【キャンドゥ(2698)】クロス取引コスト試算【2026年8月権利】

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【キャンドゥ(2698)】クロス取引コスト試算【2026年8月権利】

目次

この記事の結論

  • キャンドゥの8月株主優待は自社店舗で使える優待券(100株保有で20枚・2,000円相当)
  • クロス取引コストの目安: 約35〜171円(GMO無期限0.80%: 約35円、SMBC日興1.90%: 約83円、SBI短期3.9%: 約171円)(100株・一般信用5日保有の場合)
  • 継続保有特典(3年以上)あり: 300株以上の保有で上位ティアの優待を受け取れる
  • 在庫の傾向: 100円ショップの優待として認知度が高く、権利付最終日の2週間前から在庫が減る傾向があります

キャンドゥの株主優待内容

項目 内容
証券コード 2698
会社名 (株)キャンドゥ
権利確定月 8月末日(年1回)
最低株数 100株
優待内容 優待券(1枚100円+税の商品購入に利用可)
優待金額(最低単元・3年未満) 20枚(2,000円相当)
必要資金(株価×最低株数×1.3) 約416,700円(株価3,205円×100株×1.3・2026年6月1日時点)
上場市場 東証スタンダード

キャンドゥは全国に約1,100店舗以上を展開する100円ショップチェーンです(2026年時点)。日用品・食品・季節商品など幅広い商品を取り扱っており、優待券は自社店舗で1枚100円(+税)分の商品購入に利用できます。

優待券は現金との併用も可能で、日常の買い物に使いやすい設計になっています。100円ショップは普段使いの頻度が高いため、優待の消化しやすさという点では評価できる銘柄です。

ただし、100株での優待額は20枚(2,000円相当)とコスト対比でそれほど大きいわけではないため、クロス取引コストとのバランスを慎重に計算することが重要です。

優待の全ティア一覧(保有株数・継続保有期間別)

キャンドゥの優待は保有株数と継続保有期間によって受け取れる枚数が異なります。

保有株数 3年未満 3年以上(継続保有特典)
100株以上 20枚(2,000円相当) 20枚(2,000円相当・変化なし)
300株以上 40枚(4,000円相当) 60枚(6,000円相当)
500株以上 60枚(6,000円相当) 100枚(10,000円相当)
1,000株以上 100枚(10,000円相当) 140枚(14,000円相当)

継続保有特典の条件は「3年以上継続して8月末日時点の株主名簿に同一株主番号で4回以上連続して記載または記録されていること」です。

重要な点として、100株保有については保有期間による枚数増加はありません(20枚のまま)。 継続保有特典(3年以上)で優待枚数が増えるのは300株以上からです。

(出典: Yahoo!ファイナンス 株主優待情報ページ 2026年6月1日確認)

クロス取引のコスト計算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

貸株料の目安(株価3,205円×100株・一般信用5日間保有): 約35〜171円(GMO無期限0.80%: 約35円、SMBC日興1.90%: 約83円、SBI短期3.9%: 約171円)

■ 必要資金(売買資金の目安)

項目 計算式 金額
現物買い
信用売り保証金(30%)
合計(目安)

■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)
実質コスト ---

100株(3年未満)の優待価値2,000円相当に対し、一般信用5日間(貸株料3.9%〜)のコストは概算で以下のとおりです。

証券会社 貸株料率(一般信用) コスト目安(5日間・100株)
SBI証券 短期3.9% 約171円
楽天証券 短期3.9% 約171円
SMBC日興証券 一般信用1.90% 約83円
三菱UFJ eスマート証券 無期限1.10% 約48円
GMOクリック証券 無期限0.80% 約35円

※コストは「株価3,205円 × 100株 × 貸株料率 ÷ 365 × 5日間」の概算値です。現物手数料・売買手数料は証券会社・コースにより異なります。SBI証券「ゼロ革命」、楽天証券「ゼロコース」では現物・信用手数料ともに無料(所定条件あり)。SMBC日興証券ダイレクトコースは現物手数料あり(10万円以下137円など)。

配当落調整金については、キャンドゥが配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。

一般信用在庫の取りやすさ

キャンドゥは100円ショップとして知名度が高く、株主優待もシンプルで使いやすいことから、一般信用の在庫は早めに動く傾向があります。過去の事例では、権利付最終日の2週間前(10〜15営業日前)には各証券会社の在庫が大幅に減少する傾向がみられました。

各証券会社の傾向(一般論)

  • SBI証券: 在庫数が最多クラス。早朝の在庫補充後(19:00頃)が狙い目
  • 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中。補充後に確保するのが有効
  • 三菱UFJ eスマート証券: 長期信用(無期限)が使える。1ヶ月以上前から仕込み可能、貸株料年率1.10%
  • GMOクリック証券: 無期限一般信用の貸株料0.80%が魅力。サブ口座として複数口座での確保も有効
  • SMBC日興証券: ダイレクトコースで在庫を確認。貸株料1.90%

※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。

クロス取引の実行手順

  1. 権利付最終日の10〜15営業日前までに、一般信用売りの在庫を確保する
  2. 在庫確保と同日に現物買いを同数量発注する(同時約定を目指す)
  3. 権利付最終日まで保有(信用売り・現物買いのポジションを維持)
  4. 権利落ち日(または翌営業日)に現渡し(げんわたし)決済を実行する

現渡しとは: 信用売りのポジションに対し、手持ちの現物株を充当して決済する方法のことです。現渡しによって信用買いなどで決済する必要がなくなり、株価変動の影響を受けずに取引を完結できます。

継続保有特典(3年以上)を狙う戦略

300株以上で3年以上継続保有すると、優待が40枚(4,000円相当)から60枚(6,000円相当)に増加します(300株保有の場合)。この継続保有特典を狙う場合の戦略を解説します。

⚠️ 純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません

クロス取引は権利落ち日に現渡しで全株を決済するため、保有株数がゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。

継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。


戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に300株クロス

  1. SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)・マネックス証券(ワン株)などで1株を現物購入・持ち続ける(株主番号の維持が目的)
  2. 各年の権利付最終日:300株をクロス(現物買い300株+一般信用売り300株)→ 合計301株(300株以上の優待条件を満たす)
  3. 権利落ち後:現渡しで300株を決済。1株は持ち続ける
項目 金額(概算)
1株購入(一時費用) 約3,205円
300株クロス 貸株料(5日・3.9%)/回 約513円
1年1回の合計クロスコスト 約513円

⚠️ 端株(1株)での継続記録カウント可否は条件文言によります。キャンドゥの条件は「同一株主番号で4回以上連続して記載または記録」とあります。「株数不問・番号継続のみ」であれば端株1株での維持が有効ですが、実施前に株式事務代行会社への確認を推奨します。


戦略B:現物100株常時保有 + 各基準日に200株クロス

  1. 100株を現物購入・持ち続ける(株主番号維持。100株の優待・配当も受け取れる)
  2. 各年の権利付最終日:200株をクロス(現物買い200株+一般信用売り200株)→ 合計300株
  3. 権利落ち後:現渡しで200株を決済。100株は持ち続ける
項目 金額(概算)
100株購入(継続保有・資金拘束) 約416,700円(×1.3)
200株クロス 貸株料(5日・3.9%)/回 約342円
1年1回の合計クロスコスト 約342円

100株の継続保有により毎年の通常優待(20枚)+配当も受け取れますが、約416,700円(株価3,205円×100株×1.3)が長期間拘束されます。


戦略比較

戦略A(1株+300株クロス) 戦略B(100株現物+200株クロス)
初期費用 約3,205円(1株) 約320,500円(100株)
クロスコスト/回 約513円 約342円
資金拘束 極小(1株分) 約416,700円(×1.3)
継続保有の安定性 △〜◎(端株可否の確認必要)

推奨: 資金拘束を最小化するなら戦略A。クロスコストを抑えたいなら戦略B(ただし約416,700円・株価3,205円×100株×1.3の継続保有資金が必要)。

共通の注意事項

  • 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください。
  • クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください。
  • 端株カウント可否は株式事務代行会社(キャンドゥのIR情報ページに記載)への確認を推奨します。

注意点・リスク

クロス取引を実行する前に、以下のリスクを必ず理解してください。

  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用を使う場合に発生するコスト。一般信用では原則発生しません。ただし、一般信用であることを事前に必ず確認してください。制度信用と一般信用を間違えると、想定外のコストが発生する可能性があります。
  • 配当落調整金(はいとうおちちょうせいきん): キャンドゥが配当を実施している場合、信用売りポジションに対して配当金と同額の「配当落調整金」が請求されます。受け取る配当金と差し引き関係になりますが、税率の違いから実質的なコストが発生することがあります。
  • 約定不成立(かたやくじょう・片約定): 現物買いと信用売りの片方だけが成立するケースがあります。特に流動性の低い時間帯や小型銘柄では注意が必要です。片方のみ約定した場合は速やかに対処が必要です。
  • 在庫切れ: 一般信用の売り在庫は先着順です。権利付最終日直前には在庫がなくなることがあります。早めの確保が有効です。
  • 最低取引株数の制約: キャンドゥの最低単元は100株です。100株単位でのクロスが必要で、端数株数での取引はできません。

まとめ

  • キャンドゥ(2698)の8月優待は自社店舗で使える優待券。100株保有で20枚(2,000円相当)
  • クロス取引コストの目安は約35〜171円(GMO無期限0.80%: 約35円、SMBC日興1.90%: 約83円、SBI短期3.9%: 約171円)(100株・一般信用5日保有)
  • 継続保有特典(3年以上・300株以上)を狙う場合は端株戦略または現物保有+クロスの組み合わせが有効
  • 日用品に使いやすい優待券ですが、クロスコストと優待額のバランスを計算したうえで判断することをお勧めします

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【出典・参考】
– キャンドゥ 公式IR(株主優待): https://www.cando-web.co.jp/ir/yutai.pdf
– Yahoo!ファイナンス キャンドゥ(2698)株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2698.T/incentive
– Yahoo!ファイナンス キャンドゥ(2698)株価: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2698.T
– 本記事の情報は2026年6月1日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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