【速報】進学会HD(9760)が株主優待制度の変更を発表 QUOカード取得条件を500株以上に引上げ
この記事の結論
- 進学会ホールディングス(9760)が2026年6月4日に株主優待制度の変更を発表
- QUOカードの取得基準を100株以上から500株以上に引き上げ、額面は500円から1,000円に増額
- 100株保有者はQUOカードを受け取れなくなり、自社施設利用割引券3,000円分のみとなる
- 適用開始は2027年3月末基準日から(2026年6月4日開示・次回権利月から適用)
- クロス取引で100株を取得していた個人投資家にとっては、実質的な優待利回りが大きく低下する変更
適時開示情報
本記事は以下の適時開示資料をもとに作成しています。
- 開示日:2026年6月4日
- 開示書類:株主優待制度の内容変更に関するお知らせ
- TDnet開示情報:株主優待制度の内容変更に関するお知らせ(PDF)
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進学会ホールディングス(9760)の概要
進学会ホールディングスは、北海道を地盤に「北大学力増進会」「東北大進学会」「東大進学会」「名大進学会」「京大進学会」「九大進学会」などの学習塾事業を全国展開する持株会社です。学習塾事業のほか、フィットネスクラブの運営も手掛けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 9760 |
| 上場市場 | 東証スタンダード |
| 権利確定月 | 3月末 |
| 最低株数 | 100株 |
| 株価(2026/6/4終値) | 110円 |
| 必要資金(100株) | 約14,300円(現物買い11,000円+信用売り保証金30%) |
| 必要資金(500株) | 約71,500円(現物買い55,000円+信用売り保証金30%) |
発表内容
2026年6月4日、進学会ホールディングスは「株主優待制度の内容変更に関するお知らせ」を適時開示しました。今回の発表のポイントは、QUOカード優待の取得基準株数を100株以上から500株以上に引き上げる一方、額面は500円分から1,000円分へ増額するという内容です。
自社施設(学習塾・スポーツクラブ)の利用割引券3,000円分については、引き続き100株以上の保有で取得可能となっています。
新しい優待制度は2027年3月末日を基準日とする株主名簿に記載・記録された株主から適用されます(2026年6月4日開示時点で2026年3月末基準日は既に過ぎているため、次回権利月である2027年3月末からの適用となります)。
何が変わったのか(旧→新)
今回の制度変更を、保有株数ごとに整理すると以下のようになります。
| 保有株数 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 100株以上 | 自社施設利用割引券3,000円分 +QUOカード500円分 |
自社施設利用割引券3,000円分のみ (QUOカード廃止) |
| 500株以上 | 自社施設利用割引券3,000円分 +QUOカード500円分 |
自社施設利用割引券3,000円分 +QUOカード1,000円分 |
100株保有者にとっては、これまで受け取れていたQUOカード500円分がなくなる実質減額となります。一方、500株以上の長期保有株主にとっては、QUOカード額面が500円から1,000円に倍増する実質増額です。
QUOカード優待の取得ハードルが5倍に引き上げられた形で、個人投資家のクロス取引による「お得な額面換金」需要を抑え、長期保有株主への還元を厚くする方向への見直しと考えられます。
クロス取引への影響
進学会ホールディングスの株価は2026年6月4日終値で110円です。100株あたりの取得金額は11,000円と非常に小型で、これまでクロス取引の対象としては「割引券は使わない、QUOカード500円分を取りに行く」という割り切りで取り組む個人投資家が一定数いたとみられます。
今回の変更により、100株クロスでは換金性の高いQUOカードが取得できなくなります。残るのは自社施設利用割引券3,000円分のみとなるため、北海道など進学会グループの学習塾・スポーツクラブが近隣にない投資家にとっては、クロスする実質的なメリットがほぼ失われると言えます。
一方、500株クロスに切り替えれば1,000円分のQUOカードと割引券3,000円分を取得できます。
500株を一般信用クロスする場合のコスト試算は以下の計算ツールで確認できます。
■ 必要資金(売買資金の目安)
■ クロス取引コスト(貸株料+手数料)
| 証券会社 | |
|---|---|
| 株価(円) | |
| 株数 | |
| 保有日数(日) | |
| 実質コスト | --- |
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※ 株価が低いため貸株料の絶対額自体は小さく済みますが、株式手数料の最低料金が相対的に大きく効くケースがある点に注意してください。
なお、配当落調整金は配当を実施している場合に別途発生します。最新の配当状況は公式IRでご確認ください。
一般信用在庫の取りやすさ
進学会ホールディングスは時価総額が小さい銘柄であるため、一般信用売りの在庫数は多くないと予想されます。特に今回の制度変更を受けて500株クロスへ需要がシフトすると、必要株数が5倍になる分、在庫の消費スピードも加速する可能性があります。
権利付最終日の数営業日前から在庫が不足するケースも想定されるため、500株クロスを狙う場合は早めの在庫確保を意識すべきでしょう。
在庫状況は日々変動しますので、直近の在庫情報は各証券会社のサイトでご確認ください。
注意点・リスク
- 逆日歩: 制度信用を使う場合のみ発生(一般信用なら原則ゼロ)。一般信用でも例外的に発生する銘柄もあるので、必ず一般信用であることを確認してください。
- 配当落調整金: 配当のある銘柄は、配当金と同額が信用売り側で「配当落調整金」として相殺されます。所得税の還付タイミングのずれに注意が必要です。
- 約定不成立: 寄り付き前注文でも、買い・売りの片方しか成立しないケースがあります(特に小型銘柄では注意)。進学会HDも小型銘柄に該当するため、約定不成立リスクが相対的に高いと考えられます。
- 在庫切れ: 一般信用売りの在庫は早期になくなる可能性があります。特に制度変更直後の権利月(2027年3月末)は需要動向が読みづらいため、早めの行動を推奨します。
- 最低取引株数: 信用取引は単元株(100株)単位での取引となります。QUOカード優待を狙う場合は500株での発注が必要で、必要資金もその分増えます。
- NISA口座は使えない: クロス取引(信用取引)はNISA非対応です。特定口座または一般口座で実行してください。
- 割引券の換金性: 自社施設利用割引券は学習塾・スポーツクラブの利用者向け優待です。利用予定がない場合、額面どおりの価値として計算するのは適切ではありません。
まとめ
進学会ホールディングス(9760)の今回の優待変更は、100株保有者にとっては実質的にQUOカード500円分の減額となる一方、500株以上の保有者にはQUOカード額面倍増という増額です。
クロス取引の観点では、これまでの「100株クロスでQUOカード500円取得」という戦略が成立しなくなり、500株クロスへの切り替えか、銘柄自体を見送るかの判断が必要となります。新制度は2027年3月末基準日から適用されるため、次回の権利月までに方針を決めておきましょう。
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【出典・参考】
– 進学会ホールディングス 適時開示「株主優待制度の内容変更に関するお知らせ」(2026年6月4日): https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260604562919.pdf
– 進学会ホールディングス 公式IR 株主優待ページ: https://shingakukai.co.jp/ir/yutai/
– Yahoo!ファイナンス 進学会ホールディングス(9760)株価情報: https://finance.yahoo.co.jp/quote/9760.T
– 本記事の情報は2026年6月5日時点のものです。最新情報は必ず公式サイト・TDnet開示原文でご確認ください。
– 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

