【あさくま(7678)】株主優待のクロス取引コスト試算【2026年7月権利・株式分割予定】
この記事の結論
- あさくまHDの7月優待は 全員最低3,000円分の食事券が保証された抽選型優待(抽選で最大50,000円相当)
- 1月優待は 100株以上で4,000円分食事券が確定取得(抽選なし)
- クロス取引コストの目安: 約360〜610円(100株・一般信用利用・保有日数5〜30日)
- 2026年8月1日に1:2の株式分割予定。現在の必要資金は約677,000円
- 在庫の傾向: 食事券系銘柄のため中程度。権利付最終日の1週間前には確認を推奨
- おすすめ証券会社: SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券(コスト重視)・三菱UFJ eスマート証券(早期確保)
あさくまの株主優待内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 7678 |
| 銘柄名 | あさくま(株) |
| 権利確定月 | 7月末日・1月末日(年2回) |
| 最低株数 | 100株 |
| 優待内容(7月) | 抽選式食事券(全員最低3,000円分保証) |
| 優待内容(1月) | 4,000円分食事券(確定) |
| 必要資金(分割前・100株) | 約677,000円(株価6,770円×100株) |
「ステーキのあさくま」を展開するあさくまは、東証スタンダード上場のステーキレストランチェーンです。株主優待の特徴は、7月末に抽選式で実施される点ですが、抽選に外れた株主にも全員3,000円分の食事券が贈呈される仕組みになっています。いわゆる「外れなし」の抽選型優待です。
1月末の優待は確定で4,000円分食事券が受け取れます。年2回合計で最低7,000円分(7月は抽選によってはさらに多く)の食事券が取得できます。
食事券はあさくま直営店・FC店舗加盟店(通販サイトを含む)で利用でき、有効期限は券面に記載された日付までです。
(出典: あさくま公式IR株主優待ページ、Yahoo!ファイナンス 7678.T 株主優待欄)
7月末の抽選式優待・全7段階の内訳
7月末日時点の100株以上保有株主を対象に、以下の段階で抽選が行われます。
| 等 | 内容 | 金額相当 | 予定人数 |
|---|---|---|---|
| ①1等 | 食事券 | 50,000円分 | 100名 |
| ②2等 | あさくまおせち(松) | 30,000円相当 | 100名 |
| ③3等 | あさくまおせち(竹) | 20,000円相当 | 100名 |
| ④4等 | 1ポンドシェアステーキ食事券 | 14,500円相当 | 200名 |
| ⑤5等 | 食事券 | 10,000円分 | 200名 |
| ⑥6等 | 食事券 | 5,000円分 | 600名 |
| ⑦残り全員 | 食事券 | 3,000円分 | 上記①〜⑥以外の全株主 |
注意点として、①〜⑥の抽選に外れた全ての株主(⑦)にも3,000円分の食事券が届きます。当選者数が設定されているのは①〜⑥のみで、⑦の「残り全員」部分には人数制限がありません。クロス取引で取得した場合でも、この仕組みは同様に適用されます。
なお、2027年7月末以降(株式分割後)は、落選者への食事券が「100株以上199株以下: 2,000円相当、200株以上: 4,000円相当」に変更される予定です。 2026年7月末の権利分は分割前の基準が適用されます。
(出典: あさくま公式IR株主メモページ、kabutan.jp 7678優待情報)
株式分割(2026年8月1日予定)について
あさくまは2026年8月1日を効力発生日として、1:2の株式分割を実施する予定です(2026年4月15日適時開示)。
| 項目 | 分割前(現在) | 分割後(参考) |
|---|---|---|
| 株価(目安) | 6,770円 | 約3,385円 |
| 最低株数 | 100株 | 100株 |
| 必要資金(100株) | 約677,000円 | 約338,500円 |
2026年7月29日(水)の権利付最終日は、株式分割前の日程です。 今回の7月権利分については、現在の株価・株数(分割前)でクロス取引を行う必要があります。分割後の参考株価・必要資金は目安であり、実際の株価は市場の変動によって異なります。
分割後は購入に必要な資金が約半分になる見込みであることから、取得しやすくなる可能性があります。ただし、分割後の在庫状況・コストについては現時点では確認できません。
クロス取引のコスト計算
証券会社・株価・保有日数を入力すると貸株料・手数料の合計コストを自動計算できます。権利付最終日・権利落ち日は権利確定日から自動で表示されます。
■ 必要資金(売買資金の目安)
■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
クロス取引用の証券口座を開設する
一般信用売建(つなぎ売り)に対応した口座が必要です。口座開設・年会費は無料です。
- SBI証券 (短期・無期限対応・在庫最大級・ゼロ革命(手数料0円)) →
- 楽天証券 (短期・無期限対応・ゼロコース(手数料0円)) →
- 松井証券 (無期限一般信用・1日50万円以下手数料0円) →
- マネックス証券 (短期(15営業日)・無期限対応・貸株料1.10%) →
- 三菱UFJ eスマート証券 (無期限一般信用・貸株料1.10%・現物手数料0円) →
- GMOクリック証券 (短期3.85%・無期限0.80%・手数料0円) →
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参考:貸株料の概算(100株・株価6,770円の場合)
| 証券会社 | 一般信用貸株料率(年率) | 保有5日の概算コスト | 保有14日の概算コスト |
|---|---|---|---|
| SBI証券(短期) | 3.9% | 約361円 | 約1,012円 |
| 楽天証券(短期) | 3.9% | 約361円 | 約1,012円 |
| 松井証券(短期) | 3.9% | 約361円 | 約1,012円 |
| SMBC日興証券(一般信用) | 1.90% | 約176円 | 約492円 |
| GMOクリック証券(無期限) | 0.80% | 約74円 | 約208円 |
| 三菱UFJ eスマート証券(長期) | 1.10% | 約102円 | 約285円 |
計算式: 株価6,770円 × 100株 × 貸株料率 ÷ 365 × 保有日数。現物買いの手数料は各社の取引コースによって0円〜数百円の範囲で異なります。
配当落調整金については、あさくまが配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
最新の貸株料率は各証券会社の公式サイトでご確認ください。
一般信用在庫の取りやすさ
あさくまは東証スタンダード上場の中型銘柄で、7月末権利の食事券系優待銘柄です。株主数が多すぎず少なすぎない規模のため、一般信用在庫は比較的確保しやすい傾向にありますが、権利付最終日に近づくにつれ在庫が減少するリスクがあります。
権利付最終日の1週間前(7月22日前後)までに在庫状況を確認し、在庫があれば早めに建て玉を確保することを推奨します。
各証券会社の傾向(一般論)
- SBI証券(ゼロ革命・インターネットコース・電子交付設定条件): 在庫数が最多クラス。毎日夜間の在庫補充後(19時台)が狙い目
- 楽天証券(ゼロコース・SOR利用同意条件): 日中に在庫補充が入るタイミングがある
- 三菱UFJ eスマート証券(SOR利用で手数料無料・貸株料年率1.10%): 長期信用が使えるため、権利付最終日の1ヶ月以上前から在庫確保が可能。貸株料は低め
- GMOクリック証券(インターネット取引・現物・信用手数料0円・無期限貸株料年率0.80%): 貸株料が最も低い水準。サブ口座として在庫を補完する使い方が一般的
※在庫状況は日々変動します。直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
クロス取引の実行手順(2026年7月権利分)
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 〜7月22日(火)頃 | 一般信用売り在庫を確認・確保 |
| 7月29日(水) | 権利付最終日。一般信用売り+現物買いを同日に発注・約定 |
| 7月30日(木) | 権利落ち日。この日から株価が優待分を反映して動く |
| 7月31日(金) | 権利確定日。この日の株主名簿に記録された株主が優待の権利を取得 |
| 7月30日〜8月1日 | 現渡し(信用売りと現物株を相殺して決済) |
- 権利付最終日(7月29日)に、一般信用売り100株と現物買い100株を同じ日に発注する
- 売り・買いとも約定したことを確認する(片方しか約定しない「片約定」に注意)
- 権利落ち日以降、証券会社の「現渡し」機能で決済を完了する
- 信用売りと現物株が相殺される形で決済され、株式保有がゼロに戻る
現渡しの手数料はSBI証券・楽天証券・GMOクリック証券などでは0円です。各社公式サイトでご確認ください。
注意点・リスク
逆日歩(ぎゃくひぶ)について
逆日歩とは、制度信用取引において売り建てが多くなりすぎた場合に発生する追加コストです。一般信用取引を利用している場合は原則として発生しません。あさくまをクロス取引で取得する場合は、一般信用を選択してください。一般信用であることは注文時の「信用区分」で確認できます。
配当落調整金について
あさくまが配当を実施している場合、信用売り側で「配当落調整金」が差し引かれます。配当金と同額が差し引かれるため、配当相当額はコストの一部となります。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
約定不成立(片約定)リスク
一般信用売りと現物買いを同時に発注しても、片方だけ成立するケースがあります。寄り付き(前場始値)での注文を活用するか、約定を都度確認する習慣をつけてください。
NISA口座はクロス取引に使えません
信用取引(一般信用売り)はNISA口座では行えません。特定口座または一般口座で実施してください。
在庫枯渇リスク
権利付最終日が近づくと一般信用の在庫が枯渇するリスクがあります。在庫がなくなった場合、一般信用でのクロス取引は実施できません。権利付最終日の1週間前を目安に各証券会社の在庫状況を確認してください。
最低取引株数について
あさくまの優待最低株数は100株です。1株・10株など単元未満での優待取得はできません。信用売りも100株単位で発注します。
必要資金が大きい点に注意
株式分割前の現在、100株の必要資金は約677,000円です。現物買いのための資金を証券口座に用意しておく必要があります。
株式分割前の最後の7月権利分
2026年8月1日に1:2の株式分割が予定されており、2026年7月末の権利分が分割前の最後の取得機会です。分割後は必要資金が約半分になる見込みですが、分割後の優待内容・落選者への食事券金額も変更される点に注意してください(前述の通り、2027年7月以降は落選者の贈呈額が株数に応じた段階制になります)。
まとめ
- あさくまの7月優待は「全員最低3,000円分食事券が保証された抽選型」。当選すれば最大50,000円分の食事券が受け取れます
- 1月優待(4,000円分食事券・確定取得)と合わせると、年間最低7,000円分の食事券が取得できます
- クロス取引コストは100株・5日保有でSBI証券・楽天証券・松井証券(短期)なら約361円、GMOクリック証券(無期限)なら約74円が目安です
- 2026年7月29日(水)が権利付最終日。株式分割前の最後の7月権利分のため、資金計画を早めに立てておくことをお勧めします
- 在庫確認は権利付最終日1週間前を目安に、SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・GMOクリック証券の順に確認してみてください
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【出典・参考】
– あさくま公式IR 株主メモ: https://www.asakuma.co.jp/irinfo/stock/
– Yahoo!ファイナンス 7678 株主優待: https://finance.yahoo.co.jp/quote/7678.T/incentive
– 株探 7678 株主優待: https://s.kabutan.jp/stocks/7678/yutai/
– あさくま 株式分割及び株式優待制度の実質的拡充(2026年4月15日適時開示): https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20260414503359/
– 本記事の情報は2026年5月31日時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
投資判断は読者自身の責任で行ってください。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

