【TOKAI HD(3167)】クロス取引コスト試算【9月権利】
この記事の結論
- TOKAIホールディングスの株主優待(9月権利)は100株保有でA〜E(5択)から選択(QUOカード500円分・食事券1,000円分など)
- 300株以上保有でQUOカード1,500円分・食事券3,000円分などに増額されます
- クロス取引コストの目安: 約59円(100株・SBI短期5日間利用の場合)+配当落調整金の実質コスト約386円(9月末は中間配当19.00円/株が発生するため。下記「クロス取引のコスト計算」参照)
- 在庫の傾向: 比較的落ち着いた推移ですが、早めの確保が無難です
- おすすめ証券会社: SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券
- ⚠️ 優待の受け取りには株主専用WEBサイトからの事前申込が必須(はがき等の代替手段なし、期限後は受付不可)
TOKAIホールディングスの株主優待内容
TOKAIホールディングス(3167)は静岡県を地盤に、ガス・水・通信(光ブロードバンド・グループ会社のTOKAIコミュニケーションズが提供する格安SIM「LIBMO」)などライフラインサービスを提供するグループ会社です。株主優待は年2回(3月末・9月末)の権利確定で、保有株数に応じたA〜Eの5択から1点を選択できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3167 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 最低株数 | 100株 |
| 優待内容 | A〜E 5択から1つ選択(下表参照) |
| 優待価値(100株・B選択) | QUOカード500円分/回 |
| 必要資金(100株) | 約143,780円(現物買い110,600円+信用売り保証金30%・2026/08/05終値1,106円ベース) |
継続保有条件については、公式IRページで長期保有優遇制度の記載は確認されませんでした。優待の対象となるのは、3月31日現在および9月30日現在の株主名簿に100株以上を保有する株主として記載されている場合です。
⚠️ 優待の受け取りにはWEBサイトからの事前申込が必須です。 詳細は下記「優待の申込方法・期限」セクションをご確認ください。
保有株数・選択肢別 優待内容一覧
表内の本数・金額は公式サイト(TOKAIホールディングス 株主還元ページ)に記載された内容そのままです。容量についても公式FAQで確認できており、飲料水宅配サービス関連商品(A-1)は「500mlペットボトル」、ウォーターサーバー用ボトル(A-2)は「12リットル入りのボトル」です(A-1は佐川急便が配達します)。
| 選択肢 | 優待内容 | 100〜299株 | 300〜4,999株 | 5,000株以上 |
|---|---|---|---|---|
| A-1 | 飲料水宅配サービス関連商品(500mlペットボトル)※4 | 12本(1,359円相当) | 24本(2,718円相当) | 48本(5,436円相当) |
| A-2※1 | ウォーターサーバー用ボトル(12リットル入り) | 1本(2,170円相当) | 2本(4,340円相当) | 4本(8,680円相当) |
| B | QUOカード | 500円分 | 1,500円分 | 2,500円分 |
| C | 「ヴォーシエル」「葵」お食事券 | 1,000円分 | 3,000円分 | 5,000円分 |
| D※2 | TLCポイント(TOKAIグループ会員サービスのポイント) | 1,000ポイント | 2,000ポイント | 4,000ポイント |
| E※3 | LIBMO月額割引(6ヶ月間) | 350円/月(合計2,100円) | 850円/月(合計5,100円) | 1,880円/月(合計11,280円) |
※1 A-2(ウォーターサーバー用ボトル)は、TOKAIのウォーターサーバーサービスを既にご契約いただいている方限定のコースです。未契約の方は選択できません(新規契約を希望する場合は事前契約が必要)。100株保有時点の相当額(2,170円)はA〜E全コース中で最も高額です。
※2 D(TLCポイント)は、TOKAIグループの会員サービス「TLC会員」に既に入会している株主が対象です(公式サイトに明記)。
※3 E(LIBMO割引)は、TOKAIコミュニケーションズが提供する格安SIMサービス「LIBMO」の月額利用料の割引です。公式FAQによると、特典が適用されるLIBMO回線の契約名義は株主本人または同一住所に住む家族に限られます(別住所の家族の場合は一親等以内とし、家族証明書〔写し〕の提出が必要な場合があります)。また、LIBMO1契約につき適用できる優待割引は株主1名分のみです。LIBMOを契約していない株主でもEコースの申込は可能で、申込時にLIBMO契約の有無を「無し」として申し込むと、後日LIBMOお客様センターから契約手続きに関する案内が届く仕組みになっています。
※4 A-1(飲料水宅配サービス関連商品)は500mlペットボトルで、佐川急便が配達します(公式FAQで確認)。
希望者向けの追加優待(100株以上)
上記A〜Eの選択式優待とは別に、100株以上を保有する株主のうちご希望の方に、以下の追加優待が用意されています。結婚式場割引券・レストラン割引券が贈呈されること自体は公式サイト(TOKAIホールディングス 株主還元ページ)で確認できます。割引券の具体的な枚数、およびA〜Eの選択式優待との申込の関係(別枠での申込が必要かどうか)は公式ページに記載がなく確認できていません。一方、使用条件については公式サイトに「お食事券と割引券は併用いただけます」という明記があり、C(お食事券)とレストラン割引券は併用可能です。詳細は株主優待案内の到着後にご確認ください。
| 追加優待内容 | 詳細 |
|---|---|
| 結婚式場割引券 | TOKAIグループ結婚式場「グランディエール ブケトーカイ」の婚礼共通10%割引券+10万円割引券 |
| レストラン割引券 | JR静岡駅前葵タワー最上階のフレンチレストラン「ヴォーシエル」・鉄板焼き「葵」で使えるお食事20%割引券(枚数は公式ページに記載がなく確認できていません。お食事券〔Cコース〕との併用が可能です。詳細は株主優待案内到着後にご確認ください) |
クロス取引で費用対効果を最大化するなら、金額が明示されており現金価値に近いQUOカード(B)を選択するのが一般的です。飲料水宅配サービス関連商品(A-1)は100株時1,359円相当、ウォーターサーバー用ボトル(A-2)は100株時2,170円相当とA〜E中で最も高額ですが、A-2はウォーターサーバー既契約者限定です。TLCポイント(D)はTLC会員向けと公式に明記されています。LIBMO割引(E)はLIBMO(TOKAIコミュニケーションズの格安SIM)の月額料金割引で、契約名義が株主本人または同一住所の家族に限られる等の条件がありますが、未契約でも申込自体は可能です(後日LIBMOお客様センターから案内が届きます)。
優待の実質利回り(100株保有・B選択の場合)
株価1,106円(2026/08/05終値)・100株保有時の投資額は約110,600円です。QUOカード500円分を年2回(3月・9月)受け取った場合の優待利回りは約0.9%(500円×2回÷110,600円)となります。コスト控除後のネット利回りは各自の計算ツールでご確認ください。
優待の申込方法・期限(重要)
TOKAIホールディングスの株主優待は、権利確定しただけでは自動的に届きません。株主専用のWEBサイトから、期限内に希望コースを申し込むことが必須です。
- 申込方法はWEBサイトのみです。 公式IRでは、株主優待の申込はインターネットからのみ受け付けており、その他の申込方法はない旨が案内されています。はがきや電話等での申込は受け付けていません。
- 申込期限が権利確定月ごとに設定されます。 例えば2026年3月31日現在の株主(3月末権利)の申込期限は2026年8月31日です。9月30日現在の株主(9月末権利)の申込期限は本記事執筆時点で公式ページに掲載されていないため、権利確定後に届く株主あて案内または公式IRページで必ずご確認ください。
- 期限を過ぎた申込は受け付けられません。 公式IRは「株主公平性の観点より、申込期限が過ぎたお申込みはお受けできません」としています。
- 申込後のコース変更はできません。 一度申し込んだ優待コースの変更は不可のため、コース選択は慎重に行ってください。
クロス取引で優待だけを取得する場合も、権利確定後にWEBサイトでの申込手続きを忘れると優待を受け取れません。必ずスケジュールを確認し、期限内に申し込んでください。
クロス取引のコスト計算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
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一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
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2026年9月の権利スケジュールは以下のとおりです(権利確定日は公式IRで確認済み)。
| 日程 | 日付 |
|---|---|
| 権利付最終日 | 2026年9月28日(月) |
| 権利落ち日 | 2026年9月29日(火) |
| 権利確定日 | 2026年9月30日(水) |
一般信用の短期売りを利用した場合、権利付最終日の5営業日前から在庫を確保すれば、貸株料は約59円です(株価1,106円×100株×年率3.9%÷365×5日間。証券会社・保有日数によって変動します)。
TOKAIホールディングスは9月末を基準日とする中間配当を実施しており、2027年3月期会社予想は1株19.00円です(Yahoo!ファイナンス配当ページ2026年8月5日確認)。一般信用取引の配当落調整金は源泉徴収なしで満額を負担する仕組みのため、現物側で受け取る配当(源泉徴収後)との間に実質コストが発生します。 100株保有の場合、税引前配当は1,900円(19.00円×100株)ですが、現物側の実際の受取額は源泉徴収後の約1,514円(1,900円×(1−20.315%))にとどまり、信用売り側では配当落調整金として満額の1,900円を負担します。差額の約386円(1,900円×20.315%)が実質コストとしてクロス取引に上乗せされます。貸株料の約59円と合わせると、合計の実質コストは約445円となり、QUOカード500円分の優待価値に対して無視できない比率です。
一般信用在庫の取りやすさ
TOKAIホールディングスはQUOカードや食事券といった汎用性の高い優待を提供しており、クロス取引の利用者が一定数いると考えられます。ただし必要資金が約143,780円(100株・現物買い110,600円+信用売り保証金30%・2026/08/05終値ベース)と比較的小さく、在庫も一定数確保されている傾向にあります。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多クラス。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用短期の貸株料は年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。ゼロコース利用でスプレッド含むコストを抑えられる。年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用(年率1.10%)が使える選択肢。権利確定1ヶ月以上前から仕込み可能
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: 無期限一般信用の貸株料年率0.80%が魅力。サブ口座として補完的に活用する使い方が一般的
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
クロス取引の実行手順
- 権利付最終日(2026年9月28日)の5〜10営業日前に、一般信用売りの在庫を確認・確保
- 在庫確保と同時に現物買い100株を発注(売り・買いを同時に約定させる)
- 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備をする
- 権利落ち日(2026年9月29日)または翌営業日に現渡し決済を実行
- 権利確定後、TOKAIホールディングスの株主優待専用WEBサイト(はがき等の受付なし)から、期限内に希望コースを申し込む
クロス取引の基本的な仕組みについてはクロス取引(つなぎ売り)とは?株主優待を低コストで取得する方法をあわせてご参照ください。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生します。一般信用であれば原則ゼロです。ただし必ず一般信用であることを確認してから注文を入れてください
- 配当落調整金: TOKAIホールディングスは9月末を基準日とする中間配当(2027年3月期会社予想19.00円/株)を実施しています。一般信用取引の配当落調整金は源泉徴収なしで配当と同額を負担する一方、現物側の受取配当は源泉徴収後の金額にとどまるため、両者は相殺されません。100株保有の場合、差額(実質コスト)は約386円になります(詳細は「クロス取引のコスト計算」参照)
- 約定不成立(片約定): 売り・買いの片方しか成立しないケースがあります。特に寄り付き直後や値動きが激しい日は注意が必要です
- 在庫切れのリスク: 一般信用の在庫は需要によって日々変動します。権利付最終日に近づくほど枯渇しやすいため、早めに動くことをお勧めします
- NISA口座は使えません: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
- 優待コース選択の申込は必須です: TOKAIホールディングスの株主優待は、権利確定しただけでは受け取れません。株主専用WEBサイトからの申込が必須で、はがき等の代替手段はありません。期限を過ぎた申込は受け付けられず、申込後のコース変更もできないため、案内が届いたら早めに手続きを済ませてください
一般信用と制度信用の違いについては一般信用と制度信用の違い|クロス取引で使うべきはどっち?で詳しく解説しています。
まとめ
- TOKAIホールディングス(3167)の9月優待は、100株保有でQUOカード500円分・食事券1,000円分などA〜E 5択
- 300株以上保有するとQUOカード1,500円分・食事券3,000円分に増額されます
- クロス取引コストは100株・SBI短期5日間の貸株料約59円に加え、9月末中間配当分の配当落調整金の実質コスト約386円が発生し、合計で約445円の見込み(株価1,106円ベース)
- 継続保有条件(長期優遇)は公式IRで記載が確認されませんでした。ただし優待の受け取りには株主専用WEBサイトからの事前申込が必須で、はがき等の代替手段はなく、期限を過ぎると受付されません
【出典・参考】
– TOKAIホールディングス 株主還元(配当・株主優待)ページ: https://www.tokaiholdings.co.jp/ir/stock/benefit.html
– TOKAIホールディングス 株主優待FAQ: https://www.tokaiholdings.co.jp/ir/stock/benefit_faq.html
– Yahoo!ファイナンス 株主優待(3167): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3167.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス 配当(3167): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3167.T/dividend
– 本記事の情報は2026年8月6日時点のものです。株価・配当情報は2026年8月5日終値時点で確認しています。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

