【東映(9605)】株主優待クロス取引コスト試算【2026年9月権利】
この記事の結論
- 東映(9605)の株主優待は、9月末・3月末の年2回が権利確定月。ただし9月末は保有株数によって内容が大きく異なる点に注意が必要です
- 9月末の100株保有では確定優待(金券・優待券)は付与されず、対象は長期保有株主向けの抽選企画(撮影所見学ツアー・グッズ等)のみ
- 映画優待券(1冊6枚綴り)は500株以上から、特製QUOカード1,000円相当は3月末のみ・100株以上が対象
- クロス取引コストの目安(100株): 約304円(SBI証券 短期一般信用・5日保有の場合)
- 必要資金(100株): 約739,700円(現物買い569,000円+信用売り保証金30%・2026/06/26終値ベース)
- 継続保有条件: あり(長期優待は同一株主番号で3回以上連続して100株以上の記載が必要)
東映の優待は「保有株数」と「権利月」で受け取れる内容が変わる、やや複雑な制度です。9月権利でクロス取引を検討する場合は、まず自分が狙う優待がどの株数・どの月に紐づくのかを整理することが大切です。
東映(9605)の株主優待内容
東映の優待は、年2回(3月末・9月末)の優待券と、3月末のみのQUOカード、そして長期保有者向けの抽選企画で構成されています。9月末を基準に整理すると次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 9605 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 9月末の優待(100株) | 確定優待なし(長期保有抽選の対象のみ) |
| 9月末の優待(500株以上) | 映画優待券 1冊(6枚綴り) |
| 9月末の優待(1,000株以上) | 映画優待券 2冊 |
| 優待金額(最低単元・9月末) | 0円相当(抽選のみ・要確認) |
| 必要資金(100株) | 約739,700円(現物買い569,000円+信用売り保証金30%) |
保有株数別の優待内容をまとめると次のようになります。3月末と9月末で内容が異なる点が東映の特徴です。
| 保有株数 | 3月末の優待 | 9月末の優待 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 特製QUOカード 1,000円相当 | 長期保有抽選の対象(確定優待なし) |
| 500株以上 | QUOカード1,000円+映画優待券1冊 | 映画優待券1冊 |
| 1,000株以上 | QUOカード1,000円+映画優待券2冊 | 映画優待券2冊 |
映画優待券は東映系の映画館などで利用でき、映画鑑賞に使える優待券です(6枚綴り)。QUOカードは3月末のみの付与で、9月末には付きません。
つまり9月権利で100株だけを取得しても、その回で必ずもらえる金券や優待券はないことになります。9月権利で確定的に優待券を得たい場合は500株以上が必要で、その場合の必要資金は約370万円規模(5,690円×500株×1.3)となります。100株で9月にクロスする意義は、後述する「長期保有抽選の連続記載カウントを積み上げる」点にあります。
クロス取引コスト試算
東映を一般信用のクロス取引(つなぎ売り)で取得する場合のコストを試算します。証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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100株を短期一般信用で5日間保有した場合、貸株料の目安は次のとおりです。
- SBI証券(短期一般信用・年率3.90%): 5,690円 × 100株 × 3.90% ÷ 365 × 5日 = 約304円
- 3日保有の場合は約182円
※株価は2026-06-26の終値(5,690円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。なお東映は株価が高めの銘柄で、100株でも約57万円(保証金込みで約74万円)の資金が必要です。500株・1,000株を狙う場合は資金が数百万円規模になるため、資金計画に余裕を持って検討してください。
配当落調整金については、配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
2026年9月の権利確定スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年9月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年9月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年9月30日(水) | 権利確定日(記録日) |
一般信用売りは在庫が限られるため、権利付最終日の数営業日前までに在庫を確保しておくのが基本です。在庫状況は日々変動するため、直近の在庫は各証券会社のサイトでご確認ください。
継続保有特典(長期保有抽選)を狙う戦略
東映の長期保有株主向け優待(撮影所見学ツアーやグッズのプレゼント等・応募者の中から抽選)は、毎年3月末・9月末現在の株主名簿に、同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が記載された株主が対象です。年2回の基準日で3回連続記載されるには、1回目の基準日から3回目の基準日までのスパン(半年×2=約12ヶ月)にわたって保有を続ける必要があり、最低でも1年以上の継続保有が条件になります。
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がいったんゼロに戻ります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、「3回連続記載」のカウントが途切れる恐れがあります。
長期保有抽選の対象になるには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に100株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し持ち続ける(株主番号の維持が目的)
- 各基準日(3月末・9月末)の権利付最終日に100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 合計101株
- 権利落ち後に現渡しで100株を決済。1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約5,690円 |
| 100株クロス 貸株料(5日)/回 | 約304円 |
| 年2回(3月末・9月末)合計 | 約608円 |
⚠️ 端株(1株)で「100株以上の連続記載」条件を満たせるかは文言の解釈によります。条件は「100株以上の保有株式数が記載」となっているため、端株1株のみでは満たせない可能性が高い点に注意してください。安定して条件を満たすには、各基準日に100株以上が名簿に記載される状態を作る必要があります。実施前に株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
戦略B:現物100株を常時保有
長期保有抽選を安定して狙うなら、100株を現物で保有し続けるのが最もシンプルです。基準日をまたいで100株を保有し続けることで、同一株主番号での連続記載が積み上がります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約569,000円 |
| クロスコスト | 0円(現物保有のため) |
約569,000円が長期間拘束されますが、配当も受け取れ、連続記載の条件を満たしやすいのが利点です。資金拘束を避けたい場合は戦略A(要確認)、安定度を優先するなら戦略Bという整理になります。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
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共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされる可能性があります。常時保有する現物株の口座は固定してください。
- クロス(信用売り)はどの証券会社で行っても構いませんが、連続記載の判定可否や端株での扱いは、東映の株式事務代行会社への問い合わせで確認してください。
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄があるため、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄では、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれにも注意が必要です
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫には限りがあり、人気銘柄や権利日直前は在庫がなくなりやすい傾向があります
- 最低取引株数: 東映の売買単位は100株です。9月末の100株保有では確定優待が付かない点も踏まえ、狙う優待と株数を事前に整理してください
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- 東映(9605)の9月権利は、100株では確定優待がなく、対象は長期保有抽選のみ
- 映画優待券は500株以上、QUOカード1,000円相当は3月末・100株以上が対象と、保有株数・権利月で内容が分かれる
- 100株のクロスコストは約304円(SBI短期・5日)が目安だが、約74万円の資金が必要
- 長期保有抽選を狙うなら、株主番号を維持しながら100株以上の連続記載を積み上げる戦略が前提
- まずは SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券などで在庫状況を確認してみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 東映 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9605.T/incentive
– 東映 株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9605.T
– 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データおよびYahoo!ファイナンスをもとにしています。最新情報は必ず公式IR・株式事務代行会社でご確認ください。
– 本記事の情報は2026年6月28日時点のものです。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

