【速報】丸三証券(8613)が株主優待を拡充【2027年3月権利】
この記事の結論
- 丸三証券(8613)は2026年7月30日、取締役会決議により株主優待制度の拡充及び継続保有要件の追加を発表しました
- 変更後は「保有株式数」に加えて「継続保有期間」の2軸で優待内容が決まる制度に変わります
- 100株以上1,000株未満のティアは、継続保有3年以上で海苔詰め合わせが1,000円相当→1,500円相当に増額
- 1,000株以上のティアは、継続保有3年以上で魚沼産コシヒカリが3kg→5kgに増額
- 新制度の適用開始基準日は2027年3月31日。1回限りのクロス取引で受け取れる優待内容自体は、当面は変更前と同じ水準です
適時開示情報
本記事は以下の適時開示資料をもとに作成しています。
- 開示日:20260730
- 開示書類:株主優待制度の一部変更(拡充及び継続保有要件追加)に関するお知らせ
- TDnet開示情報:株主優待制度の一部変更(拡充及び継続保有要件追加)に関するお知らせ(PDF)
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丸三証券(8613)の概要と発表内容
丸三証券株式会社は、東証プライム市場に上場する中堅証券会社です(証券コード8613、代表取締役社長:菊地稔氏)。自主独立経営を100年以上続けており、日本株と投資信託に特化した商品戦略を展開しています。2026年7月29日の終値は1,142円でした(出典:Yahoo!ファイナンス)。
同社は2026年7月30日開催の取締役会において、株主優待制度の拡充及び継続保有要件の追加を決議しました。開示資料によれば、変更の目的は「長きにわたり当社株式を保有していただいている株主様への感謝の意を表すとともに、当社株式の投資魅力を高め、より多くの株主様に中長期的に保有していただくこと」とされています。
変更前の優待内容は、100株以上1,000株未満の保有で海苔詰め合わせ1,000円相当、1,000株以上の保有で新潟県魚沼産コシヒカリ新米3kgという1軸のシンプルな制度でした。今回の変更により、これに継続保有期間の要件が加わり、長期保有株主への優待が上乗せされる形になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 8613 |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 最低株数(優待) | 100株 |
| 変更前の優待内容 | 100株以上1,000株未満:海苔詰め合わせ1,000円相当/1,000株以上:魚沼産コシヒカリ3kg |
| 変更後の優待内容(3年以上継続保有) | 100株以上1,000株未満:海苔詰め合わせ1,500円相当/1,000株以上:魚沼産コシヒカリ5kg |
| 新制度の適用開始基準日 | 2027年3月31日 |
何が変わったのか(新旧比較と継続保有要件の判定方法)
開示資料の変更内容を表にまとめると以下のとおりです。下線部(増額分)が今回の変更箇所にあたります。
| 保有株式数 | 継続保有1年以上3年未満 | 継続保有3年以上 |
|---|---|---|
| 100株以上1,000株未満 | 海苔詰め合わせ1,000円相当 | 海苔詰め合わせ1,500円相当 |
| 1,000株以上 | 魚沼産コシヒカリ3kg | 魚沼産コシヒカリ5kg |
つまり、継続保有1年以上3年未満の株主が受け取る優待内容は変更前と同水準で、優待が実質的に増額されるのは継続保有3年以上の株主に限られます。
継続保有「1年以上」「3年以上」の判定方法
開示資料によれば、継続保有期間の判定は以下のとおりです。
- 1年以上の判定:毎年3月31日・9月30日時点の株主名簿に、同一の株主番号で3回以上連続して記録されていること
- 3年以上の判定:毎年3月31日・9月30日時点の株主名簿に、同一の株主番号で7回以上連続して記録されていること
いずれも「当年の基準日(3月31日)に株主名簿へ記録されていること」と「当年の基準日時点で必要な期間を継続保有していること」の2条件を満たす必要があります。また、必要株式数(100株以上または1,000株以上)を各時点で継続して保有していることも判定条件に含まれます。
適用開始日と経過措置
新制度は2027年3月31日の基準日から適用されます。ただし経過措置として、2027年3月31日時点で保有期間1年未満の株主は変更前の内容(海苔1,000円相当/コシヒカリ3kg)で優待が贈呈されます。なお、2026年3月31日を基準日とする優待は変更前の内容のまま実施される点にも注意してください。
クロス取引への影響
一般信用クロスで100株または1,000株を単発で取得する場合、受け取れる優待内容は変更前と変わりません(海苔1,000円相当またはコシヒカリ3kg)。今回の拡充分(1,500円相当・5kg)は、継続保有3年以上の株主のみが対象となるため、権利付最終日だけ保有して権利落ち日に現渡しする通常のクロス取引では対象になりません。
開示資料にも明記されているとおり、継続保有期間の判定は「同一の株主番号」で3月31日・9月30日の基準日に連続して記録されていることが条件です。クロス取引は権利落ち日に現渡しで保有株数がゼロになるため、この連続記録が途切れます。さらに開示資料の注記では「相続・譲渡、貸株の利用、預け入れ証券会社の変更や、その他の理由により、当社株主名簿への同一株主番号による記録の連続性が途切れる場合がございます」とも案内されており、口座を変更した場合も連続性が失われる可能性があります。
拡充分の優待を狙う場合は、単発クロスではなく実際に100株以上(または1,000株以上)を継続保有し続ける必要があり、その分の資金拘束と株価変動リスクを伴います。2026年7月29日終値1,142円をもとに試算すると、100株の必要資金は現物買い114,200円に信用売り保証金30%を加えた約148,460円が目安です(実際の必要資金は約定日の株価により変動します)。単発クロスのみを行う場合は、これまでどおりの優待内容・コスト構造で判断して差し支えありません。
注意点・リスク
- 逆日歩(品貸料):制度信用取引を利用した場合のみ発生し得るコストです。一般信用取引であれば原則として発生しませんが、銘柄によっては一般信用でも例外的に発生することがあるため、利用する取引区分を必ず確認してください
- 配当落調整金:配当を実施している銘柄で現物買い・信用売りの両建てを行った場合、配当金と配当落調整金は原則相殺され、実質コストへの影響は限定的です
- 約定不成立:寄り付き前発注でも現物買い・信用売りの一方のみが約定するケースがあります。特に出来高が少ない局面では注意が必要です
- 在庫切れ:一般信用の売り在庫は証券会社・タイミングによって変動します。権利付最終日が近づくほど在庫が減少する傾向があるため、早めの在庫確保を検討してください
- 最低取引株数:優待を受け取るための最低株数は100株です。継続保有要件を満たさない限り、保有株数がこれを下回ると優待対象外になります
まとめ・関連記事
丸三証券(8613)は2026年7月30日、株主優待制度に継続保有要件を追加し、3年以上の継続保有株主に対して優待を拡充することを発表しました。新制度の適用開始基準日は2027年3月31日で、単発のクロス取引で受け取れる優待水準自体はこれまでと変わりません。継続保有によるアップグレードを狙う場合は、株主番号の連続性を維持できる保有方法を事前に検討することが重要です。最新の制度詳細は公式IRおよび株主優待事務局への確認をおすすめします。
【出典・参考】
– 丸三証券 適時開示「株主優待制度の一部変更(拡充及び継続保有要件追加)に関するお知らせ」:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260730502969.pdf
– 丸三証券公式IR 株主優待ページ:https://www.marusan-sec.co.jp/ir/kabunushiyutai/
– 丸三証券公式IR プレスリリース:https://www.marusan-sec.co.jp/ir/press/pdf/20260730yutai.pdf
– 丸三証券株価情報:https://finance.yahoo.co.jp/quote/8613.T
– 本記事の情報は2026年7月30日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

