【ダスキン(4665)】クロス取引コスト試算【2026年9月権利】
この記事の結論
- ダスキン(4665)の9月株主優待は 500円券2枚(1,000円分)(100株保有・継続保有1年以上相当の場合)
- クロス取引コストの目安: 約134円(100株・SBI短期3日)
- 必要資金(100株): 約541,710円(現物買い416,700円+信用売り保証金30%・2026-06-17終値ベース)
- 在庫の傾向: 知名度が高く食事券系のため、権利付最終日の数営業日前には在庫が薄くなりやすい
- 継続保有条件: あり(同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続7回以上記載+同期間の保有株式数が継続して100株以上)。2027年3月末以降は新制度に移行し、保有株数・継続保有別の優待額が大きく拡充される
ダスキンは年2回(3月末・9月末)権利確定の銘柄です。本記事では2026年9月権利を中心に、新制度移行のスケジュールと継続保有戦略まで掘り下げます。
ダスキンの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4665 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 500円券(ミスタードーナツ、モスバーガー一部、ドンク、カフェドゥモンド等のグループ加盟店で利用可) |
| 優待金額(最低単元・現行制度) | 1,000円相当(500円券2枚) |
| 必要資金(100株) | 約541,710円(現物買い416,700円+信用売り保証金30%) |
ダスキンの株主優待カード(500円券)はミスタードーナツをはじめ、グループの飲食加盟店で利用できる金券タイプの優待です。利用範囲が広く換金性に近い使い勝手で、優待人気が高い銘柄として知られています。
現行制度(2026年9月権利確定分まで)
| 保有株数 | 3年未満(通常) | 3年以上継続保有 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 1,000円分(500円券2枚) | 1,500円分(500円券3枚) |
| 300株以上 | 2,000円分(500円券4枚) | 2,500円分(500円券5枚) |
※「3年以上継続保有」の条件:同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続7回以上記載されていること、かつ同期間の保有株式数が継続して100株以上であること。「100株以上の継続保有」が明示された条件であるため、端株(1株)のみでは継続記録が成立しない可能性が高い点に注意してください。
新制度(2027年3月末以降適用)
| 保有株数 | 1年以上継続保有 | 3年以上継続保有 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 1,000円分(500円券2枚) | 1,500円分(500円券3枚) |
| 300株以上 | 4,000円分(500円券8枚) | 5,000円分(500円券10枚) |
| 500株以上 | 7,000円分(500円券14枚) | 9,000円分(500円券18枚) |
※新制度の「1年以上継続保有」の条件:同一株主番号で連続3回以上記載されていること、かつ同期間の保有株式数が継続して100株以上であること。「3年以上継続保有」も同様に100株以上の継続保有が前提となる見込みです。
新制度では300株・500株コースが大幅に拡充されます。最終的に500株・3年以上保有まで到達すれば年2回×9,000円 = 年間18,000円相当の優待を取得できる計算です。最新の制度詳細は必ず公式IRページでご確認ください。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引 評価スコア (一般信用・SBI短期5日想定)
| コスト効率 | ★★★★★1,000円÷230円≒4倍 |
| 必要資金 | ★★★★★約56万円(現物+保証金30%) |
| 在庫の取りやすさ | ★★★★★在庫競争は少ない傾向 |
| 逆日歩リスク | ★★★★★一般信用売りなら原則ゼロ |
※株価はサイト更新時点の値。在庫状況・逆日歩リスクは目安です。実際は各証券会社でご確認ください。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
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一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-06-17の終値(4,167円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
2026年9月の権利日スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年9月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年9月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年9月30日(水) | 権利確定日(基準日) |
権利付最終日の引け後までに信用売りと現物買いを同数約定させ、権利落ち日以降に現渡し決済を行うのが基本的なクロス取引の手順です。
各証券会社の在庫傾向(一般論)
- SBI証券: 一般信用売り在庫が最多。早朝(19:00頃の在庫補充後)が狙い目です
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中で、SBIに次ぐ在庫量
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込めるため在庫確保しやすく、貸株料年率1.10%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。無期限一般信用の貸株料年率0.80%
ダスキンは知名度・人気ともに高い銘柄のため、権利付最終日に近づくほど短期信用在庫が早く消える傾向にあります。早めの在庫確保が推奨されます。
継続保有特典(3年以上保有)を狙う戦略
ダスキンの優待は「同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続7回以上記載+同期間の保有株式数が継続して100株以上」が3年以上継続保有のカウント条件です。3年以上達成で500円券が1枚追加される現行制度に加え、新制度では300株・500株コースが大きく拡充されるため、長期保有のメリットがより大きくなります。
重要: 公式IRは「100株以上の継続保有」を継続記録の条件として明示しています。一般的に紹介される「端株(1株)常時保有による株主番号維持」戦略は、ダスキンでは継続記録としてカウントされない可能性が極めて高いため、後述の戦略Bを軸に検討することを推奨します。
⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日以降に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。
継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に100株クロス【⚠️機能しない可能性が高い】
この戦略はダスキンでは推奨しません。 公式IRが継続記録の条件として「保有株式数が継続して100株以上」を明示しているため、端株1株のみの常時保有では継続記録としてカウントされない公算が大きく、3年以上特典(連続7回以上記載)の獲得には到達できない見込みです。
参考までに手順を示すと以下のような流れになりますが、上記理由から実用性は低い戦略です。
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入・保有
- 各基準日(3月末・9月末)の権利付最終日:100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 合計101株
- 権利落ち後:現渡しで100株を決済。1株は保有を継続
| 項目 | 金額(参考) |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約4,167円 |
| 100株クロス 貸株料(3日・SBI短期)/回 | 約134円 |
| 年2回(3月末・9月末)合計 | 約268円 |
⚠️ 端株1株での継続記録カウントの可否について最終確認したい場合は、ダスキンの株式事務代行会社(三井住友信託銀行)への問い合わせで確認できます。ただし公式IR文言から判断する限り、本戦略は3年以上特典の取得手段としては機能しない可能性が極めて高いため、戦略Bへの切り替えを推奨します。
戦略B:現物100株常時保有 + 必要時に増し玉クロス
- 100株を現物購入・保有し続ける(株主番号維持に加え、100株分の優待・配当も受け取れる)
- 300株・500株コースの優待を狙う場合のみ、権利付最終日に追加でクロス(例:200株または400株を現物買い+一般信用売り)
- 権利落ち後:増し玉分のみ現渡しで決済。100株は保有を継続
| 項目 | 金額(参考) |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約416,700円 |
| 100株のまま運用する場合のクロス | 不要(現物だけで優待取得可) |
| 300株コース狙いの増し玉200株クロス 貸株料(3日・SBI短期)/回 | 約267円 |
100株を現物で長期保有すれば、配当・通常優待を継続的に受け取れます。ただし約42万円が長期間拘束される点はトレードオフです。
コスト節約オプション:戦略Bでの段階的切り替え
戦略B(100株現物常時保有)を前提に、現行制度から新制度への移行に合わせて取得コースを切り替える方法です。
| 期間 | 常時保有 | クロス(増し玉) | 合計 | 取得優待 |
|---|---|---|---|---|
| 記録積み上げ中(連続1〜6回目・3年未満) | 100株 | 0株 | 100株 | 1,000円分(現行制度・通常) |
| 3年達成後(連続7回目以降・新制度300株コース狙い) | 100株 | 200株 | 300株 | 新制度300株5,000円分(3年以上) |
| 3年達成後(連続7回目以降・新制度500株コース狙い) | 100株 | 400株 | 500株 | 新制度500株9,000円分(3年以上) |
最初は100株現物のみで継続記録を積み上げ、3年達成後に新制度の上位コース(300株または500株)に切り替えるとコスト効率が高まります。増し玉分のみクロス取引で取得するため、初期費用は100株分のまま据え置きでステップアップできます。
戦略比較
| 戦略A(1株+100株クロス) | 戦略B(100株現物のみ) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約4,167円(1株) | 約416,700円(100株) |
| 1回あたりのクロスコスト | 約134円(100株短期3日) | 0円(クロス不要) |
| 資金拘束 | 極小 | 約416,700円 |
| 配当受取 | なし(1株分のみ) | 100株分の配当を全額受取 |
| 継続記録の安定度 | ✕(100株以上継続要件を満たさず機能しない見込み) | ◎ |
結論: ダスキンは公式IRが「保有株式数が継続して100株以上」を継続記録の条件として明示しているため、3年以上特典の獲得を狙うなら戦略B(100株現物常時保有)が事実上の唯一解になります。約42万円の資金拘束は発生しますが、配当も継続的に受け取れ、新制度移行後は増し玉クロスで300株・500株コースへステップアップできるメリットがあります。
共通の注意事項
- 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされる可能性があります。常時保有する現物株(または端株)の口座は固定してください
- クロス(信用売り)はどの証券会社で実行しても構いませんが、株主番号を維持する現物株は同じ口座で保有し続けることが重要です
- 端株カウントの可否は株式事務代行会社への確認を推奨します
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるので、必ず一般信用であることを確認してください
- 配当落調整金: ダスキンは配当を実施しているため、信用売り側で配当落調整金が発生します。所得税の還付タイミングのずれに注意してください
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。とくに権利付最終日の同時約定は注意が必要です
- 在庫切れ: ダスキンは食事券系で人気が高く、SBI・楽天の短期信用在庫は権利付最終日が近づくほど早く消えます。早めの在庫確保が安心です
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応。特定口座または一般口座で実行してください
- 最低取引株数: 100株単位での取引が前提です。端株(1株)はクロス取引には使えず、現物保有のみとなります
まとめ
- ダスキンの2026年9月優待は実質コスト約134円(100株・SBI短期3日)で1,000円相当の食事券を取得可能
- 在庫の動きは早めで、権利付最終日の数営業日前には薄くなる傾向
- 2027年3月末以降の新制度では300株・500株コースが大幅拡充されるため、長期保有戦略の価値が高まる
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・GMOクリック証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– ダスキン公式IR株主優待ページ: https://www.duskin.co.jp/ir/investor/yutai/
– Yahoo!ファイナンス株主優待情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4665.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4665.T
– 本記事の情報は2026-06-18時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
– 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

