【ベイシス(4068)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年12月権利】
この記事の結論
- ベイシス(4068)の12月株主優待は、200株以上の保有でデジタルギフト5,000円分(継続保有1年未満の場合)
- 1年以上継続して保有している株主はデジタルギフト10,000円分にアップグレードされます
- クロス取引コストの目安: 200株・5営業日保有・SBI証券短期一般信用(年率3.90%)利用で約174円
- 必要資金(200株): 約423,800円(現物買い326,000円+信用売り保証金30%・2026年7月17日終値1,630円ベース)
- 継続保有条件: あり(1年以上の継続保有で優待額が2倍にアップグレード)
ベイシスの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 4068 |
| 会社名 | ベイシス株式会社 |
| 上場市場 | 東証グロース(2021年6月24日上場) |
| 権利確定月 | 6月末・12月末(年2回) |
| 最低必要株数 | 200株 |
| 優待内容 | デジタルギフト(保有期間により金額が変動) |
| 優待金額(最低単元・1年未満保有) | 5,000円相当 |
| 優待金額(最低単元・1年以上保有) | 10,000円相当 |
| 必要資金(200株) | 約423,800円(現物買い326,000円+信用売り保証金30%) |
保有期間別の優待金額(全ティア)
| 保有株数 | 継続保有期間 | 優待内容 | 金額相当 |
|---|---|---|---|
| 200株以上 | 1年未満 | デジタルギフト | 5,000円分 |
| 200株以上 | 1年以上 | デジタルギフト | 10,000円分 |
継続保有期間の判定は、同一株主番号での連続した株主名簿記載回数を基準にしているのが一般的です。正確な判定方法(何回連続の記載が必要か、端株での記載が認められるかなど)は株式事務代行会社への確認が必要なため、記事後半の「継続保有特典を狙う戦略」で詳しく解説します。
ベイシスは携帯電話基地局の保守・運用を全国で手がける「モバイルエンジニアリングサービス」(2025年6月期の事業構成比42%)と、電気・ガスのスマートメーター設置・遠隔監視を手がける「IoTエンジニアリングサービス」(同41%)の2本柱で構成される企業です。従業員数は連結581人(2025年6月期時点)と中堅規模で、通信インフラの保守需要という景気変動を受けにくい事業を主力としているのが特徴です。株主優待をデジタルギフトという換金性の高い形式にしている点は、クロス取引での取得を検討する個人投資家にとって扱いやすいポイントといえます。
ベイシスは2026年6月期の配当予想が無配であり、過去5年間(2021年6月期〜2025年6月期)も継続して無配です。配当を実施していないため、クロス取引において配当落調整金は発生しません。この点はクロス取引のコスト計算をシンプルにする要因です。
クロス取引コスト試算
証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
クロス取引コスト計算
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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※株価は2026-07-17の終値(1,630円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。
上記の必要資金(約423,800円)は、200株を現物で買い付ける費用326,000円に、信用売りの委託保証金30%を加えたものです。5営業日程度の保有でクロスを行う場合、SBI証券や楽天証券の短期一般信用(年率3.90%)を利用すると、コストの目安は約174円(326,000円×3.90%÷365×5日)です。三菱UFJ eスマート証券の一般信用(年率1.10%)を長めの保有日数で使う選択肢もあります。
一般信用在庫の取りやすさ
ベイシスは上場から日が浅く、一般信用の在庫傾向はまだ確立されていない銘柄です。優待利回りが高くない中型株のため、在庫は比較的確保しやすい傾向にあると考えられますが、権利付最終日が近づくにつれて在庫が減る点は他銘柄と同様です。余裕を持って権利付最終日の数営業日前までに在庫を確保することをおすすめします。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券: 在庫数が最多。早朝(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
- 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用が使える選択肢。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
- SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%
- 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
- GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
継続保有特典(1年以上保有で10,000円)を狙う戦略
ベイシスの継続保有特典(1年以上の保有でデジタルギフトが5,000円から10,000円に倍増)を目指す場合の戦略を解説します。
純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません
クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がいったんゼロになります。ゼロになった期間があると株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れてしまいます。継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。
戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に200株クロス
- SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで1株を現物購入し持ち続ける(株主番号維持が目的)
- 各基準日の権利付最終日に200株をクロス(現物買い200株+一般信用売り200株)→ 合計201株で優待条件を満たす
- 権利落ち後、現渡しで200株を決済。1株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1株購入(一時費用) | 約1,630円 |
| 200株クロス貸株料(5日)/回 | 約174円 |
| 年2回(6月末・12月末)合計 | 約348円 |
戦略B:現物100株常時保有 + 各基準日に100株クロス
- 100株を現物購入し持ち続ける(株主番号維持。値動きリスクは伴う)
- 各基準日の権利付最終日に100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→ 合計200株
- 権利落ち後、現渡しで100株を決済。100株は持ち続ける
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 100株購入(継続保有・資金拘束) | 約163,000円 |
| 100株クロス貸株料(5日)/回 | 約87円 |
| 年2回合計 | 約174円 |
戦略比較
| 戦略A(1株+200株クロス) | 戦略B(100株現物+100株クロス) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約1,630円(1株) | 約163,000円(100株) |
| クロスコスト/回 | 約174円 | 約87円 |
| 資金拘束 | 極小 | 約163,000円 |
| 継続保有の安定度 | △〜◎(要確認) | ◎ |
資金拘束を最小化したい場合は戦略Aが有力ですが、端株(1株)での継続記録カウント可否は条件文言によります。「同一株主番号で連続記載(株数不問)」であれば有効ですが、「200株以上での記載N回」が条件の場合は無効になる可能性があります。実施前に株式事務代行会社への確認を強く推奨します。
継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされる可能性があるため、端株・現物株を保有する口座は固定してください。
端株(1株)を購入できる証券口座
継続保有で株主番号を維持するために、本人名義で端株を購入できる口座が必要です。
- SBI証券(S株) (売買手数料0円・スプレッドなし・本人名義・NISA対応) →
- マネックス証券(ワン株) (買付無料・売却0.55%・本人名義・NISA対応) →
- 楽天証券(かぶミニ®) (寄付取引は売買無料・本人名義・NISA対応) →
- moomoo証券(ひと株) (買付無料・本人名義・NISA対応) →
- 三菱UFJ eスマート証券(プチ株) (売買0.55%(最低55円)・本人名義・NISA対応) →
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注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生する品貸料(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用であることを必ず確認してください
- 配当落調整金: ベイシスは無配のため発生しません
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります
- 在庫切れ: 権利付最終日が近づくと一般信用の在庫が減少・消滅する可能性があります
- 最低取引株数: 優待を受け取るには200株以上の保有が必要です。100株のみのクロスでは優待の対象になりません
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
まとめ
- ベイシスの12月優待は実質コスト約174円で200株分のクロス取引が可能(デジタルギフト5,000円相当)
- 1年以上の継続保有でデジタルギフトが10,000円相当にアップグレードされるため、端株や現物の常時保有を組み合わせた戦略も検討の価値があります
- 無配銘柄のため配当落調整金を気にする必要がない点はコスト計算がシンプルになるメリットです
- 興味があれば、まずはSBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券の在庫状況をチェックしてみてください
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数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。
【出典・参考】
– Yahoo!ファイナンス ベイシス(4068) 株式情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4068.T
– Yahoo!ファイナンス ベイシス(4068) 株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4068.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス ベイシス(4068) 配当情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4068.T/dividend
– 本記事の情報は2026年7月18日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

