPayはコンビニやドラッグストアなど幅広い店舗で使えるデジタルギフトで、換金性・利便性ともに高い優待です。一方で金額は500円分と控えめなため、コストとのバランスを意識して取得する必要があります。なお優待金額・内容は変更される場合があるため、取得前に公式IRおよびYahoo!ファイナンスの優待ページで最新情報をご確認ください。
クロス取引コスト試算と権利確定スケジュール
クロス取引(つなぎ売り)は、同じ銘柄を「現物買い」と「一般信用売り」で同数同時に保有し、権利落ち後に現渡しで決済する手法です。株価変動リスクを抑えながら優待を狙えます。下記の計算ツールで、証券会社・保有日数を入れるとコストの目安が出せます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-06-26の終値(1,080円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
100株(約108,000円分)を一般信用で5日間保有した場合、貸株料の目安は次のとおりです。
- SBI証券(短期一般信用 年率3.90%): 1,080円 × 100株 × 3.90% ÷ 365 × 5日 = 約58円
- 楽天証券(短期一般信用 年率3.90%): 同条件で 約58円
- GMOクリック証券(短期一般信用 年率3.85%): 約57円
これに現物買い手数料・現渡し手数料が加わりますが、各社とも条件次第で手数料無料にできるため、実質コストはおおむね60円前後に収まります。優待のQUOカードPayが500円分なので、1回あたりの取得効率は悪くありません。
2026年10月の権利確定スケジュール
2026年10月の権利日は以下のとおりです。10月31日が土曜日のため、月末の基準日は10月30日(金)が実質的な権利確定日となります。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年10月28日(水) | 権利付最終日 |
| 2026年10月29日(木) | 権利落ち日 |
| 2026年10月30日(金) | 権利確定日(記録日) |
一般信用売りの在庫は、人気優待ほど早く消える傾向があります。ファースト住建は優待金額が500円分と中規模のため極端な争奪戦にはなりにくいものの、継続保有を狙う投資家がいることから、権利付最終日の数営業日前には在庫を確保しておくと安心です。SBI証券は在庫数が多く早朝の在庫補充後が狙い目、三菱UFJ eスマート証券やGMOクリック証券の無期限一般信用は早めに仕込んでおける選択肢です。在庫状況は日々変動するため、直近の状況は各証券会社のサイトでご確認ください。
継続保有1年以上を満たす戦略
ファースト住建の優待は、100株・300株いずれも継続保有1年以上(同一株主番号で年2回基準日に3回以上連続して株主名簿に記載されること)が条件です。この設計のため、クロス取引のやり方には注意が必要です。
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロに戻ります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れてしまいます。つまり「毎回クロス→毎回現渡し→0株」を繰り返すだけでは、いつまでも1年以上の継続記録に到達せず、優待を受け取れません。
継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。以下の2つの戦略が基本です。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に100株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し、持ち続ける(株主番号の維持が目的)
- 各基準日(4月末・10月末)の権利付最終日に、100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 合計101株で「100株以上」の条件を満たす
- 権利落ち後:現渡しで100株を決済。端株1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約1,080円 |
| 100株クロス 貸株料(5日)/回 | 約58円 |
| 年2回(4月末・10月末)合計 | 約116円 |
資金拘束をほぼゼロに抑えながら、株主番号だけを維持できる方法です。ただし端株(1株)での継続記録カウントの可否は条件文言によります。「同一株主番号で連続記載(株数不問)」と解釈できれば有効ですが、「各基準日に100株以上での記録が必要」と判断される場合は無効になる可能性があります。実施前に株式事務代行会社への確認を推奨します。
戦略B:現物100株を常時保有
- 100株を現物で購入し、持ち続ける(約108,000円・2026-06-26終値ベース)
- 1年以上・3回以上連続で記載されれば、クロスを使わずに優待を受け取れる
- 配当があれば配当も受け取れる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約108,000円 |
| クロスコスト/回 | 0円 |
最もシンプルで安定度の高い方法ですが、約108,000円が長期間拘束される点がデメリットです。資金拘束を嫌うなら戦略A、手間とカウントの不安定さを避けたいなら戦略Bという使い分けになります。300株の「揖保乃糸 食べくらべセット」を狙う場合は、戦略Aなら「端株1株+300株クロス」、戦略Bなら「現物300株保有」に読み替えてください。
共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください。
- クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください。
- 端株でのカウント可否や「3回以上連続記載」の正確な解釈は、ファースト住建のIR情報ページに記載の株式事務代行会社への問い合わせで確認できます。
端株対応口座(S株・かぶミニ・ワン株など)をまだ持っていない方は、この機会に開設を検討してみてください。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生します(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄があるため、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、信用売り側で配当金と同額が「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意が必要です。最新の配当状況は公式IRでご確認ください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に出来高の少ない小型銘柄)
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫は数に限りがあり、権利日が近づくと枯渇します。早めの確保を心がけてください
- 最低取引株数・継続保有条件: 優待は100株以上かつ継続保有1年以上が条件です。NISA口座は信用取引に非対応のため、特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- ファースト住建(8917)の10月優待は、100株でQUOカードPay 500円分。ただし継続保有1年以上が条件です
- 1回あたりのクロスコストは約60円前後と軽めですが、純粋なクロスの繰り返しでは優待条件を満たせない点が最大の注意ポイントです
- 端株1株を常時保有して株主番号を維持する戦略A、または現物100株を持ち続ける戦略Bで継続保有のカウントを積み上げましょう
- まずはSBI証券や楽天証券で一般信用の在庫状況と、端株(S株・かぶミニ)の取り扱いをチェックしてみてください
関連記事
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– ファースト住建 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8917.T/incentive
– ファースト住建 株価(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8917.T
– 本記事の情報は2026年6月29日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

