【飯田グループホールディングス(3291)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】
この記事の結論
- 飯田グループホールディングスの3月株主優待は、100株以上1,000株未満の保有で「江の島アイランドスパ」温泉・プールエリア利用券4枚がもらえる(1,000株以上の上位ティアでは優待内容が施設共通クーポン券・リフォームクーポン券に切り替わる)
- クロス取引コストの目安: 100株・短期一般信用(3日程度保有)で貸株料が約36円〜74円(証券会社により異なる。SMBC日興証券1.90%で約36円、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券の短期3.85〜3.90%で約73〜74円)、これに配当落調整金差額の実質負担(約934円)を加えた合計で約970円〜1,010円程度(詳細は下記の自動計算参照)
- 必要資金(100株): 約298,220円(現物買い229,400円+信用売り保証金30%・2026年8月10日終値2,294円ベース)
- 在庫の傾向: 必要資金が30万円弱と比較的手が届きやすい水準のため、他の低コスト優待銘柄と同様に権利月末にかけて一般信用の在庫需要が高まりやすいと考えられます
- 継続保有条件: なし(公式IRに継続保有・長期保有によるアップグレードの記載はなく、保有株数のみで判定されるティア制です)
飯田グループホールディングスの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3291 |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容(100株以上1,000株未満) | 「江の島アイランドスパ」温泉・プールエリア利用券4枚(4名分入館無料) |
| 優待金額(最低単元) | 概算15,000円相当(江の島アイランドスパの温泉&プールプラン平日料金3,600円+入湯税150円=3,750円×4名分で試算。特定日料金〔4,600円+入湯税150円〕利用時は約19,000円相当。出典: 江の島アイランドスパ公式サイト料金表) |
| 必要資金(100株) | 約298,220円(現物買い229,400円+信用売り保証金30%) |
保有株数別の優待ティア一覧
飯田グループホールディングスの株主優待は保有株数に応じて内容が大きく変わります。全ティアの具体的な内容は以下の通りです(出典: 飯田グループホールディングス公式IR株主優待ページ、Yahoo!ファイナンス株主優待ページ、2026年8月確認)。
| 保有株数 | 優待内容 |
|---|---|
| 100株以上1,000株未満 | 「江の島アイランドスパ」温泉・プールエリア利用券4枚(入館無料) |
| 1,000株以上10,000株未満 | 施設共通クーポン券5万円分・リフォームクーポン券5万円分 |
| 10,000株以上100,000株未満 | 施設共通クーポン券10万円分・リフォームクーポン券10万円分 |
| 100,000株以上 | 施設共通クーポン券20万円分・リフォームクーポン券20万円分 |
※優待券は贈呈の翌年6月30日まで利用可能です。2027年3月末権利確定分は、定時株主総会後(2027年6月下旬)に発送予定で、有効期限は2028年6月30日までとなります。優待券裏面には株主名・住所・利用者名の記載が必要で、家族等による利用は可能ですが、有償での譲渡は禁止されています。クロス取引で狙う場合は、通常100株(最低単元)での取得が現実的です。1,000株以上のティアは必要資金が約2,982,200円になるため、本記事では100株ティアを前提にコストを試算しています。
飯田グループホールディングスは、一建設・飯田産業・アーネストワン・タクトホーム・アイディホーム・東栄住宅の6社が2013年に経営統合して発足した、分譲戸建て住宅の供給で国内最大手級のグループです。優待の「江の島アイランドスパ」は、グループ会社の株式会社飯田産業が運営する神奈川県のリゾート施設です。2027年3月期の年間配当予想は1株92円(前期実績100円から8円減)となっており、配当利回りを重視する層の保有意欲がやや弱まる局面と考えられます。一方でクロス取引においては配当額そのものよりも、優待取得コストと配当落調整金の実質負担を合わせて比較することが重要です。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-08-10の終値(2,294円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
配当落調整金は「原則相殺」ではありません
飯田グループホールディングスの2027年3月期会社予想配当は年間92円(中間46円・期末46円、2026年8月10日確認)です。3月末の権利確定は期末配当(46円)が対象になります。
一般信用取引では、信用売り側が支払う配当落調整金に源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を負担します。一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額です。したがって100株保有の場合、税引前配当4,600円(46円×100株)に対し、現物側の税引後受取額は約3,666円にとどまり、差額の約934円が実質コストとして発生します。この差額は特定口座(源泉徴収あり・株式数比例配分方式)であれば口座内の他の譲渡益・配当所得と損益通算され、年間の利益状況によっては還付が生じる場合があります。損失が残る場合は確定申告により最大3年間繰り越すことができます。
一般信用在庫の取りやすさ
飯田グループホールディングスは必要資金が30万円弱と比較的手が届きやすい水準です。一般に必要資金が少ない銘柄ほど個人投資家の優待クロス需要が集まりやすく、一般信用の在庫が早期に埋まりやすい傾向があります。在庫状況は日々変動するため、権利付最終日を待たず余裕を持って確保しておくことをおすすめします。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
権利日スケジュールとクロス取引の実行手順
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2027年3月29日(月) | 権利付最終日 |
| 2027年3月30日(火) | 権利落ち日 |
| 2027年3月31日(水) | 権利確定日(記録日) |
- 権利付最終日(2027年3月29日)までに、一般信用売りの在庫を確保
- 同じ日に現物買い100株を発注(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備
- 権利落ち日(2027年3月30日)または翌営業日に現渡し決済を実行
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してください
- 配当落調整金: 上記の通り、税引前配当4,600円に対し現物側の税引後受取額は約3,666円にとどまり、差額の約934円が実質コストとして発生します
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 権利月末は優待クロス需要が集中しやすく、権利付最終日の直前に一般信用売りの在庫が枯渇することがあります
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株以上の保有が必要です。単元未満の取引では優待の対象になりません
- 有効期限: 優待利用券は贈呈の翌年6月30日まで利用可能です(2027年3月権利確定分は2028年6月30日まで)。優待券裏面には株主名・住所・利用者名の記載が必要で、有償での譲渡は禁止されています
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- 飯田グループホールディングスの3月優待(100株)は、必要資金約298,220円・実質コスト(貸株料+配当落調整金差額)を踏まえたうえで検討する銘柄です
- 配当落調整金の実質負担(約934円)は優待の価値と比較して確認しておく必要があります
- 在庫の動きは権利月末にかけて薄くなりやすいため、早めの在庫確保をおすすめします
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください
関連記事
【出典・参考】
– 飯田グループホールディングス株主優待(公式IR): https://www.ighd.co.jp/ir/reward.html
– 江の島アイランドスパ 料金(公式): https://www.enospa.jp/price
– 飯田グループホールディングス株主優待詳細(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3291.T/incentive
– 飯田グループホールディングス配当情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3291.T/dividend
– 飯田グループホールディングス株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3291.T
– 江の島アイランドスパ 開業20周年企画(株式会社飯田産業プレスリリース): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000119443.html
– 本記事の情報は2026年8月11日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

