【力の源HD(3561)】クロス取引コスト試算【9月権利】

type=食事券|co=力の源ホールディングス|code=3561|val=2000|desc=100株以上: 【1年未満保有】|shares=100|months=3月末,9月末|color=#5a3a00

【力の源HD(3561)】クロス取引コスト試算【9月権利】

目次

この記事の結論

  • 力の源ホールディングスの9月株主優待100株保有・1年未満で2,000円分の食事割引カード(一風堂等で利用可能)
  • 同一株主番号で連続3回以上記録(最短1年半)すると同じ100株で4,000円分に増額される
  • クロス取引コストの目安(参考値): 約18〜86円(100株・一般信用5日利用・2026年8月7日終値1,602円ベース、GMOクリック証券無期限年率0.80%で約18円、SBI証券/楽天証券短期年率3.90%で約86円)
  • 必要資金(100株): 約208,260円(現物買い160,200円+信用売り保証金30%・2026年8月7日終値ベース)
  • 9月末は中間配当の基準日にあたり、配当落調整金として実質約244円のコストが別途発生します(2027年3月期会社予想1株12.00円ベース)
  • 在庫の傾向: 三菱UFJ eスマート証券は一般信用の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も本稿確認時点で売建可能数量0株。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券を中心に確認してください
  • おすすめ証券会社(いずれも本銘柄の一般信用取扱いは未確認): SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券。まずは在庫の有無をご確認ください
  • 継続保有条件: あり(3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記録、最短1年半)

力の源ホールディングスの株主優待内容

力の源ホールディングス(3561)は「一風堂」を中心にラーメンチェーンを国内外で展開している企業です。株主優待は年2回(3月末・9月末)の権利確定で、100株・1年未満保有の場合は食事割引カード(電子カード)のみとなります。500株以上保有、または継続保有1年以上を達成した場合は食事割引カード・ECサイトクーポン・寄付の3択から選択できます(出典: Yahoo!ファイナンス優待情報、松井証券マーケット情報)。

項目 内容
証券コード 3561
権利確定月 3月末・9月末(年2回)
最低株数 100株
優待内容 食事割引カード(電子カード)のみ(500株以上保有、または1年以上継続保有で3択に拡大)
優待金額(100株・1年未満) 2,000円分/回
必要資金(株価×最低株数) 約208,260円(株価1,602円×100株×1.3・2026年8月7日終値ベース)

食事割引カードは「一風堂」「IPPUDO RAMEN EXPRESS」「名島亭」「因幡うどん」の各店舗で利用できます。10円単位での利用が可能で、使い勝手のよい優待内容です。ECサイトクーポンは公式オンラインストアでの一風堂商品の購入に使用できます。

食事割引カードの有効期限は、公式サイトに明記された具体的な期限の記載はありませんが、複数の株主優待情報サイトの実績報告では届いてから約半年間とされています。9月末権利確定分は例年1月頃に発送され、翌年7月末頃までが有効期限の目安です(3月末権利確定分は例年7月頃発送・翌年1月末頃まで)。正確な有効期限は届いたカードの記載を必ずご確認ください。

保有株数・保有期間別 優待額一覧

保有株数と継続保有期間の組み合わせで受け取れる優待額が変わります。全ティアの詳細は以下のとおりです。

保有株数 1年未満(継続保有3回未満) 1年以上(継続保有3回以上)
100〜499株 2,000円分/回 4,000円分/回
500〜999株 8,000円分/回 10,000円分/回
1,000〜2,999株 10,000円分/回 15,000円分/回
3,000株以上 15,000円分/回 20,000円分/回

(出典: 力の源ホールディングス 株主優待ページ / Yahoo!ファイナンス 優待情報 2026年確認分)

継続保有1年以上の条件は「3月末および9月末の株主名簿に100株以上の保有を、同一株主番号で連続して3回以上記録または記載されること」と定義されています。年2回の基準日があるため、最初の記録から3回目の記録まで最短1年半(18ヶ月)かかる計算です。

クロス取引のコスト計算

証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料(かしかぶりょう。一般信用取引で株を借りる際にかかる利用料)・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。

クロス取引コスト計算

証券会社
株価(円)
株数
保有日数(日)

実質コスト ---

このサイトが扱うのは一般信用でのクロス取引が主体です。一般信用の配当落調整金には源泉徴収の減額が適用されず、配当金と同額(100%)を信用売り側で支払う一方、現物側が実際に受け取る配当金は源泉徴収後(約79.685%)の金額になります。したがって両者は相殺されず、「配当金×20.315%」が実質コストとして発生します。

力の源ホールディングスは9月末を基準日とする中間配当を実施しており、2027年3月期の会社予想は1株12.00円です(Yahoo!ファイナンス確認)。100株保有の場合、税引前配当は1,200円、現物側の税引後受取額は約956円となり、差額の約244円が実質コストとして発生します。特定口座(源泉徴収あり・配当受入あり・株式数比例配分方式)であれば、通常は証券会社が年末に他の譲渡益・配当所得と自動的に損益通算し、還付が生じる場合は翌年初に口座へ自動入金されます。損失が残る場合は確定申告で最大3年間繰り越せます。

2026年9月の権利スケジュールは以下の通りです(権利確定日は公式IRで確認済み)。

日程 日付
権利付最終日 2026年9月28日(月)
権利落ち日 2026年9月29日(火)
権利確定日 2026年9月30日(水)

一般信用の短期売りを使う場合、権利付最終日までの保有日数を5日間と想定すると、貸株料は証券会社によって異なります。SBI証券・楽天証券の短期一般信用(年率3.9%)では約86円、GMOクリック証券の無期限一般信用(年率0.80%)では約18円です(いずれも株価1,602円×100株・保有5日間ベース)。逆日歩(ぎゃくひぶ。証券金融会社を介した貸借取引で株不足が生じた場合に発生する品貸料)は制度信用取引でのみ発生し、一般信用取引では発生しません。一般信用を使うことでコストの予測が立てやすいのが利点です。

一般信用在庫の取りやすさ

力の源ホールディングスは、優待改定(2025年3月から最低株数が500株→100株に引き下げ)により、優待取得のハードルが下がったため、クロス取引の需要が高まっていると考えられます。権利付最終日の1〜2週間前には在庫が少なくなる傾向がある銘柄ですが、権利月が3月と9月の2回あるため、両月ともに在庫状況を早めに確認する習慣をつけることをお勧めします。三菱UFJ eスマート証券は一般信用の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も本稿確認時点で売建可能数量0株のため、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券を中心に在庫を確認してください。

各証券会社の傾向(一般論)

  • SBI証券: 在庫数が最多クラスとされますが、本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。夜間(19:00頃の在庫補充後)が狙い目。一般信用短期の貸株料は年率3.9%
  • 楽天証券: 在庫補充タイミングが日中とされますが、本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。ゼロコース利用でスプレッド含むコストを抑えられます。一般信用短期の貸株料は年率3.9%
  • 三菱UFJ eスマート証券: 本記事執筆時点(kabuステーションAPI、2026-07-14確認)で一般信用の個別取扱いが確認できていません(一般信用貸株料は年率1.10%ですが、本銘柄での利用可否は未確認です)
  • SMBC日興証券: ダイレクトコース。一般信用貸株料(売方)年率1.90%・制度信用1.15%。本稿確認時点(一般信用売建可能銘柄リスト、2026年8月時点)では売建可能数量が0株です。権利日まで数週間あるため在庫が補充される可能性はありますが、現時点では利用できない可能性が高いです
  • 松井証券: ボックスレート。本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。一般信用貸株料(無期限)年率2.00%・制度信用1.15%
  • GMOクリック証券: サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的ですが、本銘柄の一般信用取扱いは未確認です。一般信用貸株料 短期3.85%・無期限0.80%

※在庫状況は日々変動します。三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券は本稿確認時点で利用できない可能性が高いため、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券を中心に確認してください。

継続保有特典(連続3回記録・1年以上)を狙う戦略

100株保有で同一株主番号での連続3回以上記録(最短1年半)を達成すると優待額が2,000円→4,000円に倍増します(1回あたり)。ただし、この条件を達成するには注意が必要です。

純粋なクロスのみでは継続記録が積み上がりません

クロス取引は権利落ち日に現渡し(げんわたし。買った現物株をそのまま信用売りの返済に充てる決済方法)で全株を決済するため、保有株数がゼロになります。ゼロになった期間に株主番号がリセットされる可能性があり、継続保有のカウントが途切れます。

継続保有特典を狙うには、基準日と基準日の間も株を保有し続けて株主番号を維持する必要があります。


戦略A:端株(1株)常時保有 + 各基準日に100株クロス

  1. SBI証券(S株)・楽天証券(かぶミニ)などで1株を現物購入・持ち続ける(株主番号の維持が目的)
  2. 各基準日の権利付最終日:100株をクロス(現物買い100株+一般信用売り100株)→合計101株(100株以上の優待条件を満たす)
  3. 権利落ち後:現渡しで100株を決済。1株は持ち続ける
項目 金額(目安)
1株購入(一時費用) 約1,602円
100株クロス 貸株料(短期5日)/回 約86円(SBI短期・年率3.9%・5日)
年2回(3月・9月)合計 約172円

端株(1株)での継続記録カウント可否は条件文言によります。本銘柄の条件は「同一株主番号で連続して3回以上記録または記載」であり、株数の下限指定は「100株以上」です。端株1株のみでは基準日に「100株以上」の条件を満たさないため、基準日には必ず単元(100株)クロスを実施して合計101株以上にする必要があります。1株常時保有の目的はあくまで株主番号の維持のみです。実施前に株式事務代行会社への確認を推奨します。


戦略B:現物100株常時保有 + 継続保有記録のみ(クロスなし)

  1. 100株を現物購入・持ち続ける(配当・優待を通常通り受け取れる)
  2. 各基準日に追加クロスは不要。100株を保有したまま基準日を迎える
  3. 3回連続記録(1年以上)で継続保有特典を自動的に受け取れる
項目 金額(目安)
100株購入(継続保有・資金拘束) 約160,200円(株価1,602円×100株)
追加クロスコスト/回 0円
年2回合計 0円(資金拘束が必要)

100株分の資金(約160,200円)が長期間拘束されますが、クロスコストがかかりません。配当収入(2027年3月期会社予想 中間12.00円・期末12.00円)も受け取れます。


戦略比較

戦略A(1株+100株クロス) 戦略B(現物100株常時保有)
初期費用 約1,602円(1株) 約160,200円(100株)
クロスコスト/回 約86円(SBI短期5日) 0円
資金拘束 極小(1株分) 約160,200円
継続保有の安定性 △〜◎(要確認)

資金拘束を最小化するなら戦略A。クロスコストを抑えて通常の株主として優待・配当を両取りするなら戦略Bが有力な選択肢です。

共通の注意事項

  • 継続カウント中に証券口座を変えると株主番号がリセットされます。端株・現物株の保有口座は固定してください。
  • クロス(信用売り)はどの証券会社でも構いませんが、常時保有する現物株の口座は変えないでください。
  • 端株カウント可否は株式事務代行会社(力の源ホールディングスのIR情報ページに記載)への確認を推奨します。
  • 貸株サービス: 継続保有を狙って常時保有する端株1株・現物100株で証券会社の貸株サービスを有効にしていると、名義が証券会社に移り株主名簿に記載されなくなるため、株主番号の継続記録に影響を与える可能性があります。株主番号を維持したい口座では貸株サービスをオフにしておくことを推奨します(クロスの信用売り口座は対象外)。

注意点・リスク

クロス取引の実行手順

  1. 権利付最終日(2026年9月28日)の1〜2週間前に、一般信用売りの在庫を確認・確保
  2. 在庫確保と同時に現物買い100株を発注(売り・買いを同時に約定させる)
  3. 権利付最終日の引け後、現渡し決済の準備をする
  4. 権利落ち日(2026年9月29日)または翌営業日に現渡し決済を実行

クロス取引の基本的な仕組みについてはクロス取引(つなぎ売り)とは?株主優待を低コストで取得する方法をあわせてご参照ください。

継続保有条件のある銘柄で端株を活用する方法は端株戦略とは?継続保有条件のある銘柄でクロス取引する方法でも詳しく解説しています。

  • 逆日歩(ぎゃくひぶ): 制度信用取引でのみ発生する品貸料です。一般信用取引では発生しません。必ず一般信用であることを確認してください
  • 配当落調整金: 一般信用の配当落調整金は源泉徴収なしで配当金と同額(100%)を負担する一方、現物側の受取配当は源泉徴収後(約79.685%)にとどまるため、両者は相殺されず「配当金×20.315%」が実質コストとして発生します。力の源ホールディングスは9月末を基準日とする中間配当(2027年3月期会社予想1株12.00円)を実施しており、100株保有なら実質約244円のコストです。特定口座であれば通常は証券会社が年末に自動的に損益通算・還付処理を行いますが、損失が残る場合は確定申告で繰り越せます
  • 約定不成立(片約定): 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります。特に値動きが大きい日には注意が必要です
  • 在庫切れのリスク: 一般信用の在庫は需要によって日々変動します。前述のとおり三菱UFJ eスマート証券・SMBC日興証券は本稿確認時点で利用できない可能性が高く、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券も本銘柄の取扱いは未確認です。在庫がなくなった場合に制度信用へ切り替える選択肢もありますが、その場合は逆日歩リスクが生じる点を認識してください
  • NISA口座は使えません: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください
  • 食事割引カードの有効期限: 公式サイトに明記された具体的な期限の記載はありませんが、複数の株主優待情報サイトの実績報告では届いてから約半年間とされています。9月末権利確定分は例年1月頃発送・翌年7月末頃までが目安です。正確な有効期限は届いたカードの記載を必ずご確認ください

一般信用と制度信用の違いについては一般信用と制度信用の違い|クロス取引で使うべきはどっち?で詳しく解説しています。

9月権利確定の他銘柄もあわせて検討したい方は2026年9月権利のクロス取引カレンダーをご参照ください。

まとめ

  • 力の源ホールディングス(3561)の9月優待は、100株保有・1年未満で2,000円分の食事割引カード(一風堂等)
  • クロス取引コストは100株・一般信用5日間で約18〜86円の見込み(1,602円×100株ベース、証券会社により異なる)。加えて9月末は中間配当の基準日にあたり、実質約244円の配当落調整金コストが別途発生する
  • 同一株主番号で連続3回以上記録(最短1年半)すると優待額が4,000円分に倍増するため、長期保有戦略も選択肢になる
  • 三菱UFJ eスマート証券は一般信用の個別取扱いが確認できず、SMBC日興証券も本稿確認時点で在庫0株です。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券・松井証券についても本銘柄の一般信用取扱いは未確認のため、まずは各社の在庫状況をチェックしてみてください
  • 在庫確保は権利付最終日の1〜2週間前を目安に動き始めることをお勧めします

【出典・参考】
– 力の源ホールディングス 株主優待ページ: https://www.chikaranomoto.com/ir/benefit
– Yahoo!ファイナンス 株主優待(3561): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3561.T/incentive
– 株価データ(Yahoo!ファイナンス・2026年8月7日終値1,602円確認): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3561.T
– 配当情報(Yahoo!ファイナンス・2027年3月期会社予想 中間12.00円・期末12.00円を確認): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3561.T/dividend
– ザイ・オンライン 優待変更記事: https://diamond.jp/zai/articles/-/1045148
– 三菱UFJ eスマート証券の一般信用取扱い状況(kabuステーションAPI、2026-07-14確認)
– SMBC日興証券 一般信用売建可能銘柄リスト(2026年8月時点、3561は売建可能数量0株を確認)
– 本記事の情報は2026年8月10日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次