【速報】進学会HD(9760)株主優待をQUO40,000円に拡充
この記事の結論
- 株式会社進学会ホールディングス(9760)が2026年6月15日、株主優待制度の内容変更(大幅再改善)を発表しました
- 同社は2026年6月4日付で一度優待変更を開示していますが、株主還元の公平性を目的に、さらに優待を上乗せする内容です
- 100株〜499株保有の株主向け優待は据え置き(施設利用割引券3,000円相当のみ)
- 500株以上保有の株主向けにQUOカードを大幅増額。最大保有区分(10,000株以上)ではQUOカード40,000円相当まで拡充
- 適用開始は2027年3月末基準日から
- 株価は2026年6月15日終値で109円(東証スタンダード)。500株必要資金は約70,850円(保証金30%込み)
適時開示情報
本記事は以下の適時開示資料をもとに作成しています。
- 開示日:2026年6月15日
- 開示書類:株主優待制度の内容変更(大幅再改善)に関するお知らせ
- TDnet開示情報:株主優待制度の内容変更(大幅再改善)に関するお知らせ(PDF)
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進学会ホールディングス(9760)の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 株式会社進学会ホールディングス |
| 証券コード | 9760 |
| 上場市場 | 東証スタンダード |
| 株価 | 109円(2026年6月15日終値) |
| 単元株数 | 100株 |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 主な事業 | 学習塾(北大学力増進会・東北大進学会・東大進学会ほか)、スポーツクラブZip、AIオンライン塾「Go・KaKu」など |
進学会ホールディングスは北海道を地盤とする学習塾の持株会社で、複数のブランドで全国に学習塾を展開しています。札幌ではスポーツクラブも運営しており、株主優待として自社施設の利用割引券を交付してきました。
発表内容(旧→新の比較)
今回の開示は、2026年6月4日付で発表した変更内容に対するさらなる上乗せ改善という位置付けです。当時は500株以上保有でQUOカード1,000円相当を進呈する内容でしたが、今回はこれを保有株数に応じて段階的に増額し、加えて利用割引券も1,000株以上の保有層には6,000円相当へ倍増しています。
2026年6月4日付の旧制度
| 保有株式数 | 施設利用割引券 | QUOカード |
|---|---|---|
| 100株〜499株 | 3,000円相当(希望者のみ) | ― |
| 500株〜 | 3,000円相当(希望者のみ) | 1,000円相当 |
2026年6月15日付の新制度(2027年3月末基準日より適用)
| 保有株式数 | 施設利用割引券 | QUOカード |
|---|---|---|
| 100株〜499株 | 3,000円相当(希望者のみ) | ― |
| 500株〜999株 | 3,000円相当(希望者のみ) | 2,000円相当 |
| 1,000株〜1,999株 | 6,000円相当(希望者のみ) | 4,000円相当 |
| 2,000株〜4,999株 | 6,000円相当(希望者のみ) | 8,000円相当 |
| 5,000株〜9,999株 | 6,000円相当(希望者のみ) | 20,000円相当 |
| 10,000株〜 | 6,000円相当(希望者のみ) | 40,000円相当 |
太字部分が今回の変更点です(出典:株式会社進学会ホールディングス 適時開示資料 2026年6月15日)。
変更の理由
開示資料には「株主還元の公平性を目的として、さらに以下のとおり大幅改善させていただきます」と記載されています。2026年6月4日付の変更でQUOカード進呈の最低基準株数を100株から500株に引き上げたため、相対的に500株以上の優待を充実させ、株主の保有株数に応じたリターンを明確化する狙いと読み取れます。
適用は2027年3月末基準日から
開示資料では「2027年3月末の基準日に株主名簿に記載された株主様より適用いたします」と明記されています。2026年3月末基準日の優待は2026年6月4日付の旧制度(500株以上でQUOカード1,000円相当)が適用される点に注意してください。
区分が「未満」基準である点
新制度の区分は「100株〜499株」「500株〜999株」「1,000株〜1,999株」のように上限値が明示されています。例えば1,500株保有では1,000株〜1,999株の区分が適用され、2,000株区分の優待にはなりません。区分の境界を意識して取得株数を決める必要があります。
クロス取引への影響
100株保有での取り組みは難易度が上がった
今回の再改善でも、100株〜499株の優待は施設利用割引券3,000円相当(希望者のみ)に据え置かれています。割引券は北海道圏の自社施設(学習塾・スポーツクラブZip)で利用可能ですが、利用エリアが限定されるため、首都圏や関西圏の株主にとっては実利用が難しい場面が多いでしょう。クロス取引で100株を取得する判断は、施設の利用見込みが立つ株主に限られそうです。
500株以上のクロス取引で実質金券性が大幅向上
一方、500株以上保有層のQUOカードは2,000円〜40,000円相当と全国どこでも利用可能な金券に拡充されます。クロス取引で500株や1,000株を確保する旨味は明確に増えています。
各保有区分での必要資金とクロスコストの目安は以下のとおりです(株価109円・5日保有・貸株料年率1.5%でラフ計算。実際の貸株料は証券会社・銘柄により異なります)。
| 保有株数 | 必要資金(×1.3) | クロス貸株料(5日目安) | 取得優待(金券部分のみ) |
|---|---|---|---|
| 500株 | 約70,850円 | 約11円 | QUOカード2,000円相当 |
| 1,000株 | 約141,700円 | 約22円 | QUOカード4,000円相当 |
| 2,000株 | 約283,400円 | 約45円 | QUOカード8,000円相当 |
| 5,000株 | 約708,500円 | 約112円 | QUOカード20,000円相当 |
| 10,000株 | 約1,417,000円 | 約224円 | QUOカード40,000円相当 |
施設利用割引券を計算から除外していますが、これは「希望者のみ」かつ自社施設での利用が前提のためです。QUOカードのみの実質利回りで見ても、保有株数を増やすほど明確に有利になる設計です。
1,000株以上は利用割引券も倍増
1,000株以上保有では、これまで3,000円相当だった利用割引券が6,000円相当へ倍増します。北海道圏の自社施設を実際に利用する個人投資家にとっては大きなプラス要素ですが、首都圏在住等で利用見込みがない場合は、QUOカード部分のみで判断するのが妥当でしょう。
詳細なコスト計算
ご自身の保有株数と権利確定日を入力すれば、貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
在庫の取りやすさ
進学会ホールディングスは時価総額が約21億円と小型銘柄で、一般信用での貸株在庫は限定的になりがちです。前回の優待変更(2026年6月4日付)でも翌営業日に株価が急落するなど、優待関連ニュースに対する個人投資家の反応は敏感です。今回の再改善発表により2027年3月権利を狙うクロス需要は増える可能性があるため、早めの在庫確保を意識しておきたい銘柄です。
主要証券会社の傾向:
- SBI証券: 在庫数が比較的多い時期がある。早朝の在庫補充タイミングが狙い目
- 楽天証券: 日中に在庫補充。在庫補充情報のチェックが鍵
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期一般信用が使えるため、1ヶ月以上前から仕込み可能(貸株料年率1.10%)
- GMOクリック証券: 無期限一般信用の貸株料年率0.80%でサブ口座として有効
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄があるため、必ず一般信用で実行することを確認してください
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、現物買い・信用売りの片方しか成立しないケースがあります。小型銘柄では特に注意が必要
- 在庫切れ: 進学会ホールディングスのような小型優待銘柄は、権利付最終日に近づくほど一般信用在庫が枯渇しがちです。早めの在庫確保が重要
- 最低取引株数の制約: 単元株数は100株。100株のみでは今回の再改善の恩恵を直接受けられません。500株以上を狙う場合は資金計画を立ててから取得してください
- 施設利用割引券は希望者のみ: 受け取りには別途申込手続きが必要となる可能性があります。詳細は基準日後の優待案内をご確認ください
- 将来の制度変更: 今回のように優待制度は短期間で再変更される可能性があります。長期的な保有を前提とする場合は、その都度公式IRで最新情報をご確認ください
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進学会HD(9760)の再改善は500株以上の保有層に明確なメリットがあり、適用は2027年3月末基準日から。100株保有のメリットは限定的なため、クロス取引のターゲットは500株以上が中心となります。小型銘柄のため一般信用在庫は早期に枯渇する可能性があり、早めの在庫確認を推奨します。クロス取引の基礎や他銘柄の事例については以下の記事も合わせてご確認ください。
- クロス取引(つなぎ売り)とは?株主優待を低コストで取得する方法
- 一般信用と制度信用の違い|クロス取引で使うべきはどっち?
- クロス取引のコスト計算方法|貸株料・手数料・配当落調整金を試算する
- SBI証券のクロス取引入門|一般信用の手順と在庫確認【2026年】
【出典・参考】
- 株式会社進学会ホールディングス 適時開示「株主優待制度の内容変更(大幅再改善)に関するお知らせ」2026年6月15日: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260615570658.pdf
- 株式会社進学会ホールディングス 公式IR 株主優待制度ページ: https://shingakukai.co.jp/ir/yutai/
- Yahoo!ファイナンス 進学会ホールディングス(9760)株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/9760.T
- 本記事の情報は2026年6月15日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
- 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や個別銘柄の推奨を目的とするものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。

