【いちよし証券(8624)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年9月権利】
この記事の結論
- いちよし証券の9月株主優待は 自社オリジナルカレンダー(100株以上の保有で贈呈・金額換算なし)
- クロス取引コストの目安: 約44〜73円(100株・SBI証券短期一般信用・保有3〜5日の場合)
- 必要資金(100株): 約177,840円(現物買い136,800円+信用売り保証金30%・2026年6月26日終値ベース)
- 在庫の傾向: カレンダー優待のため人気は限定的で、一般信用の在庫は比較的余裕がある傾向
- 継続保有条件: なし
いちよし証券の優待はオリジナルカレンダーで、金券のような金額換算はできません。コストもごくわずかで済むため、「優待のクロス取引を実際に体験してみたい」という初心者の練習銘柄として向いている一方、金銭的なメリットを狙う銘柄ではない点を最初に押さえておきましょう。
いちよし証券の株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 8624 |
| 権利確定月 | 9月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 自社オリジナルカレンダー |
| 優待金額(最低単元) | 金額換算なし(非売品) |
| 必要資金(100株) | 約177,840円(現物買い136,800円+信用売り保証金30%) |
いちよし証券(東証プライム上場)は、中小型成長企業の調査・コンサルティングに強みを持つ独立系の証券会社です。株主優待として9月末時点の株主に「自社オリジナルカレンダー」を贈呈しています。
優待は金券やカタログギフトのような換金性のあるものではなく、企業からの記念品的な位置づけです。そのため優待利回りを目的にクロス取引をする対象ではありませんが、コストが極めて小さいため、つなぎ売りの仕組みを実地で学びたい方には扱いやすい銘柄といえます。
保有株数による優待内容
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 自社オリジナルカレンダー | 金額換算なし |
| 500株以上 | 自社オリジナルカレンダー | 金額換算なし |
| 1,000株以上 | 自社オリジナルカレンダー | 金額換算なし |
現時点で公開されている情報では、保有株数による優待内容の差は設けられておらず、100株以上であれば一律でカレンダーが贈呈される形です。保有期間による上乗せ(長期保有特典)も設定されていません。最新の優待区分は必ず公式IRおよびYahoo!ファイナンスでご確認ください。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年6月26日の終値(1,368円)を使用しています。株価変動により実際のコストは異なります。
100株(必要資金の現物買い分は約136,800円)をSBI証券の短期一般信用(貸株料年率3.90%)で3〜5日間保有した場合、貸株料の目安は約44〜73円です。これに売買手数料が加わりますが、各社とも現物買い・現渡しの手数料を無料化しているプランがあるため、総コストはおおむね数十円〜数百円の範囲に収まります。
配当落調整金については、配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
一般信用在庫の取りやすさと権利日スケジュール
いちよし証券の優待はカレンダーで換金性がないため、QUOカードや食事券のような人気優待ほど在庫の奪い合いにはなりにくい傾向があります。例年、権利付最終日の数営業日前まで一般信用の売り在庫が残っているケースが多く、直前の手当てでも間に合いやすい銘柄です。
2026年9月権利のスケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年9月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年9月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年9月30日(水) | 権利確定日(記録日) |
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。早朝(19:00頃の在庫補充後)が狙い目
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。無期限一般信用の貸株料年率0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日(2026年9月28日)までに、一般信用売りの在庫を確保
- 同じ日に現物買い同数(100株)を発注し、同時約定を心がける
- 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備
- 権利落ち日(9月29日)以降に現渡し決済を実行
カレンダー優待は在庫に余裕がある傾向とはいえ、人気銘柄ほどではないにせよ直前に在庫が枯れる可能性はゼロではありません。練習を兼ねるのであれば、数営業日前に在庫を確保しておくと安心です。
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるので、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に出来高の小さい銘柄)
- 在庫切れ: 一般信用の売り在庫には限りがあり、補充直後に枯れることがあります。直前の手当ては在庫リスクを伴います
- 最低取引株数: 優待取得には100株以上が必要です。1単元(100株)未満では優待対象になりません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
なお、いちよし証券の優待は金額換算のないカレンダーであるため、貸株料や手数料がそのまま実質コストになります。金券優待のように「優待額-コスト」でメリットを測る考え方は当てはまらない点に留意してください。
まとめ
- いちよし証券の9月優待は自社オリジナルカレンダー。金額換算はなく、コストは約44〜73円(100株・短期一般信用)と極めて小さい
- 必要資金は約177,840円(現物買い136,800円+保証金30%・2026年6月26日終値ベース)
- 換金性のある優待ではないため、利回り狙いよりも「つなぎ売りの練習銘柄」としての位置づけが現実的
- 興味があれば、まずは SBI証券 や 楽天証券 の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– いちよし証券 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8624.T/incentive
– いちよし証券 株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8624.T
– 本記事の情報は2026年6月28日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

