【速報】ダイコク電機(6430)が株主優待制度改定と記念優待を発表
この記事の結論
- ダイコク電機(6430)は2026年8月7日、株主優待制度の内容決定および記念優待の実施を発表しました
- 通常優待をQUOカードからデジタルギフト®中心へ移行し「300株以上」区分を新設する新制度自体は既に公表済みで、今回の開示は贈呈品目の正式確定と記念優待の実施が主な内容です(2026年9月末の基準日から適用)
- あわせて、100株以上保有の株主を対象に「たばねのし」商品引換券(1,000円相当)と「箱根ガラスの森美術館」ペア入場券の記念優待が実施されます
- 最低単元(100株)を保有する株主にとっては、通常優待に加えて記念優待分の上乗せがあるため、今回の基準日は通常優待のみの場合より受取価値が大きくなる見込みです(記念優待の継続実施は開示上「今後の状況を踏まえて判断」とされており未定です)。ただし継続保有によるアップグレードは株主番号の連続記載が条件のため、純粋なクロス取引のみでは最低ティア(1年未満・1,000円相当)にとどまります
適時開示情報
本記事は以下の適時開示資料をもとに作成しています。
- 開示日:20260807
- 開示書類:株主優待制度の内容決定および記念優待の実施に関するお知らせ
- TDnet開示情報:株主優待制度の内容決定および記念優待の実施に関するお知らせ(PDF)
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ダイコク電機(6430)の概要
ダイコク電機株式会社は1973年設立、名古屋市中村区に本社を置く企業で、東証プライムおよび名証プレミアに上場しています。事業はホール向け情報システム(遊技場向けコンピュータシステム。売上構成比約84%)とアミューズメント機器(パチンコ・パチスロ関連機器。同約12%)の2本柱で、2024年にはスマート遊技機分野にも参入しています。「ホール向けコンピュータシステムの最大手」という業界内の立ち位置が、株主優待の充実度にもつながっていると考えられます。
株価は2026年8月7日終値で2,407円(前日比+28円)。クロス取引で最低売買単位である100株を取得する場合、この終値ベースで約31.3万円(現物買い240,700円+信用売り保証金30%)の資金が必要です。権利確定月は9月末の年1回で、継続保有期間に応じて優待内容がグレードアップする仕組みが従来から採用されています。
発表内容と旧制度からの変更点
発表の概要
- 発表日: 2026年8月7日
- 内容: 株主優待制度の内容決定(通常優待をデジタルギフト®中心へ移行し「300株以上」区分を新設する新制度自体は既に公表済みで、今回は贈呈品目の正式確定。2026年9月末基準日分から適用)および、記念優待の実施
- 対象: 2026年9月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主
- 案内送付時期: 2026年12月上旬に発送する「配当金計算書」等に「株主優待のご案内」を同封し、WEB上で品目を選択する方式で案内予定(優待品そのものの発送時期ではなく、選択案内の送付時期です)
旧制度(変更前)
これまでダイコク電機は、新型コロナウイルスの影響による業績悪化で2020年9月に一度廃止した優待制度を後に再開し、「QUOカード」を保有株数・継続保有期間に応じて贈呈していました。100株以上・500株以上・1,000株以上という区分があり、1年未満保有では100株で1,000円相当、500株で2,000円相当、1,000株で3,000円相当のQUOカードが贈呈され、継続保有期間が長くなるほど金額が増額される仕組みでした。
新制度(2026年9月末基準日から適用)
新制度では、優待品の中心が「QUOカード」から「デジタルギフト®」(Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、楽天ポイント、dポイント、au PAYギフトカード、nanacoギフト等から選択)へ移行します。ただし当面の間はQUOカードも選択肢として残る予定で、単純な切り替えではありません。保有株数区分も見直され、今回の開示でデジタルギフトの具体的な選択肢と記念優待の内容が正式に確定しました。
| 保有株数 | 1年未満 | 1年以上3年未満 | 3年以上 |
|---|---|---|---|
| 100株以上300株未満 | 1,000円相当 | 2,000円相当 | 3,000円相当 |
| 300株以上 | 4,000円相当 | 5,000円相当 | 6,000円相当 |
旧制度にあった「500株以上」「1,000株以上」という区分は廃止され、代わりに「300株以上」区分が新設されています。継続保有期間の判定は「1年未満:株主名簿に2回以下記載」「1年以上3年未満:連続3〜6回記載」「3年以上:連続7回以上記載」という基準です。
記念優待(2026年9月末基準日・100株以上が対象)
- 箱根ガラスの森美術館ペア入場券(1組2名分):同美術館の開館30周年を記念して贈呈。有効期限は2028年3月末
- 「たばねのし」商品引換券(1,000円相当):2026年4月に株式会社SHUNRIをグループ会社化したことを記念して贈呈。有効期限は2028年3月末
いずれも100株以上保有していれば、継続保有期間を問わず受け取れる記念優待です。開示資料には「今後の継続実施については状況を踏まえて判断いたします」と明記されており、今回限りかどうかは現時点で確定していません。
クロス取引への影響
今回の変更で最低優待株数(100株)自体は変わらないため、クロス取引で優待を狙う場合の必要資金・在庫確保の基本戦略に大きな変化はありません。一方で、以下の点はクロス取引の実務に影響します。
- 今回の基準日(2026年9月末)は記念優待の上乗せがあるため、100株の一般的なクロスでも通常優待(1,000円相当)に加えてたばねのし商品引換券(1,000円相当)と箱根ガラスの森美術館ペア入場券が上乗せされ、通常優待のみの場合より受取価値が大きくなる見込みです(記念優待が今回限りかどうかは開示上未定です)。この上乗せは在庫需要を押し上げる要因になり得るため、権利付最終日が近づく前の早めの在庫確保が重要です
- ⚠️ 純粋なクロス取引のみでは継続保有カウントが積み上がりません。 継続保有によるアップグレード(1年未満1,000円相当→1年以上3年未満2,000円相当→3年以上3,000円相当・100株の場合)は、同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続記載されているかどうかで判定されます。クロス取引は権利落ち日に現渡しで保有株数がゼロに戻り株主番号の連続記録が途切れるため、毎回クロスして決済するだけでは継続保有カウントが積み上がらず、1年未満ティア(1,000円相当)にとどまります。アップグレードを狙う場合は、端株(1株)などを常時保有して株主番号を維持する戦略の検討が必要です(可否は株式事務代行会社への確認を推奨。詳しくは関連記事「ダイコク電機クロス取引コスト試算」を参照してください)
- 300株以上の区分が新設されたことで、300株単位でのクロスを検討する読者も増える可能性がありますが、必要資金が3倍になる点は考慮が必要です
注意点・リスク
- 逆日歩(ぎゃくひぶ):制度信用取引を使う場合のみ発生する品貸料。一般信用取引であれば原則発生しませんが、在庫状況によっては一般信用でも品薄になることがあるため注意してください
- 配当落調整金:ダイコク電機は配当を実施しており、2027年3月期の中間配当(9月末基準日)は会社予想1株40円です(Yahoo!ファイナンス確認)。100株保有の場合、税引前配当は4,000円(40円×100株)ですが、現物側が実際に受け取るのは源泉徴収後の約3,187円(4,000円×(1-20.315%))です。一方、一般信用の信用売り側は源泉徴収が適用されず配当金と同額の4,000円を配当落調整金として満額負担するため、両者は相殺されず差額の約813円が実質コストとして発生します
- 約定不成立:寄り付き前の同時発注でも、買い注文・売り注文の一方しか約定しないケースがあります
- 在庫切れ:今回の記念優待により需要が高まった場合、一般信用の売り在庫が例年より早く枯渇する可能性があります
- 最低取引株数:優待を受け取るための最低保有株数は100株です。単元未満(端株)保有では優待の対象になりません
- 本記事執筆時点(2026年8月8日)の情報であり、優待内容・有効期限・実施条件は今後変更される可能性があります。最新情報は必ず公式IR・TDnet開示原文でご確認ください
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【出典・参考】
– ダイコク電機 適時開示(TDnet):「株主優待制度の内容決定および記念優待の実施に関するお知らせ」 https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260807515194.pdf
– ダイコク電機公式サイト 株主優待制度について: https://www.daikoku.co.jp/ir/ir_investor/yutai/
– 本記事の情報は2026年8月8日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

