【セレス(3696)】株主優待のクロス取引コスト試算【12月権利】
この記事の結論
- セレスの12月株主優待は 暗号資産(イーサリアム/ジパングコイン)(100株保有で合計5,000円相当・2025年12月分の実績。2026年12月分の実施は公式未確認)
- クロス取引コストの目安: 約67〜112円(100株・一般信用利用・保有日数3〜5日の場合)
- 必要資金(100株): 約272,480円(現物買い209,600円+信用売り保証金30%・2026-07-03終値ベース)
- 在庫の傾向: 暗号資産という珍しい優待で個人投資家の注目度が高く、一般信用の在庫は早めに動きやすい
- 継続保有条件: なし(保有株数に応じて優待額が変わるタイプ)
セレス(3696)は東証プライム上場のポイントサイト運営・暗号資産事業を手がける企業です。株主優待として自社グループの暗号資産取引所を通じてイーサリアム(ETH)とジパングコイン(ZPG)を贈呈するという、他にはあまり例のない内容が特徴です。ここでは2026年12月権利確定分をクロス取引(つなぎ売り)で取得する場合のコストと注意点を、数字にもとづいて整理します。
注意: 本記事の優待内容・株数・権利月は96ut.com掲載の暫定データに基づいています。公式IRページで必ず最新情報をご確認ください。
重要: セレスが公式に発表している暗号資産優待は、現時点では「2025年12月末の株主名簿」を基準日とする分のみです(2025年9月19日リリース)。2026年12月権利分の実施は公式には確認できていません。継続実施を前提とせず、権利取りの前に必ず公式IRで最新の実施可否をご確認ください。
セレスの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3696 |
| 権利確定月 | 12月末 |
| 最低必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 暗号資産(イーサリアム・ジパングコイン)の贈呈 |
| 優待金額(最低単元) | 5,000円相当(ETH2,500円+ZPG2,500円) |
| 必要資金(100株) | 約272,480円(現物買い209,600円+信用売り保証金30%) |
セレスの優待は保有株数によって贈呈額が変わります。Yahoo!ファイナンスの株主優待ページで確認できる全ティアの内容は以下のとおりです。
| 保有株数 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|
| 100株以上 | イーサリアム2,500円分+ジパングコイン2,500円分 | 5,000円相当 |
| 300株以上 | イーサリアム10,000円分+ジパングコイン10,000円分 | 20,000円相当 |
暗号資産の優待は、受け取った時点の円換算額を基準とする「相当額」であり、実際に付与される数量は相場によって変動します。付与された暗号資産は同社子会社が運営する取引所「CoinTrade」の口座に入金される仕組みで、口座開設が受け取りの前提になります。受け取れるのは株主本人名義のCoinTrade口座に限られ、株主情報と口座情報が照合され、氏名・住所などが一致しない場合は付与対象外となります。家族名義の口座では受け取れないため、口座は必ず株主本人名義で開設してください。また18歳未満および80歳以上の方は口座を開設できないため、対象外となる点にも注意してください(出典: セレス 公式ニュースリリース/Yahoo!ファイナンス 株主優待 セレス)。
申込手続きと締切に注意(失効型の優待): この優待は、権利確定日に株主名簿へ記載されるだけでは受け取れません。公式IRには、CoinTradeの口座開設と株主優待の申込を締切までに完了する必要がある旨が明記されています。2025年12月末基準分では「最終申込締切:2026年9月30日(23:59)までに口座開設・申込が完了している必要があります」とされており、期限内に手続きをしないと優待は失効します。クロス取引で権利だけ取得した場合でも申込手続きは必須で、忘れると優待を受け取れません。申込締切は権利月ごとに設定されるため、権利取り後は速やかに公式IRで締切と手続き方法を確認してください(出典: セレス 株主優待 IRページ)。
換金や送金がしやすい一方、暗号資産は価格変動が大きく、受け取り後に円換算での価値が上下する可能性があります。優待「金額」はあくまで付与時点の目安と考えておくのが無難です。
クロス取引のコスト計算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
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一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-07-03の終値(2,096円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
100株をクロスする場合、現物買い側で必要になる金額は約209,600円、信用売りの保証金(約定代金の30%目安)を含めた必要資金はおおよそ272,480円です。貸株料はSBI証券の短期一般信用(年率3.90%)を例にすると、2,096円×100株×3.90%÷365×3日=約67円、保有日数が5日なら約112円という水準になります。優待相当額5,000円に対してコストは百円前後で、コスト効率の面では取り組みやすい銘柄といえます。
セレスは配当を実施しており、2026年12月期の会社予想は1株90円(Yahoo!ファイナンス2026-07-03確認)です。クロス取引では権利確定日に現物買いと信用売りの両方を保有するため、現物側で配当を受け取り、信用売り側で同額の配当落調整金を支払う形になります。両者は原則として相殺されるため、クロス取引の実質コストに大きな影響は与えません(源泉徴収の還付タイミングのずれは生じます)。
2026年12月の権利日スケジュール
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 権利付最終日 |
| 2026年12月29日(火) | 権利落ち日 |
| 2026年12月31日(木) | 権利確定日(記録日・東証休場) |
12月は年末の大納会(2026年は12月30日が最終営業日)にかけて権利日が集中します。年内の受け渡しスケジュールがタイトになるため、在庫確保・現渡しのタイミングは前もって計画しておくと安心です。権利付最終日の引け後に現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)の準備を進め、権利落ち日に決済を実行します。
一般信用在庫の取りやすさ
セレスの暗号資産優待は珍しさから注目度が高く、一般信用の売り在庫は権利付最終日が近づくと早めに減る傾向があります。余裕をもって数営業日前に在庫を確保しておくのが無難です。各証券会社の一般的な傾向は以下のとおりです。
- SBI証券: 在庫数が最多。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(売り注文が買い注文を超えた場合の追加コスト)。一般信用なら原則ゼロですが、必ず一般信用であることを確認してからクロスしてください。
- 配当落調整金: 配当のある銘柄では、現物側で受け取る配当と同額が信用売り側で調整金として差し引かれ、原則相殺されます。所得税還付のタイミングのずれには注意が必要です。
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に出来高の少ない場面)。
- 在庫切れ: 一般信用の売り在庫には限りがあり、権利日直前は確保できないことがあります。早めの手当てが基本です。
- 最低取引株数と受取口座: 優待は100株から。暗号資産の受け取りには子会社の取引所口座が必要で、口座開設要件(年齢制限など)を満たす必要があります。NISA口座はクロス取引(信用取引)に使えないため、特定口座または一般口座で実行します。
まとめ
- セレスの12月株主優待は、2025年12月分の実績で100株で5,000円相当(300株で20,000円相当)の暗号資産。2026年12月分の実施は公式に確認できていないため、権利取り前に必ず最新の実施可否を確認する
- クロス取引コストは約67〜112円が目安で、優待額に対して負担は小さめ
- 暗号資産の受け取りには専用口座が必要で、価格変動リスクがある点は理解しておく
- 在庫は早めに動きやすいので、まずは SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– セレス 公式ニュースリリース「暗号資産による株主優待実施に関するお知らせ(2025年9月19日)」: https://ceres-inc.jp/news/detail/20250919-2/
– セレス 公式IR(ニュース一覧・株主優待/IRページ): https://ceres-inc.jp/news/
– セレス 株主優待(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3696.T/incentive
– セレス 株価・配当(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3696.T
– 本記事の情報は2026年7月5日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

