【マルマエ(6264)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年8月権利】

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【マルマエ(6264)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年8月権利】

目次

この記事の結論

  • マルマエ(6264)の8月株主優待QUOカード2,000円分(200株・継続保有6ヶ月以上)
  • クロス取引コストの目安: 約47円〜約228円(200株・一般信用・保有5日目安の場合の貸株料。8月末クロス1回あたり。保有日数・証券会社により変動)
  • 配当落調整金の実質コスト: 8月末クロスで約1,056円(期末配当1株26円×200株ベース)、継続保有カウントのために2月末もクロスする場合はさらに約772円(中間配当1株19円×200株ベース、2026年2月末の実績値)が発生します。年間(8月+2月末)の貸株料と配当落調整金の合計は概算で約1,920円〜約2,280円です。優待金額(2,000円分)とほぼ同水準か、証券会社・保有日数によっては上回る・下回る両方のケースがあるため、必ず利用する証券会社の貸株料で試算してください。なお、中間配当19円は直近(2026年2月末)の実績に基づく参考値であり、次回クロス(2027年2月末)時点の配当予想はまだ会社から発表されていません。実際にクロスする時点の最新の配当予想を必ず公式IRでご確認ください
  • ⚠️ 重要: 継続保有条件あり。単純なクロス取引を繰り返すだけでは優待を取得できません
  • ⚠️ 2026年8月権利分について: 対象となるのは2026年2月末時点の株主名簿に既に同一株主番号で記載されており、2026年8月末まで継続保有した株主のみです。この記事を読んで今から新たにクロスを始めても、2026年8月権利分は取得できません。次回以降(2027年2月末・8月末)の権利取得を目指す場合の参考としてご覧ください
  • 在庫の傾向: 半期基準日ごとに継続保有カウントが必要。早めの計画が必要。SMBC日興証券は確認時点で売建可能数量が0株です
  • 証券会社の選び方: 端株(S株・かぶミニ等)を扱うSBI証券・楽天証券は端株戦略と組み合わせやすい候補ですが、本銘柄の一般信用在庫が常時確保できるかは未確認です(SMBC日興証券は確認時点で売建可能数量0株)。また、端株1株保有で継続保有カウントが認められるかどうか自体、条件文言によっては無効になる可能性があり事前確認が必要です(詳細は「継続保有特典を狙う戦略」参照)。利用前に必ず各社で在庫状況をご確認ください

マルマエ(6264)の株主優待内容

項目 内容
証券コード 6264
正式社名 株式会社マルマエ
上場市場 東京証券取引所プライム市場
権利確定月 8月末(年1回)
優待の判定基準日 8月末(優待そのものの判定日)/2月末(継続保有カウントのみに使用、優待自体の判定日ではない)
最低株数 200株(2026年3月の株式分割後)
優待内容 QUOカード2,000円分
継続保有条件 6ヶ月以上継続保有(2月末・8月末の株主名簿に同一株主番号で2回以上連続記載)
必要資金(200株・株価2,133円・2026年8月13日終値) 約554,580円(現物買い426,600円+信用売り保証金30%)

マルマエ(6264)は、半導体・フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置向けの真空部品を精密切削加工するプライム市場上場の製造業企業です。連結売上構成は精密部品事業68%、機能材料事業(半導体スパッタリングターゲット用の高純度アルミニウム製品等)32%となっています(2025年8月期、出典: Yahoo!ファイナンス企業情報ページ)。装置向けの大型・高精度部品の受注売上に加え、プラズマで消耗する部品や高純度アルミの継続供給による消耗品売上を組み合わせた収益構造が特徴です。

2026年8月の権利日スケジュール

日付 イベント
2026年8月27日(木) 権利付最終日
2026年8月28日(金) 権利落ち日
2026年8月31日(月) 権利確定日(優待判定日)

株式分割による優待内容の変更(2026年8月権利分より)

2026年3月31日を基準日として1株→2株の株式分割が行われ、2026年4月1日付でその効力が発生しました。これに伴い、株主優待の取得基準株数が変更されています。

変更前(〜2026年2月権利まで) 変更後(2026年8月権利分〜)
100株以上 200株以上
QUOカード1,000円分 QUOカード2,000円分

株式分割により1株の価格は半分になった一方、優待を受け取るために必要な株数も200株(分割前の100株相当)に2倍化されているため、必要投資額そのものは分割前と実質的に同水準です。しかしQUOカードの金額は1,000円から2,000円へと2倍に増額されており、同じ投資額に対して受け取れる優待額が2倍になった計算になるため、実質的には優待利回りが約2倍に拡充されています。

継続保有特典(6ヶ月継続保有)を狙う戦略

⚠️ 継続保有条件について(重要)

マルマエ(6264)の優待取得には継続保有条件があります。

条件(公式IR確認済み):
「毎年8月31日現在、当社株式を6ヶ月以上継続して、2単元(200株)以上の当社株式を保有する株主様」が対象。具体的には、「同一株主番号で2月末日および8月末日現在の株主名簿に2回以上連続で記載または記録された株主様」

つまり:
– 2026年8月末に初めて200株以上を保有した場合 → 優待対象外(1回しか記載されない)
– 2026年2月末+2026年8月末に同一株主番号で記載されている場合 → 優待対象

マルマエ(6264)の優待を取得するには、単純なクロス取引を繰り返すだけでは不十分です。

⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません

クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。

継続保有条件を達成するには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。


戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に200株クロス

  1. SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで1株を現物購入・持ち続ける(株主番号の維持が目的)
  2. 2月末・8月末の権利付最終日:200株をクロス(現物買い200株+一般信用売り200株)→ 合計201株
  3. 権利落ち後:現渡しで200株を決済。1株は持ち続ける
項目 金額
1株購入(一時費用) 約2,133円
8月末クロス 貸株料(5日)/回 約47円〜約228円(証券会社により変動)
8月末クロス 配当落調整金の実質コスト/回 約1,056円(期末配当1株26円ベース)
2月末クロス 貸株料(5日)/回 約47円〜約228円(証券会社により変動)
2月末クロス 配当落調整金の実質コスト/回 約772円(中間配当1株19円ベース。2026年2月末の実績値)
年間合計(8月末+2月末、貸株料は証券会社により変動) 約1,920円〜約2,280円

⚠️ 端株(1株)での継続記録カウント可否は条件文言によります。「同一株主番号で連続記載(株数不問)」の場合は有効ですが、「200株以上での記録2回」が条件の場合は無効になる可能性があります。実施前に株式事務代行会社への確認を推奨します。

2月末の200株クロスは優待自体を取得できるわけではなく(優待判定は8月末のみ)、継続保有カウントを満たすための保有です。マルマエの2026年8月期の年間配当予想(分割調整後)は45円で、うち期末配当(基準日8月31日)は26円(2026年6月11日上方修正)であるため、差引となる中間配当(基準日2026年2月末)は19円(分割調整後)です。なお、irbank.net(https://irbank.net/E01465/dividend )に記載の「38円」は株式分割調整前の値であり、分割調整後の正しい値は19円です(過去年度分もirbank表記はYahoo!ファイナンス表記(分割調整後)のちょうど2倍で推移しており、この整合性からも19円が正しい値と判断できます)。200株保有の場合、税引前配当は19円×200株=3,800円です。一般信用の配当落調整金は源泉徴収なしで満額(3,800円)を信用売り側が負担する一方、現物側が実際に受け取る配当は源泉徴収後の約3,028円(3,800円×(1−20.315%))にとどまるため、差額の約772円が実質コストとして発生します。8月末クロスの配当落調整金コスト(約1,056円)と合わせると、継続保有戦略を通年で行う場合の年間コストは貸株料込みで約1,920円〜約2,280円になります。

⚠️ この19円という中間配当額は、2026年2月末に確定済みの過去実績です。この戦略は次回のクロス(2027年2月末)を想定して解説していますが、2027年8月期の中間配当予想は本記事執筆時点でまだ会社から発表されていません。上記の年間コスト試算はあくまで直近実績に基づく参考値であり、実際にクロスする時点の最新の配当予想を必ず公式IRでご確認ください。


戦略B:現物200株常時保有(クロスなし)

  1. 200株を現物購入・持ち続ける(配当も受け取れる)
  2. クロス取引は行わず、保有継続のみで優待取得を目指す
項目 金額
200株購入(継続保有・資金拘束) 約426,600円
クロスコスト/回 0円

200株の継続保有により配当も受け取れますが、約426,600円が長期間拘束されます。


戦略比較

戦略A(1株+200株クロス) 戦略B(200株現物常時保有)
初期費用 約2,133円(1株) 約426,600円(200株)
クロスコスト/回(貸株料、5日目安) 約47円〜約228円 0円
配当落調整金込みの年間コスト(8月末+2月末) 約1,920円〜約2,280円 0円(現物継続保有のため配当は源泉徴収のみで完結)
資金拘束 極小 約426,600円
継続保有の安定性 △〜◎(要確認)

推奨: 資金拘束を最小化するなら戦略A。ただし端株カウント可否は事前確認が必要です。

共通の注意事項

  • 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください。
  • クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください。
  • 端株カウント可否は株式事務代行会社(マルマエのIR情報ページに記載)への確認を推奨します。

クロス取引のコスト計算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

マルマエは2026年8月期の期末配当(基準日8月31日)について、2026年6月11日付で1株26円(株式分割調整後)に上方修正することを発表しています(出典: マルマエ公式IR・Yahoo!ファイナンス配当ページ)。200株保有の場合、税引前配当は26円×200株=5,200円です。一般信用の配当落調整金は源泉徴収なしで満額(5,200円)を信用売り側が負担する一方、現物側が実際に受け取る配当は源泉徴収後の約4,144円(5,200円×(1−20.315%))にとどまるため、差額の約1,056円が実質コストとして発生します。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり)であれば、通常は証券会社が年末に他の譲渡損益・配当所得と自動的に損益通算し、口座内の利益状況によっては還付が生じます。損失が通算しきれず残る場合は確定申告で最大3年間繰り越せます。

貸株料の目安計算例(SBI証券・一般信用短期・年率3.90%・5日間の場合・200株):
2,133円 × 200株 × 3.90% ÷ 365 × 5 = 約228円

松井証券(一般信用・無期限・年率2.00%・30日間の場合・200株):
2,133円 × 200株 × 2.00% ÷ 365 × 30 = 約701円

参考: 同じ保有日数(5日間)で比較する場合:
– 松井証券(年率2.00%): 2,133円 × 200株 × 2.00% ÷ 365 × 5 = 約117円
– GMOクリック証券・無期限一般信用(年率0.80%): 2,133円 × 200株 × 0.80% ÷ 365 × 5 = 約47円

上記の通り、5日間保有を前提とした場合の貸株料はおおむね約47円(GMOクリック証券)〜約228円(SBI証券)の範囲になります。保有日数を延ばすほどコストは比例して増加するため、必ず利用する証券会社・保有日数で試算してください。

※三菱UFJ eスマート証券は、本銘柄の一般信用(長期)取扱いが確認できなかったため、計算例から除外しています(詳細は下記「各証券会社の傾向」参照)。

一般信用在庫の取りやすさ

マルマエ(6264)はプライム市場上場の製造業銘柄で、QUOカード系の優待銘柄としては知名度が突出して高いわけではありません。一方で継続保有条件があるため毎回クロスを繰り返す投資家が一定数存在し、証券会社によっては在庫が限られる場合があります(SMBC日興証券は確認時点で売建可能数量0株)。在庫状況は証券会社・時期によって差があるため、権利付最終日の1〜2週間前を目安に、複数の証券会社で在庫を確認することをお勧めします。

各証券会社の傾向(一般論)

  • SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目
  • 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中
  • 三菱UFJ eスマート証券: 本銘柄については一般信用(長期)の取扱いが確認できませんでした(kabuステーションAPI実測データ、2026年7月14日時点)。長期信用での在庫確保を検討する場合は、必ず証券会社公式サイトで個別に取扱いの有無をご確認ください
  • SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%。銘柄自体の取扱いはありますが、確認時点(SMBC日興証券公式の一般信用売建銘柄リスト)で売建可能数量は0株(在庫なし)です
  • 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
  • GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。無期限一般信用の貸株料年率0.80%

※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。

注意点・リスク

  • 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)
  • 配当落調整金: マルマエの2026年8月期の年間配当予想(分割調整後)は45円で、うち期末配当(基準日8月31日)は26円(2026年6月11日上方修正)、差引となる中間配当(基準日2026年2月末)は19円(分割調整後)です。200株保有の場合、8月末は税引前配当5,200円に対し配当落調整金は源泉徴収なしで満額を負担するため現物側の税引後受取額(約4,144円)との差額、約1,056円が実質コストとして発生します。継続保有カウントのために2月末もクロスする場合、税引前配当3,800円に対し同様に差額の約772円が実質コストとして発生します。配当落調整金は税務上、他の譲渡損益・配当所得と損益通算されます。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり)であれば通常は証券会社が年末に自動的に損益通算を行い、口座内の利益状況によっては還付が生じます。損失が通算しきれず残る場合は確定申告で最大3年間繰り越せます。最新の配当状況は公式IRでご確認ください
  • 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
  • 在庫切れ: 継続保有条件があるため、毎回クロスする投資家が一定数おり在庫が限られる場合があります
  • 継続保有条件未達: 初回のみクロスしても優待対象外。最低2回連続で記載が必要です
  • NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応。特定口座または一般口座で実行してください

まとめ

  • マルマエ(6264)の8月優待はQUOカード2,000円分(200株・継続保有条件あり)
  • 継続保有条件(2月末・8月末に同一株主番号で2回連続記載)を満たすことが必須
  • 単純なクロス取引の繰り返しだけでは継続記録が積み上がらないため、端株1株の常時保有(継続記録カウントの可否は条件文言により無効になる可能性があり事前確認が必要)または現物200株の長期保有との組み合わせが必要です
  • 株式分割(2026年3月)により基準株数が200株に変更済み
  • 2026年8月権利分は2026年2月末時点で株主名簿に記載済みの株主のみが対象です。今から新規にクロスを始める場合、次回(2027年2月末〜8月末)の継続保有からの計画が必要になります

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【出典・参考】
– 株式会社マルマエ 公式IR 株主優待ページ: https://www.marumae.com/ir_5.html
– Yahoo!ファイナンス マルマエ(6264): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6264.T
– Yahoo!ファイナンス マルマエ(6264)配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/6264.T/dividend
– irbank.net マルマエ(6264)配当情報(中間配当実績の確認用): https://irbank.net/E01465/dividend
– 株価は2026年8月13日終値、配当情報は2026年6月11日公表の上方修正予想(期末)および実績確定分(中間)に基づいています。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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