【アキレス(5142)】株主優待のクロス取引コスト試算【2027年3月権利】
この記事の結論
- アキレス(5142)の3月株主優待は 自社製品を参考小売価格から3割引で購入できる割引優待(100株保有の場合。500株以上は5割引)
- クロス取引コストの目安: 貸株料は約63円(SBI証券・楽天証券の一般信用短期、年率3.9%、100株・3日保有の場合)+配当落調整金の実質コスト約1,016円(100株・期末配当予想50円の場合)
- 必要資金(100株): 約257,400円(現物買い198,000円+信用売り保証金30%・2026/08/18終値1,980円ベース)
- 在庫の傾向: 割引券という性質上、換金目的の需要は限定的で比較的余裕があるとみられる
- 継続保有条件: なし(保有株数のみで優待内容が決まる)
アキレス(5142)の株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 5142 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 自社製品(アキレスウェブショップ取扱商品)を参考小売価格から割引価格で購入できる権利 |
| 優待金額(最低単元) | 金額不定(購入する製品・数量により変動するため一律の円換算はできません) |
| 必要資金(100株) | 約257,400円(現物買い198,000円+信用売り保証金30%) |
保有株数別の優待内容(全ティア)
| 保有株数 | 割引率 | 備考 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 参考小売価格より3割引 | カタログ(申込ハガキ)またはアキレスウェブショップで利用可 |
| 500株以上 | 参考小売価格より5割引 | 3割引ではなく5割引に置き換わります(加算ではありません) |
アキレスの株主優待制度「優待割引販売」は、カタログ(申込ハガキ)またはアキレスウェブショップのいずれかの方法で自社製品を参考小売価格から割引価格で購入できる仕組みです。ウェブショップでは原則として全商品が対象ですが、一部除外品があるとされています。優待対象は年2回(3月・9月)の権利確定ごとに選定される自社製品(シューズ等)が中心です。
アキレスは学童靴「瞬足」で知られる運動靴大手のイメージが強い企業ですが、連結売上構成で見ると主力は自動車内装材・建材関連の資材等を扱う第一事業部(61%)・第二事業部(28%)で、両事業部合計で連結売上の約9割を占めます(Yahoo!ファイナンス企業情報確認)。知名度の高いシューズ事業は売上構成比では約1割程度にとどまる最小セグメントです。優待の対象商品はシューズを中心とした自社製品群に限られており、優待が「割引券」型であるため、QUOカードや金券のような換金性の高い優待と比べるとクロス投資家からの需要は相対的に読みにくく、実際に自社製品を購入する予定がある株主向けの性格が強い優待といえます。
継続保有による優待の増額や上乗せ特典は確認できませんでした。保有株数のみで割引率が決まるシンプルな制度です。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-08-18の終値(1,980円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
権利日スケジュール(2027年3月権利)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2027年3月29日(月) | 権利付き最終日 |
| 2027年3月30日(火) | 権利落ち日 |
| 2027年3月31日(水) | 権利確定日(記録日) |
配当落調整金の実質コスト
アキレスは2027年3月期の年間配当を1株50.00円(期末配当のみ・会社予想)としています(Yahoo!ファイナンス確認)。中間配当は実施しておらず、3月末を基準日とする期末配当がそのまま今回のクロス取引の対象になります。
一般信用取引では配当落調整金に源泉徴収の減額が適用されず、信用売り側は配当金と同額(100%)を負担します。一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額です。したがって両者は相殺されず、差額が実質コストとして発生します。
- 税引前配当(100株・50円): 5,000円
- 現物側税引後受取額(5,000円×(1-0.20315)): 約3,984円
- 差額(実質コスト): 約1,016円
この差額は特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、他の譲渡益・配当所得と損益通算され、口座内の利益状況によっては還付が生じる場合があります。損失が通算しきれず残る場合は確定申告で最大3年間の繰越控除が可能です。
一般信用在庫の傾向
アキレスの優待は自社製品の割引購入権であり、QUOカードや食事券のような換金性の高い優待と比べると投資家の注目度はそれほど高くないとみられます。そのため一般信用の在庫は比較的確保しやすい傾向にあると考えられますが、日々の在庫状況は変動するため、権利付き最終日が近づいたら各証券会社のサイトで在庫を確認することをおすすめします。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してください
- 配当落調整金: 上記のとおり、一般信用の配当落調整金は現物側の税引後受取額との間に約1,016円(100株の場合)の差額が実質コストとして発生します。相殺されるわけではない点に注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 権利付き最終日が近づくと一般信用の在庫がなくなる場合があります。早めの在庫確保をおすすめします
- 最低取引株数: 優待を受け取るには100株以上の保有が必要です。単元未満株では優待の対象になりません
- 優待内容の変更: 優待対象商品・割引率は年2回の権利確定ごとに変更される可能性があります。最新情報は公式サイト・Yahoo!ファイナンスでご確認ください
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- アキレス(5142)の3月優待は自社製品を3割引(500株以上は5割引)で購入できる割引優待
- クロス取引の実質コストは、貸株料約63円(SBI証券・楽天証券の一般信用短期、年率3.9%、3日保有の場合)に加え、配当落調整金の実質コスト約1,016円(100株の場合)が発生する見込み
- 在庫の動きは比較的落ち着いていると考えられますが、権利付き最終日が近づいたら早めに在庫を確認してください
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください
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【出典・参考】
– アキレス株主優待詳細(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/5142.T/incentive
– アキレス配当情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/5142.T/dividend
– アキレス企業情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/5142.T/profile
– 本記事の情報は2026年8月19日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

