【マルゼン(5982)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年8月権利】
この記事の結論
- マルゼンの8月優待は クオカード1,000円分(300株以上保有の場合)
- クロス取引コストの目安: 約136円〜約3,641円(300株・一般信用5日間利用の場合。最安はGMOクリック証券の無期限一般信用0.80%、最高は松井証券の無期限一般信用2.00%+ボックスレート手数料込みの場合。証券会社・コースにより異なる。2026年8月10日終値4,145円ベース)
- 8月末は配当の基準日にあたり、配当落調整金として実質約3,657円のコストが別途発生します(2027年2月期会社予想・第2四半期配当1株60.00円ベース)
- 貸株料(最安約136円)に配当落調整金の実質コスト(約3,657円)を合計すると、優待金額1,000円(年間2,000円)を上回り、コスト面でのメリットは限定的です
- 在庫の傾向: 必要株数が多いうえ、三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券は本銘柄の一般信用取扱いが確認できていません。他社も含め在庫の取りやすさを判断できる材料は乏しい状況です
- 取り組む場合は、貸株料の低いコース(GMOクリック証券の無期限一般信用など)から在庫の有無をまず確認することをおすすめします(いずれも本銘柄の一般信用取扱いは未確認)
マルゼンの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 5982 |
| 権利確定月 | 2月末・8月末(年2回) |
| 優待取得の最低株数 | 300株 |
| 優待内容 | クオカードまたはジェフグルメカード |
| 優待金額(300株・1回分) | 1,000円相当 |
| 必要資金(4,145円×300株×1.3、2026年8月10日終値ベース) | 約1,616,550円(現物買い1,243,500円+信用売り保証金30%) |
マルゼン(5982)は業務用調理機器の製造・販売を手がける東証スタンダード上場企業です。飲食店・ホテル・病院・給食センターなど幅広い施設に業務用厨房設備を提供しています。株主優待は年2回(2月末・8月末)、保有株数に応じてクオカードまたはジェフグルメカードが贈呈されます。
なお、100株・200株での保有では優待は付与されません。最低でも300株(必要資金約162万円・現物買い+信用売り保証金30%、2026年8月10日終値4,145円ベース)が必要です。必要資金が100万円超と高めであることに注意してください。
全ティアの優待内容
| 保有株数 | 優待内容(1回分) | 年間合計 | 継続保有条件 |
|---|---|---|---|
| 300株以上1,000株未満 | クオカード 1,000円分 | 2,000円 | なし |
| 1,000株以上10,000株未満 | ジェフグルメカード 3,000円分 | 6,000円 | なし |
| 10,000株以上 | ジェフグルメカード 5,000円分 | 10,000円 | なし |
(出典: マルゼン公式IR 株主優待ページ https://www.maruzen-kitchen.co.jp/toushika/ir_yuutai.html)
クオカードはコンビニ・書店・ドラッグストアなど全国の加盟店で使える汎用性の高いプリペイドカードです。ジェフグルメカードは全国の飲食チェーンで使える食事券です。どちらも現金同等の使い勝手がある金券系優待として人気があります。
クロス取引のコスト計算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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このサイトが扱うのは一般信用でのクロス取引が主体です。一般信用の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で支払う一方、現物側が実際に受け取る配当金は源泉徴収後(約79.685%)の金額になります。したがって両者は相殺されず、「配当金×20.315%」が実質コストとして発生します。
マルゼンは8月末を基準日とする配当を実施しており、2027年2月期の会社予想は第2四半期(8月末基準)60.00円です(Yahoo!ファイナンス確認)。300株保有の場合、税引前配当は18,000円、現物側の税引後受取額は約14,343円となり、差額の約3,657円が実質コストとして発生します。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、通常は証券会社が年末に他の譲渡益・配当所得と自動的に損益通算し、還付が生じる場合は翌年初に口座へ自動入金されます。損失が残る場合は確定申告で最大3年間繰り越せます。
一般信用在庫の取りやすさと実行手順
マルゼンは1回あたりの必要資金が300株で約162万円(2026年8月10日終値4,145円ベース)と大きく、クロス取引の需要は限定的な銘柄と考えられます。ただし、三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券では本銘柄の一般信用取扱い自体が確認できておらず、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても取扱いの有無が未確認のため、在庫の取りやすさ自体を判断できる材料が乏しいのが実情です。300株単位でのまとまった在庫を確保する必要があるため、取り組む場合は権利付最終日の1〜2週間前には在庫状況を必ず確認することをおすすめします。三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も一般信用売建可能銘柄リストに掲載がありません(2026年7月14日確認)。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多クラスとされますが、本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。一般信用貸株料(短期)は年率3.90%。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中とされますが、本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。一般信用貸株料(短期)は年率3.90%
- 三菱UFJ eスマート証券: 本記事執筆時点(kabuステーションAPI、2026-07-14確認)で一般信用(長期)の個別取扱いが確認できていません(一般信用貸株料は年率1.10%ですが、本銘柄での利用可否は未確認です)
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%。ただし一般信用売建可能銘柄リスト(2026年7月14日確認)に本銘柄の掲載がなく、取り扱いがない可能性が高いです
- 松井証券: ボックスレート(1日の約定代金合計が50万円以下は無料、以降100万円ごとに1,100円加算)。本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: 一般信用貸株料は短期3.85%・無期限0.80%。本銘柄の一般信用取扱いは未確認です
5日間保有の目安コスト(300株・株価4,145円ベース)
| 証券会社 | 種別 | 年率 | 5日間の目安コスト | 本銘柄の取扱い |
|---|---|---|---|---|
| GMOクリック証券 | 一般信用(無期限) | 0.80% | 約136円 | 未確認 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 一般信用(長期) | 1.10% | 約187円 | 未確認(個別取扱いを確認できず) |
| GMOクリック証券 | 一般信用(短期) | 3.85% | 約656円 | 未確認 |
| SBI証券 | 一般信用(短期) | 3.90% | 約664円 | 未確認 |
| 楽天証券 | 一般信用(短期) | 3.90% | 約664円 | 未確認 |
| SMBC日興証券 | 一般信用(売方、取引手数料込み) | 1.90% | 約1,974円 | 取扱いなしの可能性が高い(売建可能銘柄リストに掲載なし) |
| 松井証券 | 一般信用(無期限、ボックスレート手数料込み) | 2.00% | 約3,641円 | 未確認 |
(貸株料の計算式: 株価4,145円×300株×年率÷365×5日。SMBC日興証券・松井証券は上記に加えて現物買い・信用売り取引にかかる手数料を含んだ目安です。実際のコースや保有日数、在庫状況により変動します)
※上記の目安コストはあくまで貸株料率に基づく試算であり、在庫の有無・取扱い可否を示すものではありません。三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)の個別取扱いが確認できておらず、SMBC日興証券は一般信用売建可能銘柄リストに本銘柄の掲載がなく取扱いがない可能性が高いため、表の金額どおりに取得できるとは限りません。上記の取扱い有無は本記事執筆時点(2026年7月14日)の確認結果であり、直近の在庫・取扱い情報は各証券会社のサイトで必ずご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日(2026年8月27日)の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を300株分確保
- 同じ日に現物買い300株を発注(同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備
- 権利落ち日(2026年8月28日)または翌営業日に現渡し決済を実行
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引では発生しません。必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: 一般信用の配当落調整金は源泉徴収なしで配当金と同額(100%)を負担する一方、現物側の受取配当は源泉徴収後(約79.685%)にとどまるため、両者は相殺されず「配当金×20.315%」が実質コストとして発生します。マルゼンは8月末を基準日とする配当(2027年2月期会社予想1株60.00円)を実施しており、300株保有なら実質約3,657円のコストです。特定口座であれば通常は証券会社が年末に自動的に損益通算・還付処理を行いますが、損失が残る場合は確定申告で繰り越せます
- 約定不成立: 300株単位での売買は流動性に注意。特に信用売りが成立しない場合、現物買いのみが残るリスクがある
- 在庫切れ・取扱い非対応のリスク: 三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も一般信用売建可能銘柄リストに掲載がありません(2026年7月14日確認)。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても本銘柄の取扱いは未確認のため、事前に在庫・取扱い状況を必ず確認してください
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応。特定口座または一般口座で実行
- 最低取引株数: 優待の最低取得ラインは300株(必要資金約162万円、2026年8月10日終値4,145円ベース)。100株・200株では優待は付与されない
まとめ
- マルゼンの8月優待は300株保有でクオカード1,000円分(年2回で年間2,000円)
- クロス取引コストの目安は300株・5日間で約136円〜約3,641円(証券会社・コースにより異なる、2026年8月10日終値4,145円ベース)。加えて8月末は配当の基準日にあたり、実質約3,657円の配当落調整金コストが別途発生する
- 貸株料(最安約136円)と配当落調整金コスト(約3,657円)を合計すると優待金額(1,000円)を上回るため、コスト面でのメリットは限定的です。利回りを十分に確認したうえで取り組むことを推奨します
- 三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も本稿確認時点で売建可能銘柄リストに掲載がありません。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても本銘柄の一般信用取扱いは未確認のため、取り組む場合はまず貸株料の低いコースから各社の在庫状況をチェックしてみてください
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【出典・参考】
– マルゼン公式IR 株主優待ページ: https://www.maruzen-kitchen.co.jp/toushika/ir_yuutai.html
– Yahoo!ファイナンス 株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/5982.T/incentive
– 配当情報(Yahoo!ファイナンス・2027年2月期会社予想 第2四半期(8月末基準)60.00円・第4四半期(2月末基準)65.00円を確認): https://finance.yahoo.co.jp/quote/5982.T/dividend
– 三菱UFJ eスマート証券の一般信用取扱い状況(kabuステーションAPI、2026-07-14確認)
– SMBC日興証券 一般信用売建可能銘柄リスト(2026年7月14日時点、5982の掲載なし)
– 本記事の情報は2026年8月10日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

