【ファンペップ(4881)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- ファンペップ(4881)の12月株主優待は、100株以上の保有で自社の機能性ペプチド配合商品を株主優待割引価格で購入できる権利(2021年6月の制度新設時の報道によればポケッタブルウイルス除去スプレー:希望小売価格の40〜50%割引、ReBeage化粧品シリーズ:50%割引。公式サイトでは現在の割引率を直接確認できておらず参考情報です。実際に購入した金額により優待価値が変動するため、一律の円換算額は存在しません)
- 株価水準が低いため、クロス取引に必要な資金は約6,630円(100株・2026年8月21日終値ベース)と非常に小さい
- 一方で本銘柄は三菱UFJ eスマート証券の一般信用(長期)の取り扱いがなく、SMBC日興証券でも一般信用売建可能銘柄リストに掲載が確認できていません。他社も含め在庫の有無を事前確認する必要がある
- 継続保有条件:なし(保有期間による優待内容の変化は確認されていません)
ファンペップの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4881 |
| 市場区分 | 東証グロース市場 |
| 権利確定月 | 6月末・12月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 自社の機能性ペプチド配合商品を株主優待割引価格で購入可能 |
| 優待金額(最低単元) | 金額は購入内容により変動(割引率は2021年6月の制度新設時の報道による参考値:ポケッタブルウイルス除去スプレー40〜50%割引、ReBeage化粧品シリーズ50%割引。公式サイトでは現在の割引率を確認できていません) |
| 必要資金(100株) | 約6,630円(現物買い5,100円+信用売り保証金30%・2026年8月21日終値ベース) |
優待の対象は、毎年6月末および12月末時点の株主名簿に記載または記録された、100株(1単元)以上を保有する株主とされています(出典: ザイ・オンライン2021年6月10日付記事)。保有株数・保有期間による優待内容のティア分けは確認できませんでした。優待内容は100株以上保有の一律条件であり、保有株数が増えても割引率や購入可能数量が変わるという記載はYahoo!ファイナンスの株主優待ページ・kabuyutai.comの紹介ページのいずれにも見当たりません。数量アップグレード型の優待ではなく、100株保有者全員が同じ購入権を得る仕組みと考えられます。
割引対象商品は、ポケッタブルウイルス除去スプレー15ml(希望小売価格の40〜50%割引・10〜20個セット)とReBeage化粧品シリーズ(希望小売価格の50%割引)の2種類です(出典: ザイ・オンライン2021年6月10日付記事、kabuyutai.comの株主優待紹介ページ。いずれも同社が2021年6月10日に公表した株主優待制度新設の開示内容に基づく記事です。公式サイトの株主優待ページにも制度概要が掲載されていますが、本記事執筆時点で同ページの動的コンテンツから割引率の直接確認はできなかったため、上記の報道内容を参考情報として記載しています)。なお、これらの割引率は制度新設時(約5年前)の情報であり、現行のYahoo!ファイナンス株主優待ページには割引率の記載がないため、現在も同一の割引率が適用されているかは確認できていません。実際に購入した金額によって優待価値が変動するため、一律の円換算額は存在しません。
株主優待商品カタログ・申込ハガキは、6月末権利の株主には9月頃、12月末権利の株主には翌年3月頃に送付される予定です(同上出典)。12月権利でクロス取得した場合、実際にカタログが届き申し込めるのは約3ヶ月後になる点に注意してください。利用を検討する場合は、発行会社が権利確定後に送付する株主優待案内で最新情報をご確認ください。
ファンペップは大阪大学医学部発の創薬ベンチャーで、体内で抗体の産生を誘導する「抗体誘導ペプチド」技術を軸に医薬品開発を進めている企業です。連結売上のほぼ全てが研究開発関連であり、2020年12月の東証グロース市場(当時マザーズ)上場以来、無配が続いています(2020年12月期〜2025年12月期実績)。株主優待は現金給付や配当の代替という位置づけではなく、自社の研究成果である機能性ペプチド配合商品を株主に還元する目的の制度です。株価が数十円台と低位であるため、クロス取引そのものにかかる必要資金・貸株料コストは他の優待銘柄と比べて小さく抑えられる点が特徴です。ただし後述の通り、一般信用売りの在庫確保が課題になりやすい銘柄でもあります。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月21日の終値(51円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
ファンペップは無配(2020年12月期〜2025年12月期実績で一貫して無配、2026年12月期も会社予想0.00円)のため、配当落調整金は発生しません。配当のある銘柄で発生する「税引前配当と現物側税引後受取額の差額」を気にする必要がない点は、コスト計算上シンプルです。ただし将来的に配当が新設された場合は改めて確認が必要です。
一般信用在庫の取りやすさ
⚠️ ファンペップは一般信用売りの取り扱いが限定的、または一部証券会社で取り扱いがない可能性がある銘柄です。低位株・小型グロース銘柄は貸株ニーズに対して一般信用の枠が用意されないことがあり、在庫状況は銘柄ごと・時期ごとに変動します。実行前に必ず利用予定の証券会社の取引画面で在庫の有無を確認してください。在庫がない場合、一般信用でのクロス取引自体が実行できません。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が多い傾向。一般信用貸株料(短期)年率3.90%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.90%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。ただし本銘柄(4881)は一般信用(長期)の取り扱いがありません(2026年8月23日確認)
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%。ただし本銘柄(4881)は同社の一般信用売建可能銘柄リストに掲載が確認できていません
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。小型・低位株は在庫が薄い、または取り扱い自体がないケースがあるため、直近の在庫情報は各証券会社のサイトで必ずご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日の数営業日前までに、利用予定の証券会社で一般信用売りの在庫があるかを確認
- 在庫が確認できたら、同じ日に現物買い100株を発注(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備
- 権利落ち日(または翌営業日)に現渡し決済を実行
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料。一般信用取引では発生しません。本記事は一般信用での取引を前提としています
- 配当落調整金: ファンペップは無配のため発生しません。将来配当が新設された場合は改めて確認が必要です
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。特に小型・低位株は板が薄く、成立しないリスクが相対的に高くなります
- 在庫切れ・取り扱いなし: 上記の通り一般信用売りの取り扱いが限定的な可能性がある銘柄です。在庫がなければクロス取引自体が実行できません
- 最低取引株数: 優待を得るには100株(1単元)の保有が必要です。100株未満では優待の対象になりません
まとめ
- ファンペップの12月優待は、100株保有・約6,630円程度の必要資金で自社の機能性ペプチド配合商品を割引購入できる権利が得られます
- 優待は自社商品の割引購入権(2021年6月の制度新設時の報道によればポケッタブルウイルス除去スプレー40〜50%引き・ReBeage化粧品シリーズ50%引き。公式サイトでは現在の割引率を確認できていません)であり、実際に購入した金額により価値が変動するため一律の円換算額はありません。割引購入を利用する予定がない場合はコストに見合うか個別に判断が必要です
- 最大の課題は一般信用売りの在庫確保です。三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)の取り扱いがなく、SMBC日興証券も売建可能銘柄リストに掲載が確認できていません。興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
【出典・参考】
– 株式会社ファンペップ公式サイト 株主優待制度ページ: https://www.funpep.co.jp/shareholder-benefit
– ザイ・オンライン「ファンペップ、株主優待を新設! 6月末と12月末時点の株主に、機能性ペプチド配合の除菌スプレーや化粧品が割引価格で買える「株主優待商品カタログ」を贈呈」(2021年6月10日付): https://diamond.jp/zai/articles/-/273721
– kabuyutai.com「ファンペップ(4881)の株主優待紹介」: https://www.kabuyutai.com/kobetu/funpep.html
– Yahoo!ファイナンス ファンペップ(4881) 株主優待ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4881.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス ファンペップ(4881) 株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4881.T
– Yahoo!ファイナンス ファンペップ(4881) 配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4881.T/dividend
– 本記事の情報は2026年8月23日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

