【松本油脂製薬(4365)】クロス取引コスト試算【2026年9月権利】
この記事の結論
- 松本油脂製薬の9月株主優待は 「うどん処加門 うどんそばつゆセット」(100株保有・継続6ヶ月以上)
- 必要資金(100株): 約2,632,500円(現物買い2,025,000円+信用売り保証金30%・2026-06-15終値ベース)
- クロス取引コスト目安: 株価が高いため貸株料負担も大きい。詳細は計算ツールで試算
- ⚠️ 一般信用での売り在庫が終了している可能性が高い(2026年5月以降)。事前確認必須
- ⚠️ 継続保有6ヶ月以上が条件のため、9月権利付最終日に新規クロスしただけでは優待を受け取れない
松本油脂製薬の株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4365 |
| 市場区分 | 東証スタンダード |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | うどん処加門 うどんそばつゆセット |
| 継続保有条件 | 6ヶ月以上(同一株主番号で3月末日・9月末日に連続して記載) |
| 必要資金(100株) | 約2,632,500円(現物買い2,025,000円+信用売り保証金30%) |
松本油脂製薬は化学品メーカーで、繊維処理剤・界面活性剤・マイクロカプセルなどを製造しています。株価が2万円台と高く、最低単元の100株を取得するだけで約200万円の資金が必要になる「値がさ株」です。
優待内容の「うどん処加門 うどんそばつゆセット」は同社の社員食堂を運営する株式会社加門の商品で、市場での金額相当は公表されていません。取得を検討する場合は、優待金額そのものよりも「年2回の継続保有による株主リレーションの維持」に意義を見出せるかが判断軸になります。
クロス取引コスト試算と権利スケジュール
⚠️ 重要:一般信用での売り在庫終了の可能性
2026年5月時点の調査で、本銘柄について一般信用売り(無期限・長期)の取扱いが終了している可能性が指摘されています。
クロス取引で逆日歩リスクを回避するには、本来「一般信用売り」を利用する必要があります。しかし、本銘柄は出来高が極めて少なく、各証券会社が一般信用の貸株リスクを取りにくいため、取扱いが縮小・終了する傾向にあります。
クロス取引を実施する前には、以下を必ず確認してください。
- SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・GMOクリック証券の各サイトで「4365 松本油脂製薬」の一般信用売り在庫を直接確認
- 在庫がない場合、制度信用での売りは極めて高額な逆日歩リスクがあるため推奨されません
- 在庫が確認できた証券会社でも、権利付最終日近くには即時消滅する可能性が高い
一般信用と制度信用の違いは 一般信用と制度信用の違い で解説しています。
コスト計算ツール
下記の計算ツールで、各証券会社の貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引 評価スコア (一般信用・SBI短期5日想定)
| コスト効率 | ★★★★★株価更新待ち |
| 必要資金 | ★★★★★約261万円(現物+保証金30%) |
| 在庫の取りやすさ | ★★★★★株価更新待ち |
| 逆日歩リスク | ★★★★★一般信用売りなら原則ゼロ |
※株価はサイト更新時点の値。在庫状況・逆日歩リスクは目安です。実際は各証券会社でご確認ください。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
※一部リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます
※株価は2026-06-15の終値(20,250円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
本銘柄は株価が2万円超と高いため、貸株料の絶対額が他の優待銘柄よりも大きくなります。一般信用(短期)で5日程度借りる場合、株価×100株×貸株料率×日数÷365 という計算式から、コストは概ね1,000〜3,000円程度が目安です(長期信用や貸株料率によっては変動します)。
配当落調整金については、配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
権利確定スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年9月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年9月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年9月30日(水) | 権利確定日(記録日) |
権利付最終日の引け後に現物買いと信用売りを「現渡し」で決済することで、クロス取引が完了します。詳しい手順は クロス取引とは?基礎から解説 を参照してください。
⚠️ 継続保有6ヶ月以上の条件と純粋クロスの落とし穴
本銘柄の優待は 「同一の株主番号で3月末日現在および9月末日現在の株主名簿に連続して記載されている株主」 が対象です。
つまり、9月権利付最終日に「現物買い+一般信用売り→翌営業日に現渡し」という純粋なクロス取引を実施しただけでは、3月末日の株主名簿に記載がないため優待を受け取れません。
継続保有特典を狙う戦略
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。
継続保有特典(および優待そのもの)を受けるには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に100株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで 1株を現物購入・持ち続ける(株主番号維持が目的)
- 各基準日(3月末・9月末)の権利付最終日:100株をクロス(現物買い+一般信用売り)→ 合計101株
- 権利落ち後:現渡しで100株を決済。1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約20,250円 |
| 100株クロス 貸株料(5日)/回 | 約1,000〜3,000円 |
| 年2回(3月末・9月末)合計 | 約2,000〜6,000円 |
⚠️ 端株(1株)での継続記録カウント可否は、「同一の株主番号で連続記載(株数不問)」の文言解釈によります。実施前に株式事務代行会社(同社IR情報ページに記載)への確認を強く推奨します。
戦略B:現物100株常時保有
- 100株を現物購入し、継続して保有する(資金約202万円が長期拘束)
- 各基準日に何もしなくても株主名簿に記載される
- クロス取引は不要
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約2,025,000円 |
| クロスコスト/回 | 0円 |
| 株価変動リスク | あり |
100株の継続保有により配当も受け取れますが、約200万円の資金が長期間拘束され、株価下落リスクを負います。優待のために200万円超を寝かせる価値があるかは慎重に判断してください。
戦略比較
| 戦略A(1株+100株クロス) | 戦略B(100株現物保有) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約20,250円 | 約2,025,000円 |
| クロスコスト/回 | 約1,000〜3,000円 | 0円 |
| 資金拘束 | 極小 | 約2,025,000円 |
| 株価変動リスク | 1株分のみ | 100株分 |
| 継続保有の確実性 | △(要確認) | ◎ |
共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください
- クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください
- 端株カウント可否は株式事務代行会社への確認を推奨します
- 端株戦略の詳細は 端株を使った優待クロス戦略 を参照してください
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
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注意点・リスク
- 一般信用在庫切れリスク: 2026年5月以降、一般信用の取扱いが終了している可能性が高い。事前確認必須
- 逆日歩リスク: 制度信用を使う場合、本銘柄は出来高が少ないため極めて高額な逆日歩が発生する可能性。一般信用以外での実施は非推奨
- 継続保有条件: 6ヶ月以上の継続保有が必須。純粋なクロスのみでは優待を受け取れない
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺。所得税の還付タイミングのずれに注意
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に出来高が少ない本銘柄では要注意)
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応。特定口座 or 一般口座で実行
- 最低取引株数: 100株単位での取引。本銘柄は1単元あたりの資金額が約200万円と大きい
まとめと関連記事
- 松本油脂製薬(4365)の9月優待「うどんそばつゆセット」は、継続保有6ヶ月以上が必須条件
- 純粋なクロス取引のみでは優待を取得できないため、端株戦略または現物保有戦略が必要
- 一般信用の取扱いが終了している可能性が高く、クロス取引を実施する前に各証券会社の在庫を必ず確認
- 株価が高く必要資金が大きい(100株で約263万円)ため、コスト対効果を慎重に判断
- 実施を検討する場合は、まず SBI証券でのクロス取引手順 で在庫状況を確認してみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– 松本油脂製薬 株主優待情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4365.T/incentive
– 松本油脂製薬 株価情報(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4365.T
– 本記事の情報は2026年6月17日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
– 本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・取引を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

