【ブラス(2424)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年7月権利・記念優待】

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【ブラス(2424)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年7月権利・記念優待】

目次

この記事の結論

  • ブラス(2424)の7月優待は上場10周年記念で2026年7月のみ通常の2倍(200株保有で2,000円分の自社ギフト)
  • 初年度はクロス取引のみでは取得できません。継続保有条件(半年以上・同一株主番号での連続記録)を満たす必要があります
  • クロス取引コストの目安: 約13〜64円(200株・一般信用5日間利用の場合)
  • 自社ギフトはウエディング関連サービスの特典であり、一般消費者が日常的に使える性質のものではありません。利用場面を想定したうえで取得を検討してください
  • 在庫の傾向: 7月権利銘柄のため比較的余裕があることが多いですが、記念優待で注目度が高い点に注意

ブラスとはどんな会社か

ブラス(株式会社ブラス、証券コード2424)は、愛知県を本拠とし、東海地方を中心にウエディング事業(結婚式場「ア・ラ・モード」シリーズ等)を運営するウエディングプロデュース企業です。東京証券取引所スタンダード市場・名古屋証券取引所プレミア市場に上場しています。

2026年は上場10周年にあたり、通常優待の2倍相当となる「上場10周年記念特別優待」を2026年1月末・7月末の2回に限り実施することが発表されています。2027年以降は通常優待に戻ります。


ブラス(2424)の株主優待内容

項目 内容
証券コード 2424
単元株数 100株
権利確定月 1月末日・7月末日(年2回)
2026年7月31日 権利付最終日 2026年7月29日(水)
2026年7月 優待内容 自社グループ商品(記念優待)
継続保有条件 半年以上(同一株主番号で連続2回以上記録、かつ規定株式数以上)

保有株数別の優待内容(全ティア)

2026年7月末(上場10周年記念優待)

保有株数 自社ギフト金額
200株以上 2,000円分
500株以上 4,000円分
1,000株以上 6,000円分
3,000株以上 10,000円分

2027年7月末以降(通常優待)

保有株数 自社ギフト金額
200株以上 1,000円分
500株以上 2,000円分
1,000株以上 3,000円分
3,000株以上 5,000円分

なお、1月末基準ではデジタルギフト(Amazon・QUOカードPay・PayPayマネーライト・dポイント等13種類から選択)が進呈されます。1月優待の最低閾値は100株からです。2026年1月(記念優待)の全ティアは以下のとおりです。

保有株数 デジタルギフト金額(記念優待)
100株以上200株未満 1,000円分
200株以上500株未満 1,000円分
500株以上1,000株未満 2,000円分
1,000株以上3,000株未満 4,000円分
3,000株以上 6,000円分

2027年1月以降(通常)は100〜200株未満500円分・200株以上500円分・500株以上1,000円分・1,000株以上2,000円分・3,000株以上3,000円分となります。

(出典: 株式会社ブラス コーポレートサイト IR 株主優待ページ、2026年5月時点)

自社ギフトの使い勝手について

7月優待の「自社グループ商品」はウエディング関連サービスの割引・特典等であり、利用できる場面は結婚式や披露宴を予定している方に限られます。QUOカードのように日常的な場面では使いにくい優待であるため、この点を踏まえて取得を検討してください。


クロス取引のコスト計算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

■ 必要資金(売買資金の目安)

項目 計算式 金額
現物買い
信用売り保証金(30%)
合計(目安)

■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)
実質コスト ---

参考として、各証券会社の一般信用貸株料率(年率)を掲載します。

証券会社 一般信用貸株料(年率) 備考
SBI証券 短期3.90% 在庫量最多クラス。ゼロ革命で現物手数料0円(条件あり)
楽天証券 短期3.90% ゼロコース(SOR利用同意が条件)で現物手数料0円
三菱UFJ eスマート証券 長期1.10% 1ヶ月以上前から在庫確保できる長期信用が特徴
SMBC日興証券 一般信用1.90% / 制度信用1.15% 返済手数料0円。現物手数料あり(10万円→137円等)
松井証券 短期3.90% ボックスレート(1日50万円以下無料)
GMOクリック証券 短期3.85% / 無期限0.80% 現物・信用手数料0円。サブ口座向き

※最新の手数料・貸株料率は各証券会社の公式サイトでご確認ください。


一般信用在庫の取りやすさ

7月権利確定銘柄は、3月・6月・9月・12月などの主要月と比べて銘柄数が少なく、在庫競争は相対的に緩やかな傾向があります。ただし、2026年7月は上場10周年記念優待による優待金額の増加で注目度が高まっている可能性があります。

  • SBI証券: 在庫数が最多クラス。19時頃の在庫補充後が狙い目
  • 楽天証券: 日中に在庫補充されるタイミングが多い
  • 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用で1ヶ月以上前から在庫を確保できる(貸株料年率1.10%)
  • GMOクリック証券: 無期限一般信用(貸株料年率0.80%)でサブ口座として活用できる

※在庫状況は日々変動します。最新の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。


クロス取引の実行手順

  1. 権利付最終日(2026年7月29日)の3〜5営業日前までに一般信用売りの在庫を確保
  2. 在庫確保と同日に現物買いを同数発注(同時約定を心がける)
  3. 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備
  4. 権利落ち日(2026年7月30日)以降に現渡し決済を実行

クロス取引の基本的な仕組みや手順については、クロス取引(つなぎ売り)とは?株主優待を低コストで取得する方法をあわせてご覧ください。


継続保有特典を狙う戦略

ブラス(2424)の優待はすべて継続保有条件付きです。初回権利日から優待を受け取るには、それ以前から株を保有して株主名簿に記録されている必要があります。

継続保有条件の詳細

条件文言: 「1月31日の中間期株主名簿および7月31日の期末株主名簿に同一株主番号で連続して記載または記録され、かつ、規定株式数以上の自社株式を保有していること」

「規定株式数以上」の条件が含まれているため、端株1株のみ保有しても優待条件の株数(7月は200株以上)を満たしていなければ優待対象外になります。端株戦略の活用については後述の注意事項をご確認ください。

純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません

クロス取引後に現渡しで0株に戻ると、基準日と基準日の間の保有が途切れます。0株になった状態で次回取得すると、株主番号が新規発番される可能性があり、連続記録が断絶します。

継続記録を積み上げるには、基準日と基準日の間も株を保有し続ける必要があります。


戦略A: 端株(1株)常時保有 + 各基準日に200株クロス

  1. SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入し、保有し続ける(株主番号の維持が目的)
  2. 各基準日の権利付最終日: 200株をクロス(現物買い200株 + 一般信用売り200株)→ 合計201株(200株以上の優待条件を満たす)
  3. 権利落ち後: 現渡しで200株を決済。1株は保有し続ける
項目 金額(目安)
1株購入(一時費用) 約599円
200株クロス 貸株料(5日)/回 約13〜64円(証券会社による)
年2回(1月・7月)合計コスト 約26〜128円

重要な注意事項: ブラスの継続保有条件は「同一株主番号での連続記録、かつ規定株式数以上」です。端株1株のみで株主番号を維持していても、基準日の保有株数が200株未満であれば優待対象外になります。端株1株 + 200株クロス(合計201株)の方法で条件を満たすことは理論上可能ですが、1株のみで連続記録が認められるかどうかは株式事務代行会社への確認を強く推奨します。

端株戦略の詳細については、端株戦略とは?継続保有条件のある銘柄でクロス取引する方法を解説をご覧ください。


戦略B: 現物200株常時保有(クロスなし)

  1. 200株を現物購入し、持ち続ける(株主番号維持・200株の優待も受け取れる)
  2. 株価599円×200株 = 約119,800円の資金が常時拘束される
  3. 配当も受け取れる(配当実施の場合)
項目 金額(目安)
200株購入(継続保有・資金拘束) 約119,800円
クロスコスト/回 0円
資金拘束期間 常時(株価変動リスクあり)

株価変動リスクを許容できる方向けです。配当を受け取りつつ優待も取得できますが、119,800円が長期間拘束されます。


戦略比較

戦略A(端株1株 + 200株クロス) 戦略B(200株現物保有)
初期費用 約599円(1株) 約119,800円(200株)
クロスコスト/回 約13〜64円 0円
資金拘束 極小(1株分のみ) 約119,800円
株価変動リスク 極小 あり(200株分)
継続保有の確実性 △〜◎(要確認)

推奨: 資金拘束を最小化したい方は戦略A。ただし端株のカウント可否を事前に確認することが不可欠です。資金に余裕があり確実性を優先する方は戦略Bが向いています。

共通の注意事項

  • 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。常時保有する現物株の口座は変えないでください
  • クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は固定してください
  • 端株カウント可否はブラスのIR情報ページに記載された株式事務代行会社への確認を推奨します

注意点・リスク

逆日歩(ぎゃくひぶ)

制度信用を使う場合に発生するコストです。一般信用であれば原則発生しません。ブラスのような中小型株は制度信用で逆日歩が発生した場合のコストが読めないため、一般信用の利用を強く推奨します。なお、一般信用でも例外的に逆日歩が発生するケースがあるため、一般信用であることを取引前に必ず確認してください。

一般信用と制度信用の違いについては、一般信用と制度信用の違い|クロス取引で使うべきはどっち?をご覧ください。

配当落調整金

ブラスが配当を実施している場合、信用売りポジションには配当落調整金が発生します。現物買いで受け取った配当と相殺される形ですが、所得税の還付タイミングのずれが生じます。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。

約定不成立(片約定)

売り・買いの片方しか約定しないケースがあります。特にブラスのような出来高の少ない銘柄では注意が必要です。成行注文で寄り付き前に発注するか、売り・買いの発注タイミングをできる限り合わせてください。

最低取引株数の制約

7月優待の最低閾値は200株(単元は100株)です。現物買いも200株以上での発注が必要になる点にご注意ください。

NISA口座は使えない

クロス取引(信用取引)はNISA口座では利用できません。特定口座または一般口座で実行してください。


まとめ

  • ブラス(2424)の2026年7月優待は上場10周年記念で200株保有で2,000円分の自社ギフト(2027年以降は半減して1,000円分)
  • 継続保有条件(半年以上)があるため、初年度はクロスのみでは取得できません。2026年7月に優待を受け取るには、少なくとも2026年1月末の株主名簿(同年1月31日時点)にも同一株主番号・規定株式数以上で記載されている必要があります
  • 自社ギフトはウエディングサービス関連であり、一般的な金券や食事券とは利用場面が異なります
  • クロス取引コストそのものは安価ですが、継続保有の仕組みの理解と準備が不可欠です
  • 在庫確認はSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況からご確認ください

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投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。


【出典・参考】
– 株式会社ブラス コーポレートサイト 株主優待ページ: https://www.brass.ne.jp/corporate/ir/benefit.html
– Yahoo!ファイナンス 2424.T 株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2424.T/incentive
– 本記事の情報は2026年5月31日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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