【EMシステムズ(4820)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】

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【EMシステムズ(4820)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】

注意: 本記事の優待内容・株数・権利月は、EMシステムズ公式IR株主優待ページ(https://emsystems.co.jp/ir/benefits.html)およびYahoo!ファイナンスで確認した情報に基づいています(2026年7月11日確認)。制度は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。

目次

この記事の結論

  • EMシステムズの12月株主優待は、①毎年12月31日の株主名簿に1年以上継続して同一株主番号で記載②1単元(100株)以上を1年以上継続保有③直近12月31日時点で200株以上保有——の3条件をすべて満たした株主を対象に、カタログまたはウェブサイトから商品を1点選べる制度です(200株保有で1,000円相当、出典: EMシステムズ公式IR株主優待ページ)
  • クロス取引コストの目安: 200株・一般信用(短期)を5日間保有した場合で約50〜55円程度
  • 必要資金(200株): 約130,000円(現物買い100,000円+信用売り保証金30%・2026年7月9日終値500円ベース)
  • 在庫の傾向: 東証プライム上場の中型株で、食品・小売系の人気優待銘柄ほど知名度が高くなく、在庫状況は各証券会社で要確認
  • 継続保有条件: あり(100株を1年以上継続保有+基準日〈12月31日〉時点で200株以上の保有が必要。詳細は後述の戦略セクション参照)

EMシステムズの株主優待内容

項目 内容
証券コード 4820
権利確定月 12月末(基準日は12月31日)
売買単位 100株
最低必要株数 200株
優待内容 カタログまたはウェブサイトから商品を1点選択
優待金額(200株保有) 1,000円相当
必要資金(200株) 約130,000円(現物買い100,000円+信用売り保証金30%)

保有株数に応じて優待の内容は以下のように変わります。継続保有条件は次の3点です。①毎年12月31日の株主名簿に1年以上継続して同一株主番号で記載・記録されていること②1単元(100株)以上を1年以上継続保有していること③直近12月31日時点で下表の株数以上を保有していること(出典: EMシステムズ公式IR株主優待ページ https://emsystems.co.jp/ir/benefits.html)。継続保有が必要なのは①②の100株分のみで、③の基準日時点の株数は直前に買い増しても条件を満たせます。

保有株数 優待内容 金額相当
200株以上 カタログ・ウェブサイトから1点選択 1,000円相当
1,000株以上 カタログ・ウェブサイトから1点選択 3,000円相当
2,000株以上 カタログ・ウェブサイトから1点選択 5,000円相当

(出典: Yahoo!ファイナンス「(株)EMシステムズ【4820】:株主優待」ページ)

注意したいのは、売買単位(単元株数)は100株ですが、優待をもらうには200株以上の保有が必要な点です。100株だけを権利付き最終日にクロスしても優待の対象にはなりません。クロス取引を検討する場合は、必ず200株単位(または1,000株・2,000株単位)で現物買い・信用売りを組む必要があります。

EMシステムズは調剤薬局向けの電子薬歴・レセプトコンピュータなど医療情報システムの開発・販売を手がける企業です。Yahoo!ファイナンスの企業情報によれば、調剤システム分野で国内シェア約3割とされ、2025年12月期のセグメント別実績では調剤システムが売上の中心となっています。医科システムや介護・福祉システムへの事業拡大も進めており、単一事業に依存しない収益構造を志向している点が特徴です。もっとも、優待株としての知名度は食品・小売系の人気銘柄ほど高くなく、一般信用売りの在庫状況は他の定番クロス銘柄と比較して読みにくい面があります。

なお、継続保有条件があるため、権利確定日直前だけ200株をクロスして直後に現渡し・決済するだけでは、優待を受け取ることはできません。ただし継続保有が必須なのは1単元(100株)分のみで、残り100株は基準日直前にクロスで積み増す形が考えられます。具体的な戦略は後述の「継続保有特典を狙う戦略」で解説します。

クロス取引コスト試算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付き最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

参考までに、200株・株価500円(2026年7月9日終値)で5日間一般信用売りを保有した場合の概算コストは以下の通りです。

証券会社 種別 年率 5日間の概算コスト
SBI証券 短期一般信用 3.90% 約53円
楽天証券 短期一般信用 3.90% 約53円
GMOクリック証券 短期一般信用 3.85% 約53円
松井証券 一般信用 2.00% 約27円
SMBC日興証券 一般信用(売方) 1.90% 約26円
三菱UFJ eスマート証券 一般信用 1.10% 約15円

※株価は2026年7月9日の終値(500円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。上表は貸株料のみの概算で、証券会社ごとの売買手数料は別途かかる場合があります。

EMシステムズは配当を実施しており、1株配当23.00円(2026年12月期会社予想、配当利回り4.57%、Yahoo!ファイナンス2026年7月10日時点確認)です。権利確定日に現物買い・信用売りの両方を保有していれば、現物側で配当を受け取り信用売り側で同額の配当落調整金を支払うため、両者は原則相殺され、クロス取引の実質コストには(源泉徴収タイミング差等を除き)大きな影響を与えません。

権利日スケジュール(2026年12月権利)

日付 イベント
2026年12月28日(月) 権利付き最終日
2026年12月29日(火) 権利落ち日
2026年12月31日(木) 権利確定日(基準日)

12月31日は東京証券取引所の年末年始休場期間に含まれるため、実際の最終取引日は12月30日(水)になります。基準日そのものは会社側の規定に基づき12月31日とされていますが、株式の売買という観点では12月28日までの約定分が対象になる点に留意してください。

注意点・リスク

  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合に発生する追加コスト)です。一般信用取引なら原則ゼロですが、一般信用でも例外的に発生する銘柄があるため、必ず一般信用であることを確認してください。
  • 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意してください。
  • 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。
  • 在庫切れ: 一般信用売りの在庫は日々変動します。権利付き最終日が近づくほど品薄になりやすい傾向があるため、早めの確保を心がけてください。
  • 最低取引株数: 前述の通り、優待を受け取るには基準日(12月31日)時点で200株以上の保有が必要です。100株だけのクロスでは優待の対象になりません。
  • 継続保有条件: 1単元(100株)以上を1年以上継続保有し、かつ同一株主番号で株主名簿に記載され続けることが条件です。単発のクロス取引だけでは優待を受け取れない点に留意してください。
  • NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください。

継続保有特典を狙う戦略

EMシステムズの優待は、公式IR(https://emsystems.co.jp/ir/benefits.html)によると次の3条件をすべて満たすことが必要です。

  1. 毎年12月31日の株主名簿に、1年以上継続して同一の株主番号で記載・記録されていること
  2. 1単元(100株)以上を1年以上継続して保有していること
  3. 直近の12月31日の株主名簿で、対象ティアの株数(200株・1,000株・2,000株など)以上の保有が認められること

⚠️ 純粋なクロスのみでは条件1・2を満たせません

クロス取引は権利落ち後に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロに戻ります。ゼロになった期間があると株主番号の連続記載が途切れ、条件1・2を満たせなくなります。継続保有特典を狙うには、最低1単元(100株)を現渡しせずに保有し続ける必要があります。

⚠️ 端株(単元未満株)1株の常時保有では条件を満たせません。 条件2は「1単元(100株)以上を1年以上継続保有」と所定株数を明示しており、他銘柄の継続保有戦略で使われる「端株1株を常時保有して株主番号だけ維持する」方法は本銘柄では無効です。EMシステムズで継続保有条件を満たすには、必ず1単元(100株)以上の現物保有を継続する必要があります。

戦略:現物100株常時保有 + 各基準日に不足分をクロス

  1. 100株を現物で購入し、持ち続ける(条件1・2を満たすための最小単位。現渡しせずに保有し続ける)
  2. 毎年の権利付き最終日(12月28日)に、対象ティアに必要な株数まで追加でクロス(現物買い+一般信用売り)する
  3. 権利落ち後、クロスで積み増した分だけ現渡しで決済する。常時保有の100株はそのまま維持する
到達ティア 優待額 常時保有 基準日のクロス株数 合計株数 クロス貸株料(5日・SBI/楽天短期3.90%)概算/回
200株 1,000円相当 100株 100株 200株 約27円
1,000株 3,000円相当 100株 900株 1,000株 約240円
2,000株 5,000円相当 100株 1,900株 2,000株 約508円

100株の現物購入には約50,000円(2026年7月9日終値500円ベース)の資金拘束が継続的に発生します。これに加えて、各基準日のクロス分の貸株料が上表の概算コストとしてかかります。

共通の注意事項

  • 継続保有カウント中に証券口座を変更すると株主番号がリセットされる可能性があります。常時保有する100株の口座は固定してください。
  • クロス(信用売り)はどの証券会社を使っても構いませんが、常時保有する現物100株の口座は変えないでください。
  • 株主番号の連続記載カウントの正確な確認方法は、EMシステムズのIR情報ページに記載の株式事務代行会社に問い合わせることを推奨します。

まとめ

  • EMシステムズの12月優待は、①100株を1年以上継続保有②同一株主番号での記載継続③基準日に200株以上保有——の3条件を満たすことで1,000円相当のカタログギフトが対象になる
  • 単発のクロス取引だけでは条件1・2を満たせず優待を受け取れないため、継続保有を狙うなら100株の現物常時保有とクロスの組み合わせが必要
  • クロス取引そのものの実質コストは200株・5日保有で数十円程度と小さいが、継続保有条件のため単純な「毎年クロスするだけ」の戦略は成立しない
  • 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券などの一般信用在庫状況をチェックしてみてください

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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。


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投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。


【出典・参考】
– EMシステムズ公式IR株主優待ページ: https://emsystems.co.jp/ir/benefits.html
– Yahoo!ファイナンス「(株)EMシステムズ【4820】:株主優待」: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4820.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス「(株)EMシステムズ【4820】」株価・企業情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4820.T
– 本記事の情報は2026年7月11日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・Yahoo!ファイナンスでご確認ください。

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