【株式会社MERF(3168)】クロス取引コスト試算【8月権利】
この記事の結論
- 株式会社MERF(3168)の8月株主優待は QUOカード。100株保有で500円分、500株で1,000円分、1,000株で2,000円分が贈呈される
- クロス取引コスト(100株・一般信用5日保有)は貸株料が証券会社により約17円〜約85円程度で、これに加えて配当落調整金の税率差により実質約203円の追加コストが発生します(8月31日基準日の期末配当予想10.00円/株ベース)
- 必要資金(100株): 約207,220円(現物買い159,400円+信用売り保証金30%・2026年8月10日終値1,594円ベース)。10万円〜30万円の小〜中型コスト帯
- 権利付最終日は 2026年8月27日(木)、権利落ち日は8月28日(金)。一般信用売り在庫は権利付最終日前後に枯渇しやすい
株式会社MERFの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3168 |
| 上場市場 | 東証スタンダード |
| 権利確定月 | 8月末日 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | QUOカード |
| 優待金額(最低単元) | 500円相当 |
| 必要資金(100株) | 約207,220円(現物買い159,400円+信用売り保証金30%) |
QUOカードは全国のコンビニエンスストア、ファミリーレストラン、書店、ドラッグストアなど幅広く利用できるプリペイドカードで、現金化に近い使い勝手の良さが魅力です。額面500円と単元100株では大きな金額ではありませんが、クロス取引で取得コストを抑えれば、QUOカードを実質的に大幅な割引価格で入手できる計算になります。
株式会社MERFは非鉄金属リサイクル・銅系インゴット製造を手掛ける企業です。2025年1月1日に旧社名「黒谷株式会社」から現社名の「株式会社MERF」へ商号変更しており、社名はMetal(金属)・Recycle(リサイクル)・Future(未来)の頭文字に由来します。直近では2026年7月13日に通期業績予想の上方修正を発表しており、業績動向にも注目が集まっています(詳細はクロス取引コスト試算セクションを参照)。
保有株数別の優待内容(全ティア)
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | QUOカード | 500円分 |
| 500株以上 | QUOカード | 1,000円分 |
| 1,000株以上 | QUOカード | 2,000円分 |
出典: 株式会社MERF公式サイトIR「よくあるご質問」・Yahoo!ファイナンス株主優待ページ(いずれも2026-08-05時点で確認)。最新の優待内容は必ず公式IRページでご確認ください。
500株保有で1,000円分、1,000株保有で2,000円分と、保有株数に応じて優待額がスケールアップする設計です。ただし優待額は株数に比例して増えるわけではなく、株価1,594円(2026-08-10終値)で試算すると、優待額÷必要資金(現物ベース)のコスト効率は100株で約0.31%(500円÷159,400円)、500株で約0.13%(1,000円÷797,000円)、1,000株で約0.13%(2,000円÷1,594,000円)となり、100株保有時が上位ティアの約2.5倍の効率になります。クロス取引で取り組む場合は、コスト効率の面では100株が最も有利であることを踏まえつつ、自身が利用できる一般信用在庫の枠と必要資金を考慮して株数を選ぶのが基本です。
なお、公式サイトのFAQには「毎年8月31日時点の株主様に、下記内容にて優待品を贈呈いたします」と記載されているのみで、送付方法(自動送付か事前申込が必要か)は明記されていません。手続きの要否は事前にIR窓口へご確認ください。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026年8月10日終値(1,594円)を使用しています。株価変動により実際のコストは異なります。コストは保有日数・証券会社の貸株料率・手数料体系によって変動するため、上記ショートコードの試算結果を必ず参照してください。
株式会社MERFは2026年8月期、8月31日を基準日とする期末配当を1株10.00円と予想しています(2026年2月13日公表・年間配当予想30.00円のうち期末分。2026年8月5日Yahoo!ファイナンスで確認)。中間配当(2月28日基準日)は設立40周年記念配当10円を含む1株20.00円が既に支払われており、年間配当合計は30.00円の見込みです。2026年7月13日の通期業績予想修正では増益が発表されましたが、配当予想自体の修正はありませんでした。
配当落調整金は「原則相殺」ではありません。 一般信用取引の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で負担する一方、現物側が実際に受け取る配当金は約20.315%の源泉徴収後の金額になります。100株保有の場合、税引前配当1,000円(10.00円×100株)に対し、現物側の税引後受取額は約797円にとどまるため、差額の約203円が実質コストとして発生します。この差額は優待額500円の4割程度に相当するため、コスト試算の際は必ず織り込んでください。
権利日スケジュール(2026年8月権利確定)
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年8月27日(木) | 権利付最終日 |
| 2026年8月28日(金) | 権利落ち日 |
| 2026年8月31日(月) | 権利確定日(基準日) |
クロス取引で優待を取得するには、2026年8月27日(木)の取引終了時点で、現物買いと一般信用売りを同一株数保有している状態を作る必要があります。権利落ち日の8月28日(金)以降に現渡し決済を行うことで、ポジションを相殺しつつ優待権利のみを獲得できます。
一般信用在庫の取りやすさ
株式会社MERFは東証スタンダード上場の中小型銘柄で、人気優待銘柄ランキングに頻繁に登場するタイプではありません。そのため、一般信用売りの在庫は大手人気銘柄ほどの激しい争奪戦にはなりにくい一方で、各証券会社が保有する貸借在庫自体も限定的で、権利付最終日が近づくと夜間の在庫補充タイミングで一気に消化されるパターンが想定されます。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.90%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。コツコツ確認するスタイルが合う。一般信用貸株料(短期)年率3.90%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
8月権利は3月決算の本決算ほど銘柄数が集中しないものの、各社の優待カレンダーに掲載される銘柄数は決して少なくありません。MERFは知名度こそ高くないものの、QUOカード優待で利回り目当ての投資家からの関心が一定数あるため、油断せず早めに在庫を確保することをおすすめします。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日(2026年8月27日(木))の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保
- 在庫が確保できた日のうちに、同じ日に現物買い同数を発注(寄り付き前注文で同時約定を心がける)
- 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備(証券会社ごとに受付時間が異なるため要確認)
- 権利落ち日(2026年8月28日(金))または翌営業日に現渡し決済を実行
特に注意したいのは「現物買いと一般信用売りは必ず同じ日に同じ株数で約定させる」点です。日をまたいだり、約定価格が大きくズレたりすると、株価変動リスクを抱えることになり、クロス取引のメリットが消えてしまいます。寄り付き前の予約注文を使い、同時刻に同価格で約定させるのが基本です。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料(証券金融会社を介した貸借取引で株不足が生じた場合の追加コスト)です。一般信用取引は証券会社との相対取引のため逆日歩は発生しません。必ず一般信用で取引していることを確認してから発注してください
- 配当落調整金: 一般信用取引では配当落調整金に源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で満額負担します。現物側の受取配当は源泉徴収後(約20.315%減)となるため両者は相殺されず、その差額が実質コストとして発生します(本銘柄は8月末基準日・期末配当10.00円/株の場合、100株で約203円)
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に小型銘柄)。約定確認は必ず寄り付き直後に行い、片寄りが生じた場合は速やかに対応してください
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫は、権利付最終日が近づくと急速に消化されます。MERFのような中小型銘柄は在庫枠そのものが限定的なため、早めの確保が重要です
- 最低取引株数: クロス取引は信用取引を伴うため、信用取引口座の開設と、各証券会社の最低取引株数(通常は100株)を満たす必要があります
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- 株式会社MERF(3168)の8月優待は、100株保有でQUOカード500円分。シンプルで使いやすい金券系優待
- 必要資金は約207,220円(2026年8月10日終値1,594円×100株、現物買い+信用売り保証金30%)と、初心者でも取り組みやすいコスト帯。配当落調整金の実質コスト(100株で約203円)もあわせて考慮してください
- 一般信用売りの在庫は限定的になりがちなため、権利付最終日(2026年8月27日(木))の数営業日前から早めに在庫を確保しておくのが安全策
- まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券・松井証券・GMOクリック証券などで一般信用売りの在庫状況をチェックしてみてください
数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
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【出典・参考】
– Yahoo!ファイナンス 株式会社MERF(3168)株主優待ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3168.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 株式会社MERF(3168)株価ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3168.T
– Yahoo!ファイナンス 株式会社MERF(3168)配当ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3168.T/dividend
– 株式会社MERF公式サイト IR「よくあるご質問」: https://www.merf.co.jp/ir/faq.html
– 株式会社MERF 適時開示「中間配当(設立40周年記念配当)および配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年2月13日): https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20260213/20260213561420.pdf
– 本記事の株価情報は2026-08-10時点、その他の情報は2026-08-05時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
– 投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

