【アツギ(3529)】クロス取引コスト試算【2026年9月権利】

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【アツギ(3529)】クロス取引コスト試算【2026年9月権利】

目次

この記事の結論

  • アツギ(3529)の9月株主優待自社ECサイト「ATSUGI ONLINE SHOP」での30%割引(100株保有・1回購入金額10万円まで・期間中3回まで利用可)
  • クロス取引コストの目安: 約55円〜225円(100株・一般信用5日保有の場合。証券会社の現物手数料により幅があり、無料の証券会社なら約55円、SMBC日興証券利用時は一般信用貸株料(年率1.90%)約27円+現物手数料198円(約定代金10万円超20万円以下の区分)で約225円。ただしSMBC日興証券は本稿確認時点で本銘柄の売建可能数量が0株のため、現時点では実行できません)
  • 必要資金(100株): 約134,290円(現物買い103,300円+信用売り保証金30%・2026-08-06終値ベース)
  • 在庫の傾向: 三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)非対応(2026-07-14確認)など証券会社によって取扱いにばらつきがあり、「余裕がある」と楽観視はできません。複数の証券会社で早めの在庫確認を推奨します
  • 継続保有条件: 公式IRに長期保有特典の記載なし(2026-08-09時点)

アツギ(3529)の株主優待内容

アツギは1947年創業のレッグウェア大手で、ストッキング・タイツ・インナーウェアを中心に展開する東証スタンダード上場企業です。株主優待は自社ECサイト「ATSUGI ONLINE SHOP」での割引特典という形で提供されており、自宅で受け取れる利便性の高さが特徴です。

一般信用クロス取引の観点では、証券会社によって取扱い状況にばらつきがある点に注意が必要です。三菱UFJ eスマート証券では2026年7月14日時点の確認で本銘柄(3529)の一般信用(長期)取り扱いが確認できていません(同社kabuステーションAPIの実測データに基づく)。SMBC日興証券の一般信用売建可能銘柄リストには本銘柄の掲載自体はあるものの、本稿確認時点での売建可能数量は0株となっており、掲載はあっても現時点で在庫はありません。証券会社ごとの対応差が大きい銘柄であるため、クロスを実行する前に必ず複数の証券会社で在庫状況を確認することをおすすめします。

項目 内容
証券コード 3529
上場市場 東証スタンダード
権利確定月 3月末・9月末(年2回)
最低必要株数 100株
優待内容 自社ECサイト「ATSUGI ONLINE SHOP」での購入代金30%割引
利用上限 1回の購入代金10万円まで・期間中3回まで
9月権利分の利用期間 12月15日〜翌年5月31日
優待金額(最大相当) 1回あたり最大30,000円割引(10万円購入時)
必要資金(100株) 約134,290円(現物買い103,300円+信用売り保証金30%・2026-08-06終値ベース)

保有株数別の優待内容

公式IR・Yahoo!ファイナンスで確認できる範囲では、100株以上の単一ティアのみが設定されており、保有株数による段階的なアップグレードは現時点で公表されていません。

保有株数 優待内容 利用上限
100株以上 自社ECサイト購入代金の30%割引 1回10万円まで・期間中3回まで

上位ティア(例: 500株以上・1,000株以上)に関する記載は2026-08-09時点の公式情報には存在しません。新設・変更があった場合は適時開示で発表されます。

優待の使い勝手

ATSUGI ONLINE SHOPでは、ストッキング・タイツ・レギンス・靴下・インナー類など、幅広いカテゴリーが揃っています。1回の購入で10万円までに30%割引が適用されるため、フル活用すれば1回あたり最大30,000円相当、期間中3回まで利用すれば最大90,000円相当の値引きを受けられる計算になります。

ただし日常的な購入であれば1回数千円〜1万円程度の利用が現実的なため、実際の節約額は数千円〜1万円規模となるケースが多いと考えられます。

クロス取引コスト試算

証券会社・株価・保有日数を入力すると、貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で算出されます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

※株価は2026-08-06の終値(1,033円)を使用。株価変動により実際のコストは異なります。

試算の前提

  • 株価: 1,033円(2026-08-06終値)
  • 取得株数: 100株
  • 取得金額: 103,300円
  • 信用売り保証金(30%): 約30,990円
  • 必要資金合計: 約134,290円
  • 保有日数: 5日(権利付最終日の前週木曜にクロス → 権利落ち日に現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)決済)

一般信用短期(SBI証券・年率3.9%相当)を5日保有した場合の貸株料は概算で約55円(1,033円×100株×3.9%÷365×5日)です。これに加わる現物売買手数料は証券会社ごとに異なります。SBI証券(ゼロ革命、インターネットコース・電子交付設定が条件)・楽天証券(ゼロコース、SOR利用同意が条件)・三菱UFJ eスマート証券(SOR利用)・GMOクリック証券(インターネット取引)はいずれも条件を満たせば無料です。松井証券(ボックスレート)も1日の約定代金合計が50万円以下であれば無料です。一方、SMBC日興証券(ダイレクトコース)は一般信用貸株料が年率1.90%と他社(3.9%)より低いため、5日保有の貸株料は概算で約27円(1,033円×100株×1.90%÷365×5日)に留まりますが、現物手数料が発生し、取得金額103,300円は約定代金10万円超20万円以下の区分に該当するため198円かかります。したがって、手数料無料の証券会社を利用すれば実質コストは貸株料の約55円のみで済み、SMBC日興証券を利用した場合は貸株料約27円と手数料198円を合わせて約225円になります。なお、SMBC日興証券は一般信用売建可能銘柄リストに本銘柄の掲載自体はあるものの、本稿確認時点での売建可能数量は0株であり、現時点ではこの試算どおりに実行することはできません。

なお、アツギは2021年3月期以降、無配が継続しています(最後の配当は2020年3月期の15.00円。2027年3月期の会社予想配当も0.00円・Yahoo!ファイナンス/IRBANK 2026-08-09確認)。そのため現時点では信用売り側で配当落調整金は発生せず、税務処理を気にする必要もありません。今後配当が再開された場合は信用売り側で配当落調整金が発生するため、最新の配当状況は公式IRでご確認ください。

2026年9月権利確定スケジュール

日付 イベント
2026年9月28日(月) 権利付最終日
2026年9月29日(火) 権利落ち日
2026年9月30日(水) 権利確定日(記録日)

権利付最終日の引け時点で現物買い・信用売りを同数保有していれば、株主名簿に記載されて優待を受け取る権利が確定します。

一般信用在庫の取りやすさ

アツギは時価総額約179億円(IRBANK確認・2026-08-07株価ベース)の小型株です。三菱UFJ eスマート証券では2026年7月14日時点の確認で本銘柄(3529)の一般信用(長期)取り扱いが確認できておらず、証券会社によって取扱い状況にばらつきがあります。「在庫が確保しやすい」と一律に判断せず、権利付最終日の数営業日前から複数の証券会社で在庫状況を個別に確認することをおすすめします。

各証券会社の傾向(一般論)

  • SBI証券: 一般信用の在庫数が業界最多級。夜間(19:00頃の在庫補充後)が有力な狙い目です。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。日中の在庫チェックでも間に合うケースがあります。一般信用貸株料(短期)年率3.9%
  • 三菱UFJ eスマート証券: 2026年7月14日時点の確認で、本銘柄(3529)の一般信用(長期)取り扱いがありません。最新の取扱状況は同社サイトでご確認ください
  • SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用貸株料1.15%。ただし本稿確認時点で本銘柄の売建可能数量は0株です
  • 松井証券: ボックスレート。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用貸株料1.15%
  • GMOクリック証券: 無期限一般信用の貸株料年率0.80%が低コスト。サブ口座として在庫を補完する使い方が定番です(短期は年率3.85%)

在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。

クロス取引の実行手順

  1. 権利付最終日の数営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保
  2. 同じ日に現物買い同数(100株)を発注し、同時約定を心がける(理想は寄り付き前の同時注文)
  3. 権利付最終日(9月28日)の引け後、現渡し決済の準備を完了させる
  4. 権利落ち日(9月29日)または翌営業日に、現渡し決済を実行

寄り付き前注文(PTS不可・前日深夜〜当日朝の発注)で現物買いと信用売りを同時に出すと、約定価格が同じになるためコスト計算が単純化します。

注意点・リスク

  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるため、必ず「一般信用」を選択しているか発注画面で確認してください
  • 配当落調整金: アツギは2021年3月期以降無配が継続しており(最後の配当は2020年3月期15.00円。2027年3月期の会社予想も0.00円)、現時点では配当落調整金は発生しません。今後配当が再開された場合は信用売り側で配当金と同額の調整金が発生するため、再開アナウンスがあれば最新情報を必ず確認してください
  • 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。出来高の少ない時間帯に成行で発注すると不利な価格で約定するリスクがあるため、注文時間と注文方法に注意してください
  • 在庫切れ: 三菱UFJ eスマート証券は一般信用(長期)非対応(2026-07-14確認)など証券会社によって取扱いにばらつきがあり、在庫に余裕があるとは限りません。権利付最終日の前日には在庫がなくなることもあるため、早めの確保を推奨します
  • 最低取引株数: 信用取引の最低単位は100株。1株単位での発注はできません
  • NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
  • 優待利用期間の制約: 9月権利確定分の優待利用期間は「12月15日〜翌年5月31日」と定められており、期間外には使えません。計画的に利用してください

まとめ

  • アツギ(3529)の9月優待は、自社ECサイト30%割引(1回10万円まで・期間中3回まで)
  • 100株のクロス取引コストは約55円〜225円(手数料無料の証券会社なら約55円、SMBC日興証券利用時は貸株料約27円+手数料198円で約225円。ただしSMBC日興証券は本稿確認時点で本銘柄の売建可能数量が0株のため現時点では利用不可)。必要資金は約13.4万円(保証金込み)
  • 在庫の動きは証券会社によってばらつきがある(三菱UFJ eスマート証券は一般信用長期非対応)。複数証券会社での早めの確認を推奨
  • アツギは2021年3月期以降無配継続中(最後の配当は2020年3月期15.00円。2027年3月期予想も0.00円)のため、現時点では配当落調整金は発生しない
  • まずはSBI証券・楽天証券で在庫状況をチェックすることから始めてみてください

ストッキング・タイツを日常的に購入する方であれば、30%割引は実質的なメリットが大きい優待です。一方でATSUGI ONLINE SHOPで購入する予定がなければ実利が薄いため、ライフスタイルに合わせて検討することが重要です。

数値・優待内容の最新情報は必ず公式IRページでご確認ください。


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【出典・参考】
– アツギ公式サイト 株主優待ページ: https://www.atsugi.co.jp/ir/yuutai.html
– Yahoo!ファイナンス アツギ(3529)株主優待ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3529.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス アツギ(3529)株価ページ: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3529.T
– Yahoo!ファイナンス アツギ(3529)信用残ページ(2026年7月31日時点・信用売残219,400株を確認): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3529.T/margin
– 株価は2026-08-06終値(1,033円)を使用
– 本記事の情報は2026年8月9日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・Yahoo!ファイナンスでご確認ください
– 投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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