コクヨ(7984)の基本情報
この記事のポイント:
– コクヨ(7984)の株主優待は、500株以上の保有で自社グループ商品(4,000円相当)または社会貢献寄付(4,000円相当)から選べます
– 権利確定日は12月31日(年1回)
– 最低500株の保有が必要で、かつ継続保有半年以上(同一株主番号で2回連続記録)が受取条件です
– 必要資金の目安は約531,000円(現物買い408,500円+信用売り保証金30%)
– クロス取引では貸株料と逆日歩に注意が必要です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | コクヨ株式会社 |
| 証券コード | 7984 |
| 市場 | 東証プライム |
| 権利確定日 | 12月31日 |
| 最低取引単位 | 100株 |
| 優待受取最低株数 | 500株 |
| 株価(参考値) | 817円(2026年6月11日時点) |
コクヨ株式会社は、ノートやファイルをはじめとした文具・事務用品の製造販売で知られる国内最大手のメーカーです。「KOKUYO」ブランドの商品は、ビジネスシーンや学校生活で広く使われています。
株主優待の内容(全ティア)
コクヨの株主優待は、2026年12月31日基準日より制度を拡充。保有株数に応じて以下のティアが設定されています。
自社グループ商品・寄付の選択型優待
| 保有株数 | 継続保有条件 | 優待内容(選択制) |
|---|---|---|
| 500〜1,999株 | 半年以上必須 | 自社グループ商品4,000円相当 または 寄付4,000円 |
| 2,000〜3,999株 | 条件なし | 自社グループ商品4,000円相当 または 寄付4,000円 |
| 4,000株以上 | 条件なし | 自社グループ商品7,000円相当 または 寄付7,000円 |
選択できる優待の種類:
– A. 自社グループ商品:ノート・ファイル・文具など、コクヨグループの商品詰め合わせ
– B. Well-beingへの寄付:子どもの自立支援を行うNPO「ブリッジフォースマイル」へ
– C. 環境・教育への寄付:2011年の東日本大震災後、宮城県石巻市雄勝町で活動を開始した公益社団法人「MORIUMIUS(モリウミアス)」へ。こどもたちのサステナブルに生きる力を育む学び場を通じ、被災した町の未来をつくる活動を行う団体です
新設:株主優待限定グッズ(全保有株主共通)
保有株数にかかわらず、株主優待限定グッズが贈呈されます(2027年5〜6月発送予定)。
新設:株主イベント優先招待
| 保有株数 | 継続保有期間 | 当選確率 |
|---|---|---|
| 500株以上 | 半年以上 | 通常の3倍 |
| 2,000株以上 | 3年以上 | 通常の5倍 |
注意:優待内容・金額は変更される場合があります。最新情報はコクヨ公式の株主優待ページでご確認ください。
継続保有条件と端株戦略
継続保有条件の詳細
コクヨの株主優待(500〜1,999株)を受け取るには、継続保有条件を満たす必要があります。
半年以上の継続保有(500〜1,999株の場合):
「同一の株主番号で連続して2回以上、基準日(12月31日)の株主名簿に記録されていること」が条件です。
具体的には:
– 1回目の記録:6月30日時点の株主名簿に記録
– 2回目の記録:12月31日時点の株主名簿に記録
– 上記2回連続で同一株主番号で記録されていれば、最短で12月末権利を受け取れます
つまり、2026年12月末の優待を受け取るには、2026年6月末時点でも株主名簿に記録されていること(=6月末権利付最終日に株を保有していること)が必要です。
クロス取引で新規購入した場合の注意:クロス取引で2026年12月末に初めて株を保有しても、6月末に保有実績がなければ「半年継続保有」の条件を満たせません。初年度の12月末クロスでは優待を受け取れないため、翌年6月末時点でも保有を継続する必要があります。
3年以上の継続保有(2,000株以上で5倍当選確率の場合):
「同一の株主番号で連続して7回以上記録されていること」が条件です(基準日ごとに6ヶ月分で換算すると7回=約3.5年以上)。
端株を使った株主番号維持
継続保有条件を効率的に維持するには、端株(1株)を保有し続けて株主番号を確保する方法が有効です。
- 6月末の権利付最終日に1株だけ買付しておく
- 12月末のクロス取引時に追加で499株を買い増す(合計500株)
- 権利落ち後に499株を売却、1株だけ保有継続
- 翌年6月末にも1株は保有中なので、同一株主番号で連続記録が維持される
この方法により、毎年最低限のコストで「継続保有半年以上」の条件を維持できます。
注意:端株の保有・売買に対応している証券会社は限られます。SBI証券・楽天証券・松井証券などが端株取引に対応していますが、手数料や取扱い条件は各社で異なります。利用前に公式サイトで確認してください。
⚠️ 重要:純粋クロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引では権利落ち後に現渡しを行うと保有株数が0株に戻ります。株数が0になると証券会社によっては株主番号がリセットされる可能性があります。継続保有カウントを積み上げるには、権利落ち後も最低1株を保有し続けることが必須です。純粋なクロス取引(売建と同数の現物買い→現渡し)のみでは継続保有条件を満たせない点にご注意ください。⚠️ 証券口座の変更に注意
継続保有カウント中に証券口座を変更すると、株主番号がリセットされる場合があります。継続保有条件を維持するためには、同一の証券口座で株式を保有し続けることが必要です。口座の乗り換えを検討する場合は、株主番号の引き継ぎができないことを前提に計画してください。
端株戦略の詳細は「継続保有条件のあるクロス取引戦略|端株を使った最短ルート」をご参照ください。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
※本リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
クロス取引のコスト試算
必要資金の計算
| 項目 | 計算式 | 金額 |
|---|---|---|
| 現物買い | 817円 × 500株 | 408,500円 |
| 信用売り保証金(30%) | 408,500円 × 30% | 122,550円 |
| 必要資金合計 | — | 約531,000円 |
※約531,050円(現物買い408,500円+信用売り保証金30%・2026年6月11日終値ベース)
一般信用売りコスト目安
クロス取引では、一般信用売りを使うのが一般的です。逆日歩リスクを避けるために一般信用を選択しましょう。
権利付最終日(12月26日頃・2026年は12月29日)まで一般信用売りを継続した場合の貸株料目安:
| 証券会社 | 貸株料(年率) | 36日間コスト目安(権利月の約1ヶ月前から建てた場合) |
|---|---|---|
| SBI証券(短期) | 年率3.90% | 約1,570円 |
| 楽天証券(短期) | 年率3.90% | 約1,570円 |
| SMBC日興証券 | 年率1.90% | 約765円 |
| 三菱UFJeスマート証券 | 年率1.10% | 約443円 |
| GMOクリック証券(短期) | 年率3.85% | 約1,550円 |
計算式:株価817円 × 500株 × 貸株料率 ÷ 365日 × 36日間(権利月の約1ヶ月前から建てた場合の目安)
※最新の貸株料率は各証券会社の公式サイトでご確認ください。
■ 必要資金(売買資金の目安)
■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
シミュレーション:500株・36日間の場合
500株、36日間の一般信用売り(SMBC日興証券・年率1.90%)でクロス取引した場合:
| コスト項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 貸株料(36日) | 約765円 |
| 現物手数料 | 0〜137円(証券会社による) |
| 信用手数料 | 0〜137円(証券会社による) |
| 配当落調整金 | 約12〜13円/株(直近実績ベース・要最新確認)× 500株 ≒ 約6,000〜6,500円 |
| 合計コスト目安 | 約6,765〜7,539円(配当落調整金含む) |
優待金額4,000円に対して配当落調整金を含むコストが約7,000円程度になる点に注意が必要です。配当落調整金は配当金相当額がクロス取引コストとして発生するため、配当額が大きい銘柄ではコストが優待価値を上回る場合があります。最新の配当予定を必ず確認してください。
ただし以下の点に注意が必要です(詳細はリスクセクション参照):
– 制度信用を使用した場合は逆日歩コストが発生する可能性あり
– 継続保有条件を満たしていない場合は優待を受け取れない
クロス取引全般のコスト計算方法は「クロス取引のコスト計算方法|貸株料・手数料・配当落調整金を試算する」で詳しく解説しています。
権利日スケジュール(2026年12月)
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 2026年12月29日(火) | 権利付最終日(この日までに買付・売建が必要) |
| 2026年12月30日(水) | 権利落ち日 |
| 2026年12月31日(木) | 権利確定日 |
| 2027年5〜6月頃 | 優待品・限定グッズ発送予定 |
権利付最終日は毎年変わります。取引前に証券会社の権利日カレンダーで必ず確認してください。
2026年12月の権利確定銘柄全体については「2026年12月の株主優待クロス取引カレンダー」もあわせてご覧ください。
クロス取引のリスクと注意事項
コクヨ株のクロス取引にあたって、以下のリスクを必ず把握しておいてください。
-
逆日歩リスク:制度信用売りを使用した場合、権利付最終日に逆日歩が発生する可能性があります。一般信用売りを使えば逆日歩は発生しませんが、在庫が限られます。逆日歩の仕組みは「一般信用と制度信用の違い」で解説しています。
-
配当落調整金:コクヨは12月末に配当を実施する場合があります(直近実績は年2回・6月末と12月末)。クロス取引では買い方が配当を受け取り、売り方が配当落調整金を支払う仕組みのため、配当相当額がコストとして発生することがあります。取引前に直近の配当予定を確認してください。
-
約定不成立リスク:権利付最終日直前は売建注文が殺到するため、注文が通りにくくなることがあります。早めの売建を心がけることをおすすめします。
-
在庫切れリスク:一般信用売りは各証券会社の在庫が限られます。特に権利日直前は在庫が枯渇しやすく、売建できない場合があります。在庫は日々変動するため、早めの確認と売建が重要です。
-
最低取引株数の制約:コクヨの株主優待は最低500株の保有が必要です。1単元(100株)では優待対象外となりますのでご注意ください。また、継続保有条件がある点も他の銘柄と異なる特徴です。
- 逆日歩: 一般信用取引を使えば原則ゼロ。在庫がなくなると制度信用しか選べなくなる場合があります
- 配当落調整金: 配当がある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で相殺されます
- 約定不成立: 売り・買いの片方しか約定しないケースがあります(特に小型銘柄)
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応
よくある質問
Q. クロス取引初年度でも優待を受け取れますか?
A. 500〜1,999株の場合は受け取れません。6月末と12月末の2回連続で同一株主番号として記録されていることが条件です。クロス取引で2026年12月末に初めて購入した場合、2026年6月末に保有実績がなければ条件不足となります。2,000株以上であれば継続保有条件がないため、初年度でも受け取り可能です。
Q. 端株1株の保有だけで継続保有条件は維持できますか?
A. 権利確定日(12月31日)時点で1株以上保有していれば株主名簿に記録されます。6月末にも1株保有していれば「連続2回記録」の条件を満たし、12月末のクロス取引(500株)と組み合わせれば優待を受け取ることができます。ただし証券会社の株主番号の運用によって異なる場合もあるため、実際の取引前に証券会社へ確認することをおすすめします。
Q. 優待は商品と寄付のどちらを選んだほうがお得ですか?
A. 純粋な金銭的価値は同じ(4,000円相当)ですが、商品を選んだ場合はコクヨの文具や事務用品として活用できます。寄付を選んだ場合は所得控除の対象になることがあります(確定申告が必要)。ライフスタイルや税務状況に応じてお選びください。
[faq]
まとめ
コクヨ(7984)のクロス取引まとめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 優待内容 | 自社グループ商品4,000円相当または寄付4,000円 |
| 権利確定日 | 12月31日 |
| 最低株数 | 500株 |
| 継続保有条件 | 半年以上(500〜1,999株の場合) |
| 必要資金目安 | 約531,000円(2026/06/11終値ベース) |
| コスト目安(36日間・貸株料のみ) | 約765〜1,570円(証券会社による) |
| 配当落調整金(目安) | 約6,000〜6,500円(直近実績ベース・要最新確認) |
| 実質優待価値(目安) | 配当落調整金を考慮すると優待価値を超えるコストとなる場合があり、取得前に必ず最新配当予定を確認してください |
クロス取引でコクヨの優待を取得するには、継続保有条件(半年以上)への対応が最重要ポイントです。初年度は6月末の保有実績を作ることから始め、翌12月末に500株のクロスで優待を受け取る流れが基本戦略となります。
取引コストの試算ツールを活用して、証券会社ごとのコストを比較してみてください。
[disclaimer]
株価は2026年6月11日時点の参考値です。最新の株価・優待情報は公式サイトおよび証券会社のサイトでご確認ください。
最新の株主優待情報はコクヨ株式会社 公式IR「株主優待制度」でご確認ください。

