【速報】ティアック(6803)、株主優待を拡充し製品試聴会招待を新設
この記事の結論
- ティアック(6803)は2026年8月17日、株主優待制度の一部変更(拡充)を発表しました
- 追加されたのは、9月30日時点で当社株式5,000株以上を保有する株主を対象にした「TEAC/ESOTERIC製品試聴会」への抽選招待です
- 従来からの100株(1単元)以上向け「ティアックストア20%割引クーポン」(3月末基準日)は変更なく継続します
- 試聴会は東京都多摩市の本社試聴室で2027年1月22日・23日に全10回開催予定、参加は抽選制(合計10組)です
- 新設分の基準日は9月30日で、既存の3月末基準の優待とは別建てです
適時開示情報
本記事は以下の適時開示資料をもとに作成しています。
- 開示日:20260817
- 開示書類:株主優待制度の一部変更(拡充)に関するお知らせ
- TDnet開示情報:株主優待制度の一部変更(拡充)に関するお知らせ(PDF)
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ティアック(6803)の概要と現行の株主優待
ティアック株式会社は東京都多摩市に本社を置く音響機器メーカーで、東証スタンダード市場に上場しています(証券コード6803)。「TEAC」「TASCAM」ブランドの民生・業務用オーディオ機器に加え、高級オーディオブランド「ESOTERIC」を展開しています。2026年8月17日終値は99円、出来高27万5,200株、時価総額は約28億6,400万円でした(Yahoo!ファイナンス確認)。
現行の株主優待は、3月末の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上保有の株主を対象に、自社ECサイト「ティアックストア」で利用できる20%割引クーポン(有効期間内であれば5回まで利用可能)を贈呈するものです。クーポンの有効期限は贈呈翌年の5月末日までとなっており、毎年5月下旬〜6月上旬頃に発送される定時株主総会招集ご通知にクーポンコードが記載される案内方式です。今回の発表はこの制度に変更を加えるものではなく、新しい優待メニューを追加する「拡充」という位置づけです。
発表内容――新設される「製品試聴会」の詳細
今回追加されるのは、当社製品への理解を深めてもらう目的で新設された「製品試聴会」です。開示資料および同日付の別紙リリースの内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象となる株主 | 2026年9月30日の株主名簿に記載または記録された、当社株式5,000株以上を保有する株主(同伴者3名まで可) |
| 優待内容 | 本社試聴室(東京都多摩市落合一丁目47番地)で開催される、TEAC Referenceシリーズおよび ESOTERIC Grandiosoシリーズの特別試聴会への抽選招待 |
| 開催形式 | 各回1組限定のプライベート形式。CD・SACD・アナログレコード・USBメモリ・カセットテープなど持ち込み音源の再生も可能 |
| 初回開催日程 | 2027年1月22日(金)・23日(土)の2日間、各回1時間で全10回(合計10組を募集) |
| 参加費 | 無料(会場までの交通費は参加者負担) |
| 応募期間 | 2026年10月1日(木)〜2026年10月30日(金) |
| 応募方法 | 専用メールアドレス(teac-ir@teac.co.jp)宛に、株主名簿登録の氏名・住所・株主番号(分かる場合)・電話番号・メールアドレス・参加希望回・同伴者情報などを送付 |
| 適用開始 | 2026年9月30日現在の株主名簿に記載のある株主から対象 |
応募多数の場合は抽選となり、当選者には当選通知の発送をもって発表に代えるとされています。応募にあたっては株主名簿に登録されている氏名・住所の記載が必須で、会社側が株主名簿と照合したうえで応募資格を確認する仕組みです。開示資料には、登録情報と申込内容が異なる場合は確認に時間を要する、または応募資格を確認できない場合がある旨も明記されています。また、1名につき複数応募をした場合は1応募のみが有効となる点、当日の様子が撮影され広報媒体で使用される場合がある点、天候不良や感染症の流行等により開催が中止される可能性がある点にも留意が必要です。なお、公式の株主優待ページ(https://www.teac.co.jp/jp/contents/benefit)は現行の割引クーポン優待の案内先であり、本記事執筆時点では試聴会に関する記載は掲載されていません。今後掲載される可能性はありますが、現時点では開示資料が一次情報です。
クロス取引への影響
一般的な株主優待クロス取引の視点で見ると、今回新設された試聴会招待は、これまでこのサイトで扱ってきた「最低単元での優待取得」とは性格が異なる点に注意が必要です。
第一に、対象となるのが5,000株以上と大きい点です。2026年8月17日終値99円で単純計算すると、現物購入額は約49万5,000円、一般信用取引で同数量をクロスする場合の委託保証金(約30%)を加味した必要資金の目安は約64万3,500円となります(2026年8月17日終値ベース)。既存の100株優待に比べて必要資金が50倍となるため、クロスの資金効率という観点では見劣りします。
第二に、保有していれば必ず優待が受け取れる制度ではなく、抽選制である点です。全国で合計10組の狭き門となっており、5,000株を用意しても試聴会に招待される保証はありません。
第三に、この優待は現物やギフト券のように郵送で完結するものではなく、実際に東京都多摩市の本社試聴室へ足を運ぶ体験型の優待です。権利付き最終日周辺だけ株式を保有し、現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)するクロス取引の手法自体は基準日(9月30日)時点の株主名簿記載で成立しますが、応募時に株主名簿登録の氏名・住所との照合が行われるため、証券口座(特定口座または一般口座)の名義や実質株主の登録状況によっては、確認に時間を要する、または前述の通り応募資格を確認できない場合がある点に注意が必要です。
なお、本銘柄の一般信用売りの取扱いについては、三菱UFJ eスマート証券の一般信用(長期)が非対応、SMBC日興証券の一般信用売建銘柄リストにも掲載がないことが確認されています(2026年7月14日時点データ)。他の証券会社を含め、在庫状況・取扱いの有無は日々変動するため、クロス取引を検討する場合は利用する証券会社で必ず直前に確認してください。
基準日については、東京証券取引所の受渡ルール(約定日から起算して2営業日後に決済)に基づくと、2026年9月30日(水)を基準日とする権利付き最終日は9月28日(月)、権利落ち日は9月29日(火)です。既存の3月末優待とは別の基準日である点にも注意してください。
なお、今回の発表は「2026年度」の初回実施として案内されており、来年度以降も同様の基準日・条件で継続実施されるかどうかは、本記事執筆時点の開示資料からは明らかではありません。継続実施の有無は今後の公式発表をご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩:制度信用取引で品薄になった場合に発生する追加コストです。一般信用取引では発生しません。取引の際は制度信用・一般信用のどちらを利用しているか必ず確認してください
- 配当落調整金:一般信用取引では配当落調整金が源泉徴収なしで満額発生する一方、現物側の受取配当は源泉徴収後(約20.315%控除後)の金額になるため、差額の約20.315%相当が実質的なコストとして生じます。配当を実施している基準日に該当するかどうかは公式IRでご確認ください
- 約定不成立:一般信用の在庫状況や需給によっては、現物買い・信用売りの一方または両方が約定しないことがあります
- 在庫切れ:一般信用の取扱い・在庫状況は証券会社や時期によって変動します。本銘柄は三菱UFJ eスマート証券の一般信用(長期)が非対応、SMBC日興証券の一般信用売建銘柄リストにも掲載がないことが確認されており(2026年7月14日時点データ)、他社を含め事前確認が特に重要です
- 最低取引株数:既存優待は100株(1単元)以上、今回新設の試聴会招待は5,000株以上が対象です。混同しないようご注意ください
- 抽選制であること:新設の試聴会招待は保有株数の条件を満たしても当選が保証されるものではありません
- 応募資格が確認できない場合がある:株主名簿登録の氏名・住所と応募内容が異なる場合、確認に時間がかかる、または応募資格を確認できないことがあります。1名につき複数応募をしても1応募のみ有効です
- 開催中止・広報使用の可能性:天候不良や感染症の流行等により開催が中止される場合があります。また当日の様子が撮影され、広報媒体で使用される場合があります
- NISA口座は利用不可:クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座での実行が必要です
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【出典・参考】
– ティアック株式会社 適時開示(TDnet):株主優待制度の一部変更(拡充)に関するお知らせ https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260817521578.pdf
– ティアック株式会社 IRニュース:https://www.teac.co.jp/jp/corporate/ir/news
– ティアック株式会社 株主優待ページ:https://www.teac.co.jp/jp/contents/benefit
– Yahoo!ファイナンス ティアック(6803):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6803.T
– 本記事の情報は2026年8月17日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

